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オンライン世界切手カタログ「スタンペディア」創始者のブログです。
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バーチャル切手リーフ展示の準備中です。リーフ画像の推奨スキャン仕様について検討中です。

stampedia Philatelic Journal の「ITの活用で切手収集はこんなに変わる!」の記事内で予告しておりました新サービス stampedia Exhibitionを現在鋭意開発中です。プログラミング以上に頭を悩ませているのが、アルバムリーフの画像の推奨をどのようなものにするかです。DPIを高くすればするほどファイルサイズが大きくなり、操作性が落ちますから、何を推奨にするかは大事です。しかし、それ以前にDPIはプログラマーの僕にとっても今一馴染みの薄い概念で、一般の方はスキャナーを持っていてもよくわからないのではないでしょうか。そこで実験して皆さんにお見せする事にします。事例はなんと僕が高校一年生の時に作った第一自身動植物国宝シリーズの60円延暦寺のフリーフです。いやぁ見事に金のかかってないリーフです!(笑)

 



同一リーフを次の3条件でスキャンします。
1)実寸72DPI     =>   157kb
2)実寸200DPI    =>   852kb
3)実寸300DPI    =>  1,972kb

今、上記に表示しているのは、(1)の実寸72DPIでスキャンしたリーフ画像です。他のDPIでスキャンしたものもこれ以上にはきれいにならないため、この大きさで表示するなら十分です。しかもファイルサイズが、(2)と比べて八割減、(3)と比べたら92%減なのは大きいです。アクセスは世界中の色々な環境からされるわけですから、この差はそのまま表示速度の差になります。

しかし、話はこれで終わりではありません。実際の切手展でも珍しいコレクションがあれば、目を近づけて見たいものです。同じ事がバーチャル切手リーフ展示でもすぐに求められてくると思います。そこで、三つの方式別に、画像を拡大したらどうなるかについて以下に示します。



 

 

 




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左が(1)の72DPIを拡大した様子で、右が(2)の200DPIを拡大した様子です。72DPIは拡大を前提とする場合には論外になることが分かります。200DPIはここまでの拡大なら十分に使用に耐えます。では、さらに拡大するとどうなるでしょうか?

上が(2)の200DPIを拡大した画像で、下が(3)の300DPIを拡大した画像です。建物の背景の木の見え方を比べてみると、上の方はちょっと見栄えがよくありません。

結論はまだ出ていないのですが、300DPIを拡大した画像を提供できるとするとリアルな切手展以上の知識を閲覧者に与えることが可能です。とはいえ、ファイルサイズの大きさは否めません。しばらく思案したいと思います。

 

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[ 2011年05月13日 23:40 ] カテゴリ:無料世界切手カタログ・スタンペディア | TB(0) | CM(0)

切手展 展示リーフの保管方法

切手展への展示に使用するアルバムリーフは、従来型の左穴空きホールではなく、穴なしで左右の余白の等しいリーフにほぼ置き換わってきています。これは美観上の理由によるもので、展示に不要の穴があいていたり、左右の余白が異なると確かに参観者にとっての見栄えは下がります。

問題は展示していたリーフの返却後に起こります。文字通りリーフに穴が無いため、バインダーにそのままでは保存ができないのです。解決方法としては、リーフを収納できるクリアポケットを導入する事ですが、なかなか適当なものが見つからず手間取りましたので、ブログにまとめてみました。

 

1.収納ケースを使用する。

切手の付属品メーカーから収納ケースが発売されていますが、正直取扱に苦慮します。縦にして使用すると、各リーフの自重で、各リーフの下部に重量がかかり最悪折れ曲がってしまいます。とはいえ横にして使用すると下の方のリーフにはそこから上のリーフの全重量がかかってしまい、切手を圧迫します。どのような使い方をしても、収納ケースは使えないと思います。

 

2.市販のクリアファイルを使用する。

ダストケースを軽視する人もいますが、切手を美しい状態で維持するには、バインダーのダストケースは必須で、これがないと誇りでリーフや切手はあっというまに黒ずんでしまいます。ところが、市販のクリアファイルでダストケースが付属するものは私の調査ではただ一つしかありませんでした。キングジムのクリアーファイル132-5Cという製品(アスクルで3,220円) で、100pocketのクリアファイルです。

本製品のネックとしては、各ポケットに入れる紙の厚さを薄く想定しているため、切手をマウントしてレイアウトしたリーフ、なかんずくカバーをレイアウトしたリーフを多めにファイリングすると、ぱんぱんになってしまい、切手を圧迫してしまうということです。

 

3.ボストークワイドアルバムクリアポケットの使用

この商品、どれだけの人が認知しているか分からないのですが、現時点ではベストな方法だと思います。フランク・ゴットンのリーフもなんとか収納ができるようです。20枚で約800円ですので、5フレーム3,200円。費用対効果はよいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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[ 2011年05月08日 00:36 ] カテゴリ:競争展のルール | TB(0) | CM(0)

世界初のQRコード付きリーフ展示

切手の収集を再開して3年半になりますが、この間最初の2年間は切手展に行っても一切展示を見ませんでした。自分が出品するようになって初めて見るようになりましたが、今でもちょっと億劫です。これは展示作品のせいではなくて、昔ながらの展示方法に原因があります。

  1. 1フレームが現在ほぼ4*4の16リーフであるため、ちゃんと見る為に動く視線や姿勢の量はかなりの量で、分量をみると相当疲れる。大作は嬉しいですが、歩き回る量は半端なものではありません。
  2. 照明が暗い。切手を守るため。そして節電のため。
  3. 一般的な美術展や博物館では当たり前となりつつある、音声ガイダンス等の補助解説手段がないため、事前に出品者なり作品なりに知識がないと、リーフの上で表現される内容だけでは楽しめない。

これが原因かどうかわかりませんが、小さくない切手展の参観者は大半がブースのみをみて帰っており、展示を見る人はわずかです。

郵政機関が国営で補助金が多く出る時代の切手展の姿としては、ブースが主体より展示が主体である事が体面上も必要でしたが、新興国を除けば補助金が期待できない今日の切手展においては、利益を生み出さないだけでなく、参加者の大多数が楽しみにしていないリーフの展示よりもブースが主体になる傾向が強いようです。その一つの例として、LONDON2010では、リーフ展示スペースを減らす為に期間中に展示作品を入れ替えるという苦渋の取り組みがなされました。旧来の切手展スタイルが好きな郵趣家の気持ちも理解できますが、今後そういった望みは贅沢な望みになると予想しています。

とはいえ、展示されている作品に魅力がないわけではありません。私が面白いと思い始めたのは、出品者やその分野に詳しい人の解説を一緒に聞けた時でした。よくよく考えてみると、美術館や博物館では、作品の前に解説する人がいたり、そもそも音声ガイダンスを多言語で提供していたりします。ということで、先日の全日本切手展にて、すばらしい改善が一つあったので紹介したいと思います。恐らく世界初の取り組みです。

 

 

ご覧の通り、作品にQRコードがついています。これは今回試験的に行われ、審査員が一人一作品のみ作品のポイントをテキストで解説したものです。質・量ともにまだまだ足りませんが、このアプローチを是非、フィラニッポンでもやってほしいと思います。そしてそのときに下記がポイントになると思います。

  1. 日本語だけでなく英語をせめて加えてほしい。
  2. ガラゲーだけでなく、スマートフォンユーザーが増えている事を想定してほしい。
  3. 審査員だけでなく、出品者のコメントも表示してほしい。
  4. テキストだけでなく、動画なども載せてほしい。
  5. 双方向になるよう、参観者が感想を書けるようにしてほしい。

4と5はまだ時期尚早でしょうが、1から3は是非とりくんで欲しいと思いますし、PHILANIPPON2011が世界で最初の改善された国際切手展になってほしいと思います。ともあれ、折角出品者の方が作ったリーフを退屈な展示から救う努力が始まった事を嬉しく思います。関係者の方に拍手です。

 

 

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[ 2011年05月06日 01:09 ] カテゴリ:競争切手展 | TB(0) | CM(0)

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<書籍概要>
A4 フルカラー 132ページ 2,000部発行 定価1,000円

伝統郵趣、郵便史、テーマティクの各分野で国際切手展受賞歴のある方々に執筆を依頼した郵趣記事8件がメインコンテンツですが、いのうえまさとさんのコラムや、Stampedia編集部によるデジタルフィラテリーのレポートもあり、総ページ数132ページの読み応えのある内容となっています。

「海外への発信」をうたっていますので内容は日本語・英語のバイリンガルです。また全頁フルカラー印刷ですので、図版もたいへん見やすくなっており、特にシェードの違いなどを見る上では便利だと思います。

本紙、一部発行ごとに300円を日本赤十字社に募金します。5月中に60万円を振り込む予定です。

 

目次

 

ハワイ初期切手

山崎文雄

 

琉球切手の収集について(特に暫定切手を中心として)

石澤司

 

中国の開国 1745~1897

大場光博

 

エストニア花図案切手収集の楽しさと難しさ

伊藤昭彦

 

オーストリアのファースト・イシュー/トラディショナル収集

斎藤環

 

テーマティク・コレクションとその要素

内藤陽介

 

アルゼンチンのファーストイシュー切手について

佐藤浩一

 

手彫切手(1871-1876) 

千葉晋一

 

ITの活用で、切手収集はこんなに変わる!

 

試刷のエンタイア いのうえまさと

 

Yokohama Travel Guide ( only in English )

 

 

なかみ検索!

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[ 2011年05月04日 21:48 ] カテゴリ:Philatelic Journal | TB(0) | CM(0)
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