Stampedia founder's blog

オンライン世界切手カタログ「スタンペディア」創始者のブログです。
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Monacophil 2013の日程が変わりました。

最近は二年ごとに12月に開催されている、Monacophilですが、今年のスケジュールが変更され、一般会期は11/29(金)-12/1(日)から12/5(木)-12/7(土)になったそうです。FIPのブラジル展に随分近いなーと思っていたのですが、Monacophilが後ろ倒しになりました。うーん。これでブラジルからヨーロッパに入って日本に帰るという東回り世界一周はなくなりました。ちょっと期間が長すぎます。。。

毎回、百個の珍品を展示する企画がメインのこの展示会ですが、ポスターを見ていると、今年の注目のアイテムとしてポスターに出ているものの一つが米国で大統領をつとめた事のある、F.D.ルーズベルト氏のスウェーデン・ファーストイシュー4種貼りドイツ宛国際書状でした。

ルーズベルト氏の収集品は、処分にあたり売り立てを担ったハーマー商会が駄物カバーも高く売るため、各アイテムにルーズベルトのコレクションから出た物だという判子を押して販売しました。販売量も多かったため、この事実は一人歩きし、収集家として同氏がアキュムレーターであったという誤解があります。

しかし、国外便が非常に希少なスウェーデン・ファーストイシューで四色カバーは彼の時代であってもトップクラスの珍品と認識されていたはずで、それを所有していただけでもアキュムレーターだと評価することが的外れであることが分かります。

日本、海外問わずグランプリクラスのコレクターで、本当に切手が好きな人は、自分の所に届く郵便物を捨てられなかったり、貼ってある切手の水はがしをしたりするのは珍しくない光景で、そのようなトップコレクターを傍らにたくさんの切手があるからと言ってアキュムレーターと呼ばないのと一緒なのです。

Monacophilを主催する団体 Club de Monte Carlo は、最近会員になったばかりでまだ総会に出席したことがないので、面識はない方ばかりなのですが、最近は立て続けに会員の訃報が郵送されてきます。オットーホルヌンクさんも今年に入ってお亡くなりになられたとのことで、ご冥福をお祈りいたします。

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[ 2013年01月31日 09:14 ] カテゴリ:その他の切手展 | TB(0) | CM(0)

日本郵趣史 明治初期から終戦まで 天野 安治 著

日本郵趣協会から昨年出版された、日本郵趣史の本。なかなか手に取る時間が無かったのですが、ヨーロッパ展も終わり、ようやく目を通すことができました。

古今東西、歴史書は勝者の史観で書かれるため事実を必ずしも表していません。フィラテリーの世界においては、そもそも誰でも歴史書を刊行できるので、発行が少部数でも書いた者勝ちという側面もあり、若干懸念していたのですが、副題にあるとおり取扱期間が「明治初期から終戦まで」で、余り興味のない戦後のドタバタが一切描かれておらず、客観的に書かれた論文で、たいへん参考になりました。

単に団体や書籍や収集家を記録するだけでなく、彼らの活動を通じて、初期の日本切手が伝統郵趣の側面から研究されていった歴史が分かる部分は、これまで断片的に知っていた様々な知識が線となりつながったうれしさがあります。日本の郵趣界について語るにあたり、手彫切手についての理解とどのように研究されていったかという部分の理解をすることは大事なのだと改めて思った次第です。

たいへん良著なのですが、心配なのは刊行部数です。なかなか重版できない書籍ですし、あと追加で二部ほど買っておこう、と思った次第です。良著はそうするようにしています。

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[ 2013年01月30日 10:12 ] カテゴリ:他者の郵趣文献・寄稿 | TB(0) | CM(0)

葉書50銭料金 初期使用例 速達

前々回のブログで葉書50銭料金は後期使用例をご紹介しましたが、今回は初期使用例をご紹介したいと思います。静岡県・浜松市から東京宛の速達使用例(濱松 昭和22.4.5 C欄 静岡縣 A,C欄右書き)です。

昭和22.4.1-23.7.9の間、葉書料金は50銭でした。直前が15銭、直後が2円です。適用期間は15ヶ月強でしたので決して長くはありません。この期間の使用例の特徴は何と言っても切手の貼り合わせがぐちゃぐちゃという事で、それが混乱期を表していて面白いと思います。昭和22.7.23に追放切手が指定されるまでは、昭和切手と新昭和切手の貼り合わせも多く見られます。

郵便史コレクションを作る上で大事なのは、適用期間のなるべく最初と最後の使用例を展示する事です。葉書料金50銭時期も15ヶ月強という短い期間ではありますが、決して初日と最終日の使用例が大げさに珍しい訳ではないことは承知していますが、それ以外は買わないという事にしていると、いつまで経ってもコレクションが完成しないし、切手の貼り合わせの妙や速達をはじめとする特殊取扱とのコンビネーションも面白いと思っているので、まぁ初日と最終日の一週間以内をまずは見つけるようにしています。

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[ 2013年01月27日 03:34 ] カテゴリ:内国葉書の郵便史 | TB(0) | CM(0)

葉書5銭料金 初週使用例 速達

前回に引き続き、日本葉書の郵便史コレクションの一品です。
昭和20.4.1に葉書料金は3銭から5銭に値上げされましたが、その7日目の使用例を入手しました。もちろん初日であるに越した事はないのですが、速達だったのでとりあえず手に入れておきました。(阿倍野阪??:局名右書き S20.4.7 C欄★★★)消印で気になるのは年号活字の「20」です。明らかに月日の活字よりも大きく、しかもにじんでいます。これは何でしょう??

ちなみに空襲が各地を毎日襲ってくる中で、郵便の正確さ・迅速さは失われ、差出人は少しでも早く着く為に速達にして送ったのでしょう。もちろん速達も空襲前の様な迅速さは失われており、到着印も省略されている為、大阪から東京宛に差し出したこの葉書が何日かかって到着したのかは分かりません。




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[ 2013年01月25日 21:52 ] カテゴリ:内国葉書の郵便史 | TB(0) | CM(2)

葉書50銭料金 後期使用例

日本ゼネラル収集をする中で、日本の郵便史を通史で理解する為に、葉書の収集をしています。
葉書制度の開始は、明治4年発行の龍切手に送れる事わずか2年なので、通史として日本の郵便史や消印を理解するには十分な歴史の広がりを持っています。それでいて、葉書は安価なため、量も楽しめます。

競争展に出す作品において使用例を使うにあたっては、封書よりも葉書は一段低く評価されると聞きます。何故なのかについては色々な人に聞いても明解な答えが帰ってこないのですが、一つの理由は封書よりも市場価格が安いからではないかと推測しています。であればそれを逆手にとって、葉書の変遷を追うコレクションを作ったらどうだろう?紅枠から始まって?というのが挑戦してみたいことです。

葉書を通史で追いかけたコレクションでは、変わっていく葉書料金の各時代ごとに、適用期間の初日、最終日にどれだけ近い使用例を展示できるかが第一のポイントです。初日や最終日を探すのはお金だけの問題ではなく、極端な事を言えば、一通50円、100円といった葉書の束の中から抜き出す事も可能なので、むしろ時間の問題かもしれません。

ここで紹介する葉書は、50銭料金(昭和22.4.1-23.7.9)の後期使用例ですが、あわせて、機械印の局名・日付抹消部分が逆さまになっている使用例です。(帯広;局名右書き S23.7.2)


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[ 2013年01月23日 11:41 ] カテゴリ:内国葉書の郵便史 | TB(0) | CM(0)

ブロックによる切手コレクション作りについて

五年前に郵趣を復活した当時は単片未使用にしか興味がなかったのです、製造面収集の面白さについて話を聞くにつれ、ブロック収集の重要性を鑑みるようになりました。
展覧会への出品作品についてもブロックがあるとないとでは見た目の迫力が変わりますし、実際に競争展でクラシックを出品するにあたっては大きなポイントになっていると思います。

日本切手についてゼネラル収集しているなかで気づいたら買いそろえようとしているのは、通常切手の使用済み田型です。最初はばらばらでしたが、かなり集まってきて、和文印、ローラー印、欧文印と揃ってきたシリーズもあります。7円金魚の様に単片では沢山あっても、28円という端数金額になる田型ではなかなか気の利いた使用例の無い切手もありますが、その代表格は第一次動植物国宝の80銭多宝塔でしょう。

Stampedia Philatelic Journal 2012 で山路晴名さんの記事を熟読したのですが、難しい理由が頷けます。私の手元にも昭和29年消しの田型しかなかったのですが、JPSオークションのロットに混在していたブロックを念願かなって入手しました。松戸局の昭和27年4月5日消しなので遅すぎない使用済みブロックだと思います。

ってことで、日本切手もちゃんと収集中です。

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[ 2013年01月21日 09:51 ] カテゴリ:日本通常切手 | TB(0) | CM(0)

第一回ヨーロッパ切手展

1/19-1/20の二日間、目白の切手の博物館で開催している、第一回ヨーロッパ切手展は、初日の昨日は167名のご来場を頂きました。厚く御礼申し上げます。本日も17時迄開場しておりますので、ご来場歓迎いたします。

本切手展は、8名 15作品 33フレームの切手コレクションを展示している、非競争切手展です。私はクラシック切手、在外局切手、DDSG、トルコパケット500種の4作品を展示しています。モルダヴィアの牛も有名ではありますが、僕としては総額三千円以内で作ったトルコパケット500種のコレクションを是非見ていただけたら、と思っています!

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[ 2013年01月20日 10:33 ] カテゴリ:その他の切手展 | TB(0) | CM(0)

第一回ヨーロッパ切手展にお越しください。


本日は、明日1/19(土)から始まる第一回ヨーロッパ切手展の設営日でした。
自分で主催するミニペックスは初めてですが、事前準備が足りた為かほぼスムースに進みました。

作業を終えて、作業をした三名で改めて作品を見ていたのですが、必ずしも人気エリアを扱ってはいないにも関わらず、郵趣的にかなり面白い作品が集まったのではないかという話が誰からともなく出ました。来年以降に向けて、少なくとも作品の点では問題がなく、むしろ明日からの二日間運用に問題が無いかをつぶして行きたいと考えています。

ちなみにフレーム数を若干減らし、会場はゆったり目にし、ミニペックスとしてはかなり多い量の椅子も設置いたしました。どうぞゆるりとお越し下さい。10時半開場17時閉場です。
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[ 2013年01月18日 22:25 ] カテゴリ:その他の切手展 | TB(0) | CM(0)
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