Stampedia founder's blog

オンライン世界切手カタログ「スタンペディア」創始者のブログです。
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テルアビブの複数国内展に来ています

5/29の一日だけイスラエルのテルアビブに来ています。
同地で開催されている、Multi national exhibition を参観するためです。
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この切手展には、運営に入られた世界的な手彫切手コレクターでテルアビブ在住のイガルナタニエル氏から、米国、シンガポール、キプロス、ロシア同様に日本にも参加の要請があったものの実現しなかったという経緯があり、誰も行かないのもあれかなと思い、近くにたまたまいく用事がありましたので、数日前にチケットを手配し、24時間滞在の強行軍で向かった次第です。

中東における切手展の開催は増加傾向にあるとは思いますが、昨年のシャルジャーはマイルで取ったただ券を捨ててさえ行くのを断念せざるを得なかったほどなので、なかなかご縁がなく、今回が初めての参観になりました。

事前の噂では、イスラエルにおける国際展では、グランプリドナショナルは1948年シリーズだと聞いた事があり、展示水準を心配していたのですが行ってビックリ。かなりレベルが高いではありませんか…

日本でも中国における外国局のコレクションを作られている大場さんの様な国際展に参加されるexhibitorがいらっしゃいますが、こちらではとにかく昔のイスラエルを含むholy land における外国局のコレクションが大人気で、レベルの高いものが何作品も出品されていました。

フランス局、オーストリー局、ドイツ局、イタリア局等に加えて、フォアランナーとして、オスマン帝国のイスラエル使用例を配したコレクションは何度もみてしまいました。

その中で、かつてテルアビブ国際展が開催されたおり、グランプリドナショナルを獲得したのはやはり同様の作品だったことは判明。しかも、あのハッカメイ氏の出品らしく、1948年シリーズが獲得したという噂を信じていた自分を反省しました。

ところで、このマルチナショナル切手展は、同国における唯一の国内展で、しかも数年に一度の開催だそうです。
米国に比べるとまだまだ少ないにしろ、日本の競争展・年二回開催は本当に郵趣普及の為に守らなければならない砦だと実感した次第です。

また、複数国の国内展をまとめて開催するというのも面白い方法だなと思いました。もうそういう時代なのかもしれません。
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[ 2013年05月30日 10:12 ] カテゴリ:競争切手展 | TB(0) | CM(0)

バンコク前の最後の買い出し

ゼネラリストではあるのですが、一番真剣に取り組んでいるのはスイスですので、オークションには電話だけでなく現地に行きビッドすることもあります。八月のバンコク展を前に恐らく最後の大物入手チャンスとなったRAPPオークションは、今回他の二案件の間一日時間が取れたので、初めて参加してみました。

チューリヒから遠く離れたWILという田舎にあるのですが、昨年スイス国鉄でNABAという田舎まで行った経験が生き問題なく電車で移動できました。もうスイス国内は慣れたものです。しかし、途中の駅名が聞いたことあるのばかりだなー、と思っていたら全部チューリヒ切手の消印で知っていたり、切手のあだ名だったとこばかりでした。
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改めて現地に行って感じることがあるなぁと思った次第です。

ところで、RAPPオークションは毎回すごくただ飯を振る舞い、ほろ酔い気分で、入札者の値段を釣り上げさせるというまことしやかな噂話を聞いていたのですが、狙いはともかくとして、振る舞いは日本のそれとは比べものにならないものでした。日本では水やお茶、ジュースが出れば御の字、ドイツで軽食やお菓子の出るところは体験済みですが、今日のRAPPでは本格的なヴイナーシュニッツェルが出てきました。
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僕はこの程度の事で入札価格をあげたりはしませんが、よくよく考えたら他の人が気を良くしてあげたら、僕の落札価格や勝敗に響くから自分一人頑張っても仕方ないのでした。
はてさて、狙っていた切手は十点以上連続して自分の予算を越える価格で落札されて行き、百個ほど終わったところで、これじゃ本当にただ飯を食いに来ただけの日本人と思われてしまうー、と焦った瞬間ようやく一つ落札できました。

後から考えても落札相場は高く思えるので結果には満足していますが、これじゃぁまだまだバンコク展の5フレームを作るには足りません。しかし、夜には飛行機に乗るのでもう行かねば。明日の電話ビッドの手続きをして、タクシーを呼んでもらおうとしたら、スタッフによる無料リムジンサービスまで提供されていました。どんだけーという死語を思い出さずにはいられませんが、こういった経費も一切含まれて事業は運営されている事を忘れてはいけません。

とはいうものの、このオークションはたいへん勉強になりました。一つ気づいたのは夫婦ずれで参加される方が多かったことです。食事だけでなく競売も二人で参加されていました。これは他のスイスやドイツのオークションでも未経験の事で、サロン的な意味が大きくあると感じました。ただ飯含めて提供できるビジネスモデルを作ったピーターラップさんに驚かされた一日でした。
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[ 2013年05月29日 02:29 ] カテゴリ:スイス | TB(0) | CM(1)

パリにはいたるところに切手商があるきがします

早くもパリ最終日ですが、洋服をよく買いに行くパレロワイヤル(下記)にいったところ、見覚えのある切手に目が奪われました。
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なななんと、これはレユニオンのファーストシリーズの解説書ではありませんか。
パリには慣れてくると色々なところに切手屋がある事に気づかされますが、それにしても、何度も来た事のあるここにまさか切手屋が、しかもこんなにレベルの高いのがあるとは盲点でした。

iphoneで調べたところ、なんと仏領やフランス切手の研究を熱心にされて、文献も出版されている、ジャンフランソワブルン氏のお店と判明。早速買い物先をこちらに変更して、レユニオンファーストシリーズと、ナポレオンのジュネーブ占領時代の文献を買って来ました。

あわせて75ユーロは安い!でもフランス語表記なのでなかなか世界のマーケットにでてこないですね。ここら辺の情報発信の閉じ方は日本切手に近く、これも、競争展で、フランス切手のインポータンスが低い原因の一つではないかと考えています。

とりあえず、帰国後の解読が楽しみです。特にレユニオンの15サンチームは複数枚持っているので、センサスと照らし合わせてどうかという事と、またポジション分類を行いたいと思います。
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[ 2013年05月28日 00:21 ] カテゴリ:その他外国 | TB(0) | CM(0)

どこにいてもやる事は一緒

stamp clubでもお世話になっている高崎真一さん主催のとは違う切手市場での入手品です。
一枚2ユーロの箱の中から12枚抜いてきました。
どこの国でも、こういう売り方なんですね。時代的には竜切手よりはるかに昔ですが、扱いは田沢の赤三銭の駄品のような扱いで、日本のexhibitorの諸先輩方の国際展における苦労がしのばれます。

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でも、ゼネラリストとしては、こんなに安く買えるのは本当に嬉しいです。なるべくマージンが良く、綺麗な感じのする封筒を選んで買ってきました。収集再開後にまず集めはじめたのがフランス切手なので、短時間滞在でしたが、パリの切手市は何度来てもワクワクします。

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[ 2013年05月27日 01:14 ] カテゴリ:その他外国 | TB(0) | CM(1)

広島からただいま戻りました!

今週土日はスタンプショウ=ヒロシマ2013が広島県立産業会館で開催されており、私も出品者として金曜日の設営からお邪魔しておりましたが、今晩からヨーロッパに行く為、先ほど帰京してきました。

感想
1。お好み村で食べた、広島焼きの美味かったこと美味かったこと。しかし東京から来たI氏とI氏と一緒にランチした、広島駅2階のステーキも捨てがたいなー。

2。初めて参加した、ジャパンスタンプのドラフト。しちめんどくさい仕組みだなーと思って参加したんですが、実はかなり面白かった。鯛さん天才。(写真は、ドラフト外入団、契約金10万円の書留葉書君です。ちょっと高いのでドラフト投票は他の物に入れたのですが、終わってみたら残っていて、何か「僕を買ってくれー」という書留葉書の妖精の声がした次の瞬間、鯛さんに手渡しており、我が軍に入団する事が決まりました。)

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3。アホなので、小型印を押してくるのを忘れてしまいました。。。。涙。蒐郵会の誰かにお願いしましょう。。。

4。作品解説をしたのですが、鋭い質問が沢山あって、ビックリしました。広島県の収集家の水準の高さには本当に驚かされます。変な事は言えないなーと改めて自分の知識不足を反省。

5。同様の事が文献販売でも言えまして、Stampedia Philatelic Journal を10冊持って行ったのですが、初日夕方でほぼ完売でした。切手市場でもなかなかそこまでは売れないので、日本切手党の方が多いイメージの広島県の収集家の方にそこまで売れるなんて嬉しい誤算です。来年も持って行きます!

6。外国切手出品者の会の山陰地方のメンバーお二人と合流し、3人で再会を喜べたのがとても嬉しかったです。

7。関東から沢山の方が参加していたのもビックリですが、新潟からお越しの方もいらっしゃり、僕もご挨拶させて頂きたかった方でしたので、嬉しかったです。以前、ジャパンスタンプオークションが単なる競売の場である以上に、関西における、切手コミュニティ・サロンになっていると書きましたが、このスタンプショウ=ヒロシマも同様にサロンとして成立しているのだと感心しました。時期的に5月は毎年忙しいのですが、来年は是非交流会も含めてフルに参加できるように調整したいと思います。

色々な方にお世話になりました。厚く御礼申し上げます。では行ってきます。

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[ 2013年05月25日 20:16 ] カテゴリ:内国葉書の郵便史 | TB(0) | CM(1)

スタンプショウ=ヒロシマ2013にお越し下さい!

しつこく宣伝!

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<写真は設営中の会場入口の様子>

今週末の土日には、広島駅近くで、スタンプショウ ヒロシマ <第30回記念展>が開催されます。

会期・会場等
【会期】5月25日(土)~26日(日)
    25日(土)10:00~17:00、26日(日)9:00~16:00
【会場】広島県立産業会館・西展示館
【主催】中国・四国地方本部、スタンプショウ=ヒロシマ組織委員会
【備考】入場者には、stamp clubを配布。
【切手商ブース】ジャパンスタンプほか

ここ数日のブログでしつこいくらい宣伝していますが、僕も本日前日入りして、設営のお手伝いをし、夜は実行委員会の皆さんと広島焼きを食べに行き、明日を本当に楽しみにしています。
皆様是非ご来場ください。
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[ 2013年05月24日 22:09 ] カテゴリ:その他の切手展 | TB(0) | CM(0)

切手の貼り絵や風景印の収集が、切手業界を活性させるか否か

切手収集は、制約の少ない趣味として成立すると私は考えています。」という記事を五月初めに書いたところ、非常に多くの反響をコメント欄でいただき、建設的な意見交換をそこで行う事ができました。

そこから少し離れますが、今回は、郵趣の裾野を広げる目的で取り組まれている、切手の貼り絵や風景印の収集について、私の考えを書きたいと思います。

郵趣にどこまでの範囲を入れるかの定義は人により異なります。認定の権威は世界的にもないため、(FIPはあくまで競争展の開催元であり、競争展出品者、審査員等以外の郵趣家については決定が及ばない)人により解釈が異なっても私はいいと思っています。

言論の自由ではありますが「あなたの集めている事は郵趣ではない」という発言は、言われる側の気持ちを考えた上で言うべき究極の発言だと私は思います。言われた側の気持ちについての無理解は、自分をその場に置き換えてみると推測可能です。

子供の頃に、東京都練馬区にオームスタンプという切手ディーラーがあり、外国切手を多く取り扱っており、僕も通っていたのですが、ある時、ブータン切手の在庫を確認したところ「あんなおもちゃ切手はうちは置かない」と言われ、あぜんとした事があります。レコード切手や3D切手で有名な同国ですが、ファーストシリーズは普通の切手ですし、変わり種切手も郵便に使用されている以上は切手の一つです。実際、変わり種切手の使用例は最近、世界のトップクラスのオークションハウスでも取り扱われるマテリアルになってきています。本当の知識があれば、究極な発言をすることはないでしょう。もしくは無知の知であってもよいかもしれません。無知なディーラーだったためか大きくなる事はできず、一台限りの切手商でつぶれてしまいましたが。

一方、僕はスイス初期の切手を集めているので、1864年までに発行された切手だけを取り扱っているディーラーとも取引をしています。この業者は二代目に引き継がれ、大きなビジネスに成長しています。ターゲットマーケティング上、クラシック切手に集中していますが、決して、敵を作る様な、どこまでが郵趣の範囲などという発言はしません。

彼らが傲慢であれば、1871年以降に発行された日本の切手など、全て集める価値のないものということになってしまうでしょうが、自分たちにそんな事を言う論拠がない事を理解しているため、先の日本のディーラーの様な無知発言はしないのです。自分が集中する範囲、興味を持つ範囲を決める事は大事ですが、その範囲外へは無視は許されても無知な非難はしないべきです。

私の友人がやっているからというわけではありませんが、切手の貼り絵も風景印も、それにより郵趣の裾野が広がっていると私は感じます。少なくとも確実に言えるのは郵趣の裾野が狭まっているとは感じないという事実で、そちらの方がはるかに大事です。

もちろん、切手の貼り絵を楽しんでいる方が、FIPルールで運営される切手展に作品を出す様になるにはかなりパラダイムシフトが必要だというのはよくわかります。以前古沢君とも意見交換したことがありますが、風景印の収集から入った方についても同様の状況と考えてますという僕の意見とほぼ一緒でした。

ただ、僕がここで強調したいのはその波及効果です。
貼り絵を楽しんだり、風景印収集をされている方に伴われて切手の世界をかいま見た子供たち、家族達は、必ずしも同じ貼り絵や風景印を好きになるだけでなく、別の切手の収集に興味を持つ可能性があるということです。

これを、あまりに遠回りの期待と捉えるかどうかは、各人の持つ時間軸次第です。(ちなみに、スタンペディアプロジェクトの時間軸は、国際競争展参加者を念頭においた上で掲げる「30年後の郵趣人口の確保」に表されています。)
そして、ある打ち手の評価には必ず費用対効果の測定が大事なのであって、スタンペディアプロジェクトとして全く予算をかけていない両分野は、仮に十年に一人でもそういった人が現れてくれればROIとしては極大値になるので、是非どんどんすすめて欲しいなと考えていますし、私個人としては、風景印は戦前を中心とした一部の実逓以外はほとんど興味をもっていませんし、貼り絵については自分でやろうとは思っておりませんが、他者の宣伝のお手伝いなどであればできる範囲でしたいと思います。

少なくとも、無知に基づいてそれらの楽しみ方を批判するのは、無知な批判でしかなく、自分の収集範囲を同様に言われたらどう思うかという類推力を活用して、公にすべきではないと考えています。これは、私たちが掲げる「30年後の郵趣人口の確保」の観点からの意見です。
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[ 2013年05月22日 21:05 ] カテゴリ:opinion | TB(0) | CM(6)

スタンプショウ=ヒロシマ 2013 のご案内

特に近畿地方以西にお住まいの皆様はご注目!

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今週土日に、広島駅近くで、スタンプショウ ヒロシマ <第30回記念展>が開催されます。

会期・会場等
【会期】5月25日(土)~26日(日)
    25日(土)10:00~17:00、26日(日)9:00~16:00
【会場】広島県立産業会館・西展示館
【主催】中国・四国地方本部、スタンプショウ=ヒロシマ組織委員会
【備考】入場者には、stamp clubを配布。
【切手商ブース】ジャパンスタンプほか

日本で最も長い歴史を持つのは全日展、次いでJAPEXですが、その二つに次いで回を重ねると共に展示作品が質量共に見応えある分量で展開される、すばらしい切手展が何故か毎年広島で開催されています。

この切手展に対して、昨年迄の私は、どうして、大阪でも名古屋でもなく、博多でもない、広島県で、そのような規模の切手展を一回限りでなく、何年も続けて開催できるのだろう、と不思議に思っていました。調べれば調べる程驚いたのは、日本一のオークションハウスであり、JAPEX以外はPHILANIPPONクラスでないと力を入れたブースを出さないジャパンスタンプが毎年、この切手展には出店しているではありませんか、しかもこの切手展だけで販売するアイテムを揃えて。

しかし、今年になって、広島の蒐郵会の会合にゲストで出席させて頂き、全ての疑問は氷解しました。例会でやり取りされる話のレベルの高いこと、日本や外国に偏らず話が展開され、しかも皆自分の収集範囲外の知識の習得に貪欲なフィラテリストばかりが出席されていること。それに加えて、話題作りにより、毎回テレビを始めとするメディアが複数来る事。運営面もプロフェッショナルな事が昨年の活動報告をすぐ送ってくれた事からも明らかになりました。

私としてまず、主催の組織委員会の方にお願いしたのは、1月の目白の切手の博物館で開催した、「第一回ヨーロッパ切手展」の遠征展示をやらせていただけませんか?ということでした。これは実現し、今回、私を含めて7名が参加する事になりました。

その後送られてきた展示リストには、インドネシアの国際展で大金賞を獲得した、井上さんの「在朝鮮日本局と諸外国の郵便活動1876-1910」が展示される事も分かりました。他にも横矢さんの昭和、槇原さんの米国等見たい作品が目白押しでした。
なかでも私が特に見たいのは、スイス伝統の先輩である小林さんの「スタンディングヘルベティカ」そして、大橋さんの「郵便事業発達史」です。この二作品はスタンペディアエキシビションにて展示済みですが、やはりなんとしてももう一度現物を見たかったのです。

ちなみに、私は、もう一つ特別展示のワンフレーム作品を今回作成しました。「30」というその作品は、30回記念展からインスパイアされているので、恐らくこの切手展でのみ展示すると思いますが、上二段で世界中の額面30の切手・最初の30枚を全て未使用で揃えた上で、カバーの抜粋を掲載すると共に、下二段で日本の額面30の切手をすべて展示した作品です(未使用、カバー、記念切手は欧文中心の使用済みで。この中で展示する、レユニオンの30サンチーム切手の未使用は日本で展示される物としてはかなり珍しく、また今回の展示品程マージンが大きな物の展示は初めてかと思いますので、是非御注目ください。

なお、私は前日より広島入りし、初日はテープカットから参加させて頂きます。また、展示物の解説を実行委員会よりいらいされておりますので、時間は分からないのですが、それもやらせていただきます。残念ながらその日の晩より海外出張ですので、記念パーティーには参加できず、17時の閉場と共に東京に戻ります。


展示リスト

(特別展示) 表示(切手展名開催年、部門) 賞 作 品 タ イ ト ル フレーム数
吉田 敬     30 ~第30回スタンプショウ=ヒロシマを祝して~ (1)
井上 和幸 インドネシア世界展2012 郵便史部門 大金賞 在朝鮮日本局と諸外国の郵便活動1876-1910 (8)

(回顧展示:日本関係)         
田中 啓之 全日本切手展2012 日本切手部門 金銀賞 旧小判切手1876~1879 (3)
豊田 陽則 日本切手部門 組織委員 普通切手1876-1937 (3)
横矢 仁 JAPEX2012 日本切手部門 大金銀 第3次昭和切手 (4)
天野 安治 ステイショナリー部門 審査員 戦後外信用はがき使用例 (4)
藤原 和正 JAPEX'05 日本切手部門 銀賞 カラーマーク付き普通切手 (5)
朝月 清次 スタンプショウ’06 オープン切手展 銅賞 日本で活躍した蒸気機関車 (2)

(回顧展示:外国関係)         
大橋 武彦 全日本切手展2005、テーマチック部門 金賞 郵便事業発達史 (3)
槇原 晃二 JAPEX2012 外国切手部門 大金銀 19世紀の米国普通切手 (5)
小林 莞爾 日本国際切手展2011 外国切手部門 大金銀 スイス普通切手(1862~1907) (5)
渡邊 健 JAPEX'08 郵便史部門 銀銅賞 ニュージーランド郵便民営化の10年 1998-2008 (5)
三宅 秀生 スタンプショウ2009 トピカル部門 銀賞 キノコの切手 (4)

(企画展示;ヨーロッパ切手展「黒海」)         
吉田 敬     黒海沿岸諸国の最初の切手 (1)
吉田 敬     ドナウ川汽船会社の切手 (1)
内藤 陽介     VISIT CAUCASUS 露西亜編 (2)
赤須 通範     トルコ「オスマン・トルコ帝国の切手を中心として」 (2)
板橋 祐己     枢軸国ルーマニアの軍事郵便 (1)
櫻井 多加志     Georgia (3)
榎沢 祐一     都市の公共交通ー産業革命期からモスクワ地下鉄開業に至るまでー (3)
伊藤 文久     ウクライナインフレ1992-1996 (3)
吉田 敬     パケットで楽しむ外国切手「トルコ500種」を整理してみた! (2)


ステキな小型印も使用されます。
左上は第3次動植物国宝の円覚寺舎利殿
右上は第2次動植物国宝の平等院鳳凰堂
左下は平成切手のベニシジミ
右下は新動植物国宝/1967年シリーズの中尊寺金色堂 です。
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[ 2013年05月21日 19:42 ] カテゴリ:その他の切手展 | TB(0) | CM(4)

「切手展のことばかり考えるのはよくない」 は本当か?

スタンペディアプロジェクトは、郵趣を制約の少ない趣味として推し進める立場を取っています。
これは、私自身が四半世紀近く郵趣の現場から離れていた復活組のフィラテリストであるから本心からそう思えるのだと思います。

というのも、郵趣の世界の中で議論となっている事の中には、郵趣の世界の外から見たら、どっちもどっちな事が沢山あるからです。何故、狭くシュリンクしていく世界の中で、自分のやり方は良い、他人のやり方はいかがなものか?という事を十分な知識とビジョン無しに語る事ができるのでしょうか。

微細な差異を研究の対象として楽しみ、評価する点が郵趣の楽しさであることに異論はないと思いますが、それが収集対象物ではなく、他者の収集方法への無知な中傷や批評になったら本末転倒です。


今回は、「切手展のことばかり考えるのはよくない」 は本当か?について考えてみたいと思います。まずは、「一心ふらんす、郵趣人生(松本純一 著)の感想」へのコメントで、新進気鋭の大学生フィラテリスト木戸君が書いてくれたコメントをご覧下さい。

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若い層に切手収集を広める際には、展覧会をもっと広めることが重要だと思います。
私が感じるのは、今の大学生は、切手収集は子供の遊びのようなイメージを強く持つようです。
図柄などの興味を促し収集を始めさせても、趣味が多様化している今の大学生には、
正直魅力に欠けます。だいたいは飽きるでしょう。
また、収集は何と言っても、同年齢層の仲間がいるということも大変重要でしょう。

展覧会でやっているような、郵便料金、消印種類、用紙の違い、刷色の分類など、そういう
話を友達にすると、大抵興味を持ちます。中には同じサークルで、入場料を払ってまで、
JAPEXに作品を観にきてくれた奴までいます。

やはり、今の若い世代でも、この例のように、知識的、研究的な興味から、
収集に興味を持つ人はいるということです。
展覧会に出すという目標は、収集の動機となります。
私が収集を断続的に続けてこれたのも、展覧会への憧れ、目標があったからです。
高校受験、大学受験の収集中断期にも、勉強を休んで、JAPEXには必ず行くようにしていました。
たとえ同年代の仲間がいなくても、毎回楽しく参観していました。目標があったので。

「切手展のことばかり考えるのはよくない」
割と耳にする注意ですが、根拠はどこでしょう?
逆に今の現状だと、展覧会から参観させ、興味を持たせる方法が一番だと日ごろから考えています。
文献を読む→マテリアル探し→プレゼンテーション
このサイクルは、今の若い人でも、絶対に興味を引くと思います。
自分の研究を他人に分かってもらうように、プレゼンする趣味は中々ないでしょうし、
歴史、時代を映す封筒や紙片が、興味を引かない訳は絶対にありません。
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大学生時代の私は、残念ながら木戸君のような国際展出品を挑戦するような能力は無かったと思います。僕の同年代では、池田健三郎、井上和幸、内藤陽介の各氏が若手国際展出品者として頭角を表していたと思いますが、私はそうではありませんでした。
ルールを読んで競争するという概念を切手に対して持っていませんでしたし、そもそもほとんど切手を集めていませんでした。

しかし、それでも私は「切手展の事ばかり考えるのはよくない」という意見を放つ気にはなりません。
切手展の事をよく知り、国際的に上位入賞もされた方がそう語るのであれば、それはまだ聞く価値のある発言だと思いますが、そうでない人の同様の発言は、単なるひがみでしかないからです。
当時の私は収集家としては大した事が無かったとは思いますが、少なくとも自分のできないことを達成している人をひがみから中傷する様な事はしないだけの大人ではあったと思います。

一方で、「切手展の事ばかり考えるのはよくない」に対する反論は、全てのそれに臨む郵趣家は当事者であり、行う事ができるものであり、今回の木戸君の論理は極めてロジカルに感じました。

ちょっと横道にそれますがAustralia2013でグランプリドヌールを獲得された佐藤さんが中高生の頃からロブソンローのオークションに参加されていたと聞かされた時は、そりゃーエコー葉書を集めていた俺とは次元が全然違うわな、と絶望感を味わったものです。
郵趣を楽しむジュニアの中には早熟な子供も多数います。そういった彼らに対して一律に子供のジュニア向け雑誌を発行し続けても何もうまくいきません。できる子は、どんどん上の世界に臨ませて行けばいいと思いますし、幸運な事に親や親戚のコレクションを継承できたら、それを使えば良いと思います。何故なら切手の収集という趣味には、金目のものの収集という側面が否定できないからです。

こういう話を書くと「切手展礼賛についていけないジュニア収集家は沢山いる」という反論がでてくるかもしれません。
私がその反論に対してあきれてしまうのは、どうしてセグメンティドマーケティングを考えられないのか?という事です。今や、どんな商品を対象に販売するにしても、単一の購買客を念頭におきません。そういう人は実際のビジネスでは実に多彩な人々をお客さんにしていると思うのに、ジュニア郵趣家となると、一つ以上のマーケティングセグメントに分類できないのです。

子供は同じ歳でも発達の段階も異なりますし、興味の持ち方も様々です。また、家庭の教育方針によって私たちが子供の頃より外国語に慣れ親しんでいる人も沢山いますし、そもそも日本国に居住する日本人以外の方も多くなってきています。従って色々なマーケティングセグメントを想定して、それぞれに合致するマーケティング方法を開発して行くべきなのです。

そして、恐らく十近くあるセグメントの一つとして、競争展出品は位置づければよく、そのセグメントの中では、競争展でより高い賞を取る為にどうすればいいのかを考えるべきだと思います。間違っても各セグメントで頑張っている人々を無知に基づく非難などはしない事が、郵趣の広い普及の為に必要だと考えています。






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[ 2013年05月20日 16:03 ] カテゴリ:opinion | TB(0) | CM(0)

Stampedia Philatelic Journalの国際展・大金銀賞受賞のご報告

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先週メルボルンで開催されていた国際切手展Australia2013で、私どもの「スタンペディア フィラテリック ジャーナル」が大金銀賞を獲得いたしましたことをご報告いたします。

今回、11-Bという出品区分に出品された全文献作品の中で最も高い評価でした。
ちなみに定期刊行物がこの区分に出品され、単行本は、11-Aに、カタログは11-Cに区分されます。

11-Aや11-Cに出品される、専門書やカタログで金賞を受賞する物はありますが、定期刊行物中心の11-B区分で大金銀賞を受賞することは私は珍しい事だと感じています。そしてその原因は、専門書と雑誌の発行目的の違いにあると思います。
ですから、この大金銀賞というメダルは、定期刊行物が取れる最高のメダルであり、私たちにとって自信の持てるご褒美となりました。

スタンペディアフィラテリックジャーナルは、郵趣分件ショップにてお買い求め頂けます。
2011年号と2012年号が発行されており、各送料別1000円です。二冊ともお求めの場合は送料無料とさせて頂いておりますので、まだの方は是非この機会にお求めください。
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[ 2013年05月19日 11:41 ] カテゴリ:競争切手展 | TB(0) | CM(2)
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