Stampedia founder's blog

オンライン世界切手カタログ「スタンペディア」創始者のブログです。
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風景2銭50枚貼り 英国宛て航空書状 昭和10年

風景切手の大先輩からお譲りいただいたカバーです。

風景2銭は大好きな切手なのですが、ここまでの多数はりは持っていなかったので、大変嬉しく思っています。往時の航空書状料金は計算が難しく、本使用例もちょっとわからないところが多いのです。例えば英国宛て航空書状の夏季料金は20gごとに60銭なのですが、それだけでは料金が合いませんし、HSINKING(新京=長春)の欧文櫛型印(紫)も気になります。このあたりの計算は日専の後ろにある料金表だけでやると失敗するので、事例の掲載されたハンドブックも合わせて読み解いて見たいと思います。

いずれにせよ、このマテリアルの展示は、フレーム数の制限が5のうちは難しいと思います。私の「富士鹿・風景」は海外で8フレームで展示したいと考えていますので、その時までに解明できればと思います。

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1926 2 Sen DIE II, 50 times franked with nenuple 6 Sen and a vertilcal pair of 1 Yen tied by c.d.s.
OSAKA-NISHI to London via HSINKING, 10.7.5 ( 1935 )
3 Yen 54 Sen franked for airmail letter to England of the weight between 45g and 60g,
10 + 6 x2 for triple weight surface letter (40-60g),
35 x4 for airmail fee between Japan and Manchuria of 45-60g
and 60 x3 for airmail fee to England of 40-60g.


[ 2017年08月20日 13:45 ] カテゴリ:富士鹿・風景 | TB(0) | CM(2)

風景2銭 戒厳令依開緘

2017年08月08日12時48分02秒_0022017年08月17日09時19分43秒


風景切手の大コレクターである杉山幸比古さんの作品で、美しい「二・二六事件戒厳令査閲便」を見てから長らく探していた同様の使用例をヤフオクでついに入手できました。

同事件にともなうスタンプは大小二種類が使用されたらしいのですが、2/27から3月にかけては主に大型の印が使用されたため、小さい印の使用時期としては初期にあたります。

とはいうものの、杉山さんご所蔵のカバーに比べると、消印が薄く、引受局がそもそもよくわからない。また切手がフレッシュでなく、シェードを判定できない点が大きなマイナスで、さして競ることもなく私の手元にやってきました。

ちなみに査閲便が最もよく見られるのは、田沢3銭切手の貼られた内国書状で、印刷物(2銭)や外信書状(10銭)は少ないながらも存在します。査閲印の押捺箇所は、大型印は表が多く、小型印は封筒の裏が多いと感じます。



1926 2 Sen DIE II tied by c.d.s.
(SHIBUYA ? ) to Omori, 11.3.15 ( 1936 )
2 Sen correctly paid for unsealed envelope

その後、美封堂さんのご指摘により差し出し局はASAKUSAと判明!
[ 2017年08月15日 13:20 ] カテゴリ:富士鹿・風景 | TB(0) | CM(2)

2012年500円切手貼り、インド宛て航空印刷物

インドの友人から回収した超現行マテリアルです。

切手偽造事件を受けて、2012.7.2に発行された500円切手は、2015.2.2に現在郵便局で発行されているものに変わるまでの2年半しか発行されていないので、使用例が入手難です。

本使用例は回収を前提とせずに作ったものが回収できてしまったので、差出人も宛名人もフィラテリストであるにもかかわらず、一般便の様子を示しています。切手脇にインド税関の無税印が押されているのもおしゃれです。まぁ欲を言えば、次の500円切手発行後の使用例なのですが、それでも良いものが入手できました。

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2012 500 Yen block of five franked with e.t.c. tied by roman letter roller cancellation with Indian double ring PASSED BY CUSTOMS FREE in purple.
100 GINZA to Patna, India, 29 XII 16
2675 Yen correctly paid for airmail printed matter of the weight between 2500 and 2750g.

[ 2017年08月12日 12:22 ] カテゴリ:超現行 | TB(0) | CM(2)

1922年シリーズ3種貼り、初年度3月の使用例。もちろん 1st Impression

友人のT情報に基づき、Ebayで必死の覚悟で落とした(実際は、数千円程度)オンピースです。

1922年シリーズ3種貼りの初年度使用例です。だいぶ古い情報になりますが、郵趣研究47号(JPS,)によれば、3種貼りには、1922.1.27、1922.5.1、1922.5.8が古い使用例として報告されています(内、図版のあるのは5.1のみ)ので、1922.3.21は情報上は最古ではないのですが、初期の使用例といえます。オンピースである点が残念ですが、私としてはどうしても入手したかった理由です。

ちなみにこのマテリアル含めて、郵趣研究に報告されている1922年シリーズ初期の3種完貼りは、全て、芝高輪北町局で抹消されているようです。この郵便局を頻繁に利用していた著名郵趣家の一人が木村梅次郎です。そう考えてわずかに残る筆跡を見ると、確かに木村梅次郎の筆跡に見えます。同時期に彼がドイツの収友に差し出したカバーを何通かチェックすれば、案外宛名人もわかるのではないかと期待しています。

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1922 issue all three stamps franked, and tied by c.d.s. with roman letter c.d.s. in purple
SHIBA-TAKANAWA-KITAMACHI, 11.3.21 (1922 )
60 Sen in total could be for triple weight registered letter to Germany
[ 2017年08月11日 12:48 ] カテゴリ:富士鹿・風景 | TB(0) | CM(0)

改色20銭 DIE II 4枚貼り 満鉄付属地発 米国宛航空書状 日満間も航空逓送

インドネシア出張で入手したマテリアルです。

改色20銭 DIE II の気の利いた複数貼りを探していたところ、満鉄付属地のラスト(1937年11月末)に近い日付の使用例があったので買い求めた次第です。帰国後調べたところ、航空郵便の範囲が米国内に加えて日満間も対象になっており、適正料金が納付されていました。私は昭和初期の航空郵便の適正料金にはさほどこだわりませんが、やはり適正であれば嬉しくはあります。好ましい使用例と言えましょう。

私の収集範囲外ですが、昭和切手の専門家によれば、昭和12年8月発売の東郷4銭の、満鉄付属地使用の可能性は三ヶ月強しかなく、その点では珍しいマテリアルなのだそうです。昭和切手はもう私は集めていないのですが、確かに富士鹿4錢・昭和白紙との切り替わりの遅さから昭和12年使用例がふんだんにあるわけでないことを考えると、満鉄付属地における使用例はより一層少ないことはなるほど類推できます。

なお、このカバーは、クラシック切手をやっている身からするととても綺麗なカバーだなぁと思うのですが、その経験のない方からすると雑多な混貼りという印象を受ける人も多いかと思います。良いカバーの基準は時代によりかわりますからね。


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1929 20 Sen Die II, two vertical pairs franked with e.t.c., tied by roman letter c.d.s. in purple
MOKUDEN / I.N.P.O. to Massachusetts, USA, 8.10.37 ( Showa 12 )
95 Sen correctly paid for airmail letter between Manchuria and USA via Japan,
20 for surface letter, 35 for airmail fee between Manchuria and Japan and 40 for airmail fee in US.
[ 2017年08月08日 11:52 ] カテゴリ:富士鹿・風景 | TB(0) | CM(0)

往復葉書、正規のものが発売される

内国郵便約款第21条5項で「表面上部中央に『郵便往復はがき』と表示する」と定められているのに対して『郵便はがき』と表示された製品が2017年5月15日から販売されていることを日本郵便株式会社が 5 月 19 日 に発表しました。その折には、約款違反であるものの当面の間、販売を継続し、準備が整い次第、約款に則った製品の販売を開始する方向である旨が発表されました。

その製品については今週からお目見えしているようで、私も本日入手いたしました。

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新旧両方とも完封で買ってみましたが、封緘日付を見ると、旧が3.17、新が5.29ですね。
新しい葉書については、事態がわかりすぐに発注し製造が行われたと推測できる日付です。

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完封袋全体のイメージも全然違います。
100枚あっても仕方ないのですが、完封袋が欲しいので、両方とも買ってみました。
細部はこれからみてみます。

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郵便局員の説明によると、この新しい葉書は、原則として古い葉書が全部売れてから販売開始することになっているそうです。郵便事業の収支が悪化している中での料金値上げですし、2015 年に買収した豪物流会社トール・ホールディングスをめぐる巨額損失計上直後のタイミングということもあり、上場企業として損失を削減するために、約款を守ることに重きを置かず、実利をとる判断が優先されました。

ところで、新しい往復葉書、あと90枚ほど残ってます。
超現行をやっている方が誰なのかいまいちわからないので、思いつきで何人かにお送りしましたが、『私も欲しい!』というお友達がいらしたらご連絡いただければ、初期使用のうちに、お送り致します。(お友達にお伝えしている個人宛て電子メールでご連絡ください)

[ 2017年06月16日 12:33 ] カテゴリ:超現行 | TB(0) | CM(0)

第二定型の性格を持つ「規格」概念の導入

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52円から62円への葉書料金の値上げがフィーチャーされた、2017.6.1ですが、後世になって歴史的転換点と評価されるであろう、『規格』概念の導入が実施されました。『規格』概念は、第1種定形外郵便物及びゆうメールに導入された概念で、その導入により料金も改定されました。

「昭和41年7月1日の郵便改革(行徳国宏コレクション、TPM第13号付録に全ページ収録)」によれば、郵政省は機械化の過程で、同日の郵便料金改定時に、初めて定型という概念を導入し、定型外サイズの郵便料金をより高く設定する事で、効率のより機械化を推進しました。

「定型外」郵便物のサイズ/重量は、23.5*12.0*1.0 cm/50gを越え、三辺の長さの合計が90cm(ただし最長辺の長さは60cm以下)/4kg以下と規定されています。(最小の方は省略)

6.1以降は、これにさらに、34.0*25.0*3.0cm/1kgという仕切りを作り、それ以下を「定型外郵便物(規格内)」、超えるものを「定型外郵便物(規格外)」に分けることになりました。

規格内の郵便料金は据え置き(一部値下げ)されていますが、規格外の料金は大幅に値上げされており、実質的には郵政省が昭和41年に導入した定型概念同様、機械化に向かない郵便物を減らすための「第二定型」の概念に近い性格の制度が導入されたことになります。

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料金体系(第1種郵便)


新料金導入後に、規格外となる定形外郵便物に対して、規格内の料金しか貼らなかったために、
(1)不足料金を取られる使用例と、
(2)料金不足を郵便局が見逃した使用例
の両方が揃いましたので、ご覧に入れます。

なお冒頭に示した画像は以下左の使用例の部分拡大です。

また引き受けが6.1(木)であるにも関わらず配達に時間がかかり6.7(水)になった理由は、まさに不足料金のためかと思われます。ここ数年私が受け取る郵便物で不足料金が発生するものは、かなり遅延して到着しております。

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[ 2017年06月09日 00:36 ] カテゴリ:超現行 | TB(0) | CM(0)

新型レターパックライト その後の情報

H26.9.18梱包分を10月末に海事ビル内局で入手しました。(ちなみにH26.8.27梱包分が現在の最初期です。)同局のライトは既に全て新型に切り替わっていますが、都内ではまだ旧型を販売しているところも多いようです。

旧型の発行期間はわずか半年。
一方新型への切替は順次。

ということで、旧型の未使用と新型の初期使用が将来入手が難しいと思います。

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[ 2014年11月19日 13:39 ] カテゴリ:超現行 | TB(0) | CM(1)

1円から1000円迄の普通切手12種等2015/2/2に発行

日本郵便が本日プレスリリースを出しましたが、1円から1000円迄の普通切手12種が来年2/2に発売されます。

1 円普通切手 前島密
3 円普通切手 シマリス
5 円普通切手 ニホンザル
10 円普通切手 トキ
20 円普通切手 ニホンジカ
30 円普通切手 キタキツネ
50 円普通切手 ニホンカモシカ
100 円普通切手 サクラソウ
120 円普通切手 フジ
140 円普通切手 ヤマブキ
500 円普通切手十和田八幡平国立公園(奥入瀬渓流)
1,000 円普通切手 富士図
図案は日本郵便社のHPで見る事ができます。

あと、同日に5,000円の切手帳が発行され、その中にしか含まれない郵趣マテリアルとしては下記の小型シート二点があります。2円と3円の小型シートとか、新旧1000円切手の無目打小型シートとか、まじめなフィラテリストですら触手の動いてしまう切手ですが、この切手帳全体に含まれる額面は売価を下回ります。英国のMachineの切手帳にはこういう特別シートを含む切手帳があったような気がします。いよいよ日本にも導入ですね。
発行部数は二万部だから少ない気がします。
あと小型シートにはシリアル番号が打刻されているのが見えるかと思います。従って全てのシートがUniqueですね。

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[ 2014年11月12日 21:24 ] カテゴリ:超現行 | TB(0) | CM(1)

レターパックライトの新種が郵便局窓口に出現(2014.10.6 海事ビル内局)

昨日ようやっと、Stampedia Philatelic Journal2014を校了し、印刷会社にデータを渡すことができました。石の上にも三年と言いますが、当誌はそれを越える4年目を遂に迎える事になり、発行者兼編集者として喜んでおります。

特に今年はプライベート面で3-5月が多忙になってしまい、そのしわ寄せが、後の各種切手展への展示や雑誌の発行に波及し、フィラテリックジャーナルの発行も綱渡りの連続でした。ご執筆頂いた皆様のおかげで無事校了でき、今となっては喜びもひとしおです。

ところでその編集もまさに最終コーナーを回っていた10日程前に、レターパックライトの一目瞭然の「新種」を見つけました。ずっと記事にしたかったのでやっと書く時間が取れて嬉しい限りです。(図の右が従来の物。左
が今回見つかったもの)
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新種を最初に確認したのは、2014.10.6 海事ビル内局で、午後5時の閉局直前に一枚だけレターパックライトを買った後、喫茶店で気付きました。その場でそれを実逓にした翌日、再び郵便局に行ったところ、海事ビル内局のライトはすべて新種。至近の麹町本通郵便局は従来型のライトを販売していました。

レターパックプラスの方(赤い封筒)は両局とも新種を確認できず、海事ビル内局の局員と立ち話をした中では、ポスト投函のライトに比べて、プラスの方は手渡し配達なので、詐欺に使われる事は少ない為、新種が出回っていないのではないかとのことでしたが、あくまで現状結果からの推測なので、今後発行されないとは限りませんので定期的に500円を購入してチェックして行きたいと思います。

20141016_9.jpg
細部の違い(上が新型、下が従来型)

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細部の違い(左が従来型、右が新型)
[ 2014年10月16日 03:48 ] カテゴリ:超現行 | TB(0) | CM(5)
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