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オンライン世界切手カタログ「スタンペディア」創始者のブログです。
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散文:切手の処分(1)

最近はやっているこの本をご存知ですか?首都圏の電車では3月初旬から広告が出ていますね。著者はこの「老前整理」を登録商標として所有する企業の起業家です。


我々コレクターは、一般的な人の老前整理に比べてはるかに難題のコレクションを所有しています。
そこで、一番幸せな切手の処分方法を追求するため、何回か散文を書散らしていこうと思います。

「大したコレクションは持ってないよ」という人であってもそれなりの思入れのある切手が沢山あるでしょうし、以前ルーズベルトコレクションの話を書いた時にも書きましたが、トップコレクターであれば、大抵の場合その背景には沢山のアキュムレーションがあるのが普通です。
また、「大したことない」と謙遜しているコレクターであっても、処分にあたっては、入手した時の想いを捨てる事が難しく、なかなか納得のいく価格を着ける事が難しいと思います。

一方、処分しやすいコレクションの筆頭は国際展で大金賞もしくはグランプリを獲得した作品ですが、国際展でグランプリを取った作品であれば簡単に売れるか?というとそんなことはなく、かつてスタンペディアエキシビションで紹介した、ニューファウンドランド 航空切手と航空郵便 1919-1948はLondon2010で大金賞を獲得した作品でしたが、世界中に顧客を擁するクリストフ・ガートナーをもってしても、一括4000万円で売りに出てNoBidで結局バラバラにして販売されました。「国際展で勝つには1億じゃぁ足りない」という噂話を耳にすることもありますが、日本切手よりも収集人口が多く競争の激しい英領ですらその半分で大金賞コレクションが入手できるのが現在の郵趣界の趨勢です。

このような状況下で切手を処分するには、行き当たりばったりではなく、よく考える事が大事だと思います。

まず、売る作業(商品説明、集客、代金回収、発送)を他人に任せて処分する場合に最大の満足が得られるのは、その郵趣品がジャパンスタンプ等のオークションでもカラー写真入りで取り扱ってもらえるような、珍しく、高い商品である場合に限定されると思います。この場合、現行切手なら斧田さんのSEVENがいいとか、スイス切手であればCorinphilaに頼んだ方がよいとか、まぁ細かい所では色々とあるでしょうが、国内業者経由で落札価格5000円以上、海外業者経由で落札価格5万円以上のものかと思います。海外にも数千円からリストしているオークション業者はたくさんありますが、彼らは小資本であり日本からの出品に慣れていない為、その利用は余り現実的ではありません。
またオークションの売りは値付け設定が先方任せになる事が多く、その辺りのルールをオークションハウス側は各々開示していますので、それを理解した上で参加する事が肝要です。この辺りのトラブルは多いので、オークションハウス側はきっちりルールを明示してビジネスをしています。

一番満足がいくのは、売る作業を他人任せにせずに、自分でやることだと僕は思っています。日本だとヤフーオークション、海外だとebayがその筆頭でしょうが、このようなマーケットプレイスを通じて自分の所有品を販売するお店を持つ事は一番納得の行くコレクションの処分方法だと思います。













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[ 2013年03月31日 20:03 ] カテゴリ:opinion | TB(0) | CM(0)

菊・田沢ミニペックス2013

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本日迄開催されていた、菊・田沢ミニペックス2013を見に行ってきました。2年前の2011の好評を聞いていたので、今年の開催を楽しみに待っていたのですが、期待に違わない素晴らしい展覧会でした。千葉さん、山田さんの手彫、小判は作品集で見る事ができますが、やはり現物を見れたのは至福でした。見れるのではと期待していた、田中さんの旧小判と寺中さんの菊がやはり見れたのは嬉しかった。日本ゼネラルをしている僕にとっては、自分がそこまで集めないにせよ、上級コレクターの作品を見ると、自分の集め方の指針となります。小判切手はあらためて用紙なのだなと認識し、広島の蒐郵会で大橋さんから講義頂いた事を思い出しました。一度ではなかなか分かりませんが、また大橋さんに教えて頂けたらと考えています。

また、最近興味を持ち始めている、日満郵便条約関係で石代さんの「満州国」における治外法権は改めて勉強になりました。一部の作品しか取り上げていませんが、ほぼ全ての作品が重量級で、私のレベルではとても一度に全てが頭に入らない為、休み休み3回に分けて見直しました。あわよくば二日に分けて見に行きたかったなー、と反省。

二年に一度の開催の様ですので、今からまた二年後が楽しみです。




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[ 2013年03月31日 15:35 ] カテゴリ:その他の切手展 | TB(0) | CM(0)

イギリス切手部会切手展 2013 のご案内

私も参加しているイギリス切手部会が切手展を開催します。4/20-21という会期が全日本切手展の後半二日と重なる好タイミングですので、特に地方からの全日展参観をご検討中の方にはお越し頂けますよう、事前にパンフレットをWEBにあげることにしました。

今年は「地方切手」というテーマを掲げ、イギリスの地方切手に関する作品を多数集めました。地方切手と言いますと、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドに加えてチャネル諸島、マン島が有名ですが、今回はそれに加えて、池原さんのランディ島などマニアックな展示もあり、恐らく国内ではこの切手展を逃すとしばらくは見られない展示ばかりかと思います。

僕は第二次大戦中のチャネル諸島を出品するのですが、何と佐藤浩一さんも同テーマでご出品されることを後で知り多いに焦りましたが、先輩の作品と比べて何が足りないか学ぶ好機と思い直して現在鋭意制作中です。

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[ 2013年03月27日 09:25 ] カテゴリ:その他の切手展 | TB(0) | CM(0)

メータースタンプへの捺印

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中々、フィラテリックには作れないカバーです。
たまたま届いた請求書の入った郵便物がこんな感じで届きました。こんな支払いならワクワクです。(額によるが。。)

メータースタンプ・世田谷桜新町・2013.3.5
世田谷局・和欧文機械印
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[ 2013年03月25日 18:28 ] カテゴリ:超現行 | TB(0) | CM(0)

500円通常切手のFDC

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昨年作った、500円通常切手のFDCです。
海外宛ての郵便物は宛先国でゾンザイな扱いを受ける事が多く、ドイツは切手を全て取られた事があるくらいなので心配していたのですが、これは切手の上にシールが貼られたため、今年に友人が除去してくれる迄、公開ができませんでした。友人が頑張ってくれたのですがそれでも若干表面が剥がれてしまうのは仕方ありません。

京橋局・欧文印・2012.7.2
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[ 2013年03月22日 18:23 ] カテゴリ:超現行 | TB(0) | CM(0)

意外と無いものシリーズ(3)

三回連続で「珍品じゃないけど探すと意外と無いもの」シリーズです。
葉書料金2銭時代の後半、昭和17年4月1日から速達料金だけが8銭から12銭に値上げされます。従って、速達葉書は10銭から14銭に変わるのですが、上の葉書は52銭貼ってあります。

これは、速達の特別地域宛で16km離れた僻地宛になります。宛先の岩倉村は京都観光で鞍馬に行く途中なので、そこまでの僻地という感じはしないのですが、当時の郵便制度上はそれに該当したのでしょう。50銭が加貼りされています。ちなみに特別地域料金は他にも戦後も含めて存在しており、全部揃えたいと考えています。

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[ 2013年03月19日 18:39 ] カテゴリ:内国葉書の郵便史 | TB(0) | CM(3)

意外と無いものシリーズ(2)

三回連続で「珍品じゃないけど探すと意外と無いもの」シリーズです。
明治6年から始まった葉書制度、当初は国内統一料金ではなく、市内半銭・市外1銭でしたが、それだけでなく、郵便局がないような僻地あての場合は更に1銭を貼る事になっていました。
この不便地料金1銭加貼りは市内/市外ともに存在するのですが、圧倒的に後者の方が多いようです。そんなわけで、これまた珍品とは言えませんが、ちゃんと探すと意外とないものです。
これは明治14年12月2日の使用例なのですが、料金改正が明治16年正月にあるので、できれば明治15年後半の使用例が欲しいものです。

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[ 2013年03月16日 18:34 ] カテゴリ:内国葉書の郵便史 | TB(0) | CM(1)

意外と無いものシリーズ(1)

三回連続で「珍品じゃないけど探すと意外と無いもの」シリーズです。
1 1/2銭時代の明治44年2月11日に速達制度が始まります。当初は6銭、昭和8年7月1日に8銭に値上げというのは有名ですが、この葉書には12銭分速達料金が貼られています。

これは、二箇郵便区市内の速達料金に該当します。この郵便物を見ますと、大阪の北濱から京都への差し出しのため、それに該当します。最初に書いた珍品ではないですが、探すとなかなか出てきません。

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[ 2013年03月13日 18:28 ] カテゴリ:内国葉書の郵便史 | TB(0) | CM(3)

Overnight : 料金改正前夜投函の郵便物

僕が中1の時、葉書料金が20円から40円に値上げされました。当初は無邪気に最終日使用例を作ったり、緩衝期間として設けられた70日間の30円料金の使用例を作ったりしていましたが、あとになって考えるとこの値上げがジュニア収集家の減少の契機だったと思います。

ところで、その時も料金改正前夜の深夜23時頃にポストに旧料金で郵便物を投函し、見なし適正料金として取り扱われるOvernightカバーを作ったりしていましたが、そのような例は昔もあり、戦後間もない昭和21年7月25日の葉書料金5銭から15銭への値上げ前夜投函のovernightカバーを入手しました。(しかも、小型楠公です)

内国葉書の郵便試作品を作るにあたり、最終日印とOvernight印がある場合にどちらを展示するかちょっと迷っています。どっちがいいんでしょうね?


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[ 2013年03月10日 18:16 ] カテゴリ:内国葉書の郵便史 | TB(0) | CM(0)

南洋諸島からの封書

南方占領地を集めているにも関わらず、今一持っていなかった南洋諸島のカバーを初ゲットしました。
大正11年(1922)-昭和20年(1945)の7局(サイパン、トラック、ヤップ、パラオ、アンガウル、ポナペ、ヤルート )
追加の5局(テニアン、ロタ、クサイ、ファイス、マラカル)で、C欄郵便局の櫛型印が使用されました。

ところで、ゼネラルコレクターの僕からすると、この地域はスペイン領時代、ドイツ領時代、日本領時代、米国領時代と色々な郵政が存在し、グアムは未だに米国領ということで、郵便史で通史を描くと面白そうだなと思います。特にスペイン領時代の切手が発行された、Mariana islandsは最初が古いだけに面白そうですね。

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[ 2013年03月07日 15:03 ] カテゴリ:日本通常切手 | TB(0) | CM(2)
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