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オンライン世界切手カタログ「スタンペディア」創始者のブログです。
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風景10銭の多数貼り

風景10銭の多数貼りとして購入しました。14枚貼りを持っているので枚数では負けるのですが、ホテルの私製封筒との色のバランスが綺麗で、コレクションを作る上でのvisual impactがあるかなぁと思い、入手してみました。

戦前の航空便は、料金解析のしがいがあるマテリアルが多いですが、本マテリアルもその一つです。
封筒の上部には地名がぺんで抹消された Per Avion via Hong Kong, Indoshina, France, ?????と書かれていますので、最初は、その航路の航空便での差し出しを考えていたのでしょう。

しかし、実際には左下にあるようにOsaka-Hsinking(赤ペン書き)Per avion de Chita et au dela(紫のhandstamp、チタ以遠は航空便)に改められ、確かにHsinking の欧文櫛型印(紫INPO) 27.3.37(昭和12)が押捺されています。料金的にも日数的にもこちらが合理的と考えたのでしょうか。

2017年09月02日23時30分56秒_011

1926 10 Sen, block of ten, tied by c.d.s
KOBE CPO to Davos Platz, Switzerland, 12.3.24
1 Yen paid, 35 for airmail fee between Osaka&Hsinking,
60 for airmail fee of Chita-Moscow-Berlin-Geneve


私がすでに展示に使っているマテリアルはこれ。貼り付け枚数は多いし、決して悪くありません。欧文櫛型印がタイしていないのですが、連合の鑑定書付きですので、この点もクリア。宛先の一部が消されているのですが、さほど気になりません。両マテリアルともスペースを取るので、どちらを一軍に上げるか悩みどころです。

S__51363930000000000----------000000.jpg

1926 10 Sen, 14 times franking, tied by roman letter c.d.s in purple
OSAKA to Ecuador, 14 4 36 (Showa 11)
1 Yen 40 Sen correctly paid for airmail letter to Ecuador, 10 for letter and the rest for airmail fee.
The route to Ecuador is between US-Cristobal-Guayaquil



[ 2017年10月10日 07:15 ] カテゴリ:富士鹿・風景 | TB(0) | CM(0)

風景2銭50枚貼り 英国宛て航空書状 昭和10年

風景切手の大先輩からお譲りいただいたカバーです。

風景2銭は大好きな切手なのですが、ここまでの多数はりは持っていなかったので、大変嬉しく思っています。往時の航空書状料金は計算が難しく、本使用例もちょっとわからないところが多いのです。例えば英国宛て航空書状の夏季料金は20gごとに60銭なのですが、それだけでは料金が合いませんし、HSINKING(新京=長春)の欧文櫛型印(紫)も気になります。このあたりの計算は日専の後ろにある料金表だけでやると失敗するので、事例の掲載されたハンドブックも合わせて読み解いて見たいと思います。

いずれにせよ、このマテリアルの展示は、フレーム数の制限が5のうちは難しいと思います。私の「富士鹿・風景」は海外で8フレームで展示したいと考えていますので、その時までに解明できればと思います。

2017年08月08日13時45分52秒_002
2017年08月08日13時45分52秒_003


1926 2 Sen DIE II, 50 times franked with nenuple 6 Sen and a vertilcal pair of 1 Yen tied by c.d.s.
OSAKA-NISHI to London via HSINKING, 10.7.5 ( 1935 )
3 Yen 54 Sen franked for airmail letter to England of the weight between 45g and 60g,
10 + 6 x2 for triple weight surface letter (40-60g),
35 x4 for airmail fee between Japan and Manchuria of 45-60g
and 60 x3 for airmail fee to England of 40-60g.


[ 2017年08月20日 13:45 ] カテゴリ:富士鹿・風景 | TB(0) | CM(2)

風景2銭 戒厳令依開緘

2017年08月08日12時48分02秒_0022017年08月17日09時19分43秒


風景切手の大コレクターである杉山幸比古さんの作品で、美しい「二・二六事件戒厳令査閲便」を見てから長らく探していた同様の使用例をヤフオクでついに入手できました。

同事件にともなうスタンプは大小二種類が使用されたらしいのですが、2/27から3月にかけては主に大型の印が使用されたため、小さい印の使用時期としては初期にあたります。

とはいうものの、杉山さんご所蔵のカバーに比べると、消印が薄く、引受局がそもそもよくわからない。また切手がフレッシュでなく、シェードを判定できない点が大きなマイナスで、さして競ることもなく私の手元にやってきました。

ちなみに査閲便が最もよく見られるのは、田沢3銭切手の貼られた内国書状で、印刷物(2銭)や外信書状(10銭)は少ないながらも存在します。査閲印の押捺箇所は、大型印は表が多く、小型印は封筒の裏が多いと感じます。



1926 2 Sen DIE II tied by c.d.s.
(SHIBUYA ? ) to Omori, 11.3.15 ( 1936 )
2 Sen correctly paid for unsealed envelope

その後、美封堂さんのご指摘により差し出し局はASAKUSAと判明!
[ 2017年08月15日 13:20 ] カテゴリ:富士鹿・風景 | TB(0) | CM(2)

1922年シリーズ3種貼り、初年度3月の使用例。もちろん 1st Impression

友人のT情報に基づき、Ebayで必死の覚悟で落とした(実際は、数千円程度)オンピースです。

1922年シリーズ3種貼りの初年度使用例です。だいぶ古い情報になりますが、郵趣研究47号(JPS,)によれば、3種貼りには、1922.1.27、1922.5.1、1922.5.8が古い使用例として報告されています(内、図版のあるのは5.1のみ)ので、1922.3.21は情報上は最古ではないのですが、初期の使用例といえます。オンピースである点が残念ですが、私としてはどうしても入手したかった理由です。

ちなみにこのマテリアル含めて、郵趣研究に報告されている1922年シリーズ初期の3種完貼りは、全て、芝高輪北町局で抹消されているようです。この郵便局を頻繁に利用していた著名郵趣家の一人が木村梅次郎です。そう考えてわずかに残る筆跡を見ると、確かに木村梅次郎の筆跡に見えます。同時期に彼がドイツの収友に差し出したカバーを何通かチェックすれば、案外宛名人もわかるのではないかと期待しています。

2017年08月08日12時48分02秒_001


1922 issue all three stamps franked, and tied by c.d.s. with roman letter c.d.s. in purple
SHIBA-TAKANAWA-KITAMACHI, 11.3.21 (1922 )
60 Sen in total could be for triple weight registered letter to Germany
[ 2017年08月11日 12:48 ] カテゴリ:富士鹿・風景 | TB(0) | CM(0)

改色20銭 DIE II 4枚貼り 満鉄付属地発 米国宛航空書状 日満間も航空逓送

インドネシア出張で入手したマテリアルです。

改色20銭 DIE II の気の利いた複数貼りを探していたところ、満鉄付属地のラスト(1937年11月末)に近い日付の使用例があったので買い求めた次第です。帰国後調べたところ、航空郵便の範囲が米国内に加えて日満間も対象になっており、適正料金が納付されていました。私は昭和初期の航空郵便の適正料金にはさほどこだわりませんが、やはり適正であれば嬉しくはあります。好ましい使用例と言えましょう。

私の収集範囲外ですが、昭和切手の専門家によれば、昭和12年8月発売の東郷4銭の、満鉄付属地使用の可能性は三ヶ月強しかなく、その点では珍しいマテリアルなのだそうです。昭和切手はもう私は集めていないのですが、確かに富士鹿4錢・昭和白紙との切り替わりの遅さから昭和12年使用例がふんだんにあるわけでないことを考えると、満鉄付属地における使用例はより一層少ないことはなるほど類推できます。

なお、このカバーは、クラシック切手をやっている身からするととても綺麗なカバーだなぁと思うのですが、その経験のない方からすると雑多な混貼りという印象を受ける人も多いかと思います。良いカバーの基準は時代によりかわりますからね。


2017年08月08日11時19分13秒_004

1929 20 Sen Die II, two vertical pairs franked with e.t.c., tied by roman letter c.d.s. in purple
MOKUDEN / I.N.P.O. to Massachusetts, USA, 8.10.37 ( Showa 12 )
95 Sen correctly paid for airmail letter between Manchuria and USA via Japan,
20 for surface letter, 35 for airmail fee between Manchuria and Japan and 40 for airmail fee in US.
[ 2017年08月08日 11:52 ] カテゴリ:富士鹿・風景 | TB(0) | CM(0)
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