Stampedia founder's blog

オンライン世界切手カタログ「スタンペディア」創始者のブログです。
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欧文機械印 TOKYO NIPPON の最初期を更新しました!

1938年の東京中央郵便局の欧文機械印は、TOKIO表示のものとTOKYO表示のものが見られます。両者の最後期と最初期については、ひとつの注目ポイントで、昨年、TOKIO最後期として1938.1.1を発見しましたが、先日の切手市場でTOKYOの最初期を更新する印影を入手しましたのでご報告します。

20140302_3.png

印影の真ん中が薄いのはTOKYO NIPPON にはありがちな事なのですが、1938.1.7の使用例となり、これまでJPS本、鳴美本共に最古としてきた1/11を四日ほど更新した事になります。

ちなみに、局名の四文字目が見事に見えにくい為、TOKIO / NIPPON の最後期使用例の可能性も捨てきれませんので、もう少し調査を続けてみたいと思いますが、いずれにせよ、この日付更新カバーも含め、昨年のJAPEXよりもパワーアップした展示を、5/10-11に広島で開催される、スタンプショウ=ヒロシマ2014にて展示予定ですので、ご関心のある方は是非ご覧ください。



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[ 2014年03月28日 14:31 ] カテゴリ:日本その他 | TB(0) | CM(0)

stamp club 2014 の配付について

sc1.jpg既にスタンプクラブのホームページでもアナウンス済みですが、本年のジュニア向け切手収集雑誌(フリーペーパー)「stamp club(スタンプクラブ)」は、3/1にオープンした、東京・墨田区の郵政博物館の入場口にて配付していただいております。

郵政博物館の所在地は、東京スカイツリー界隈ですので、観光旅行とりわけ修学旅行や社会科見学のルートになりやすく、同博物館での配付は、当社が目指している「三十年後の郵趣人口の確保」というテーマに合致しています。

昨年の発行部数1万部を大きく越える3万部を今年印刷した理由は、上記調整を続けていたためであり、今年はより多くの小中学生そして高校生に、親や祖父母を経由する以外の方法でも切手収集をアピールするルートが確保できたのではないかなと考えています。

一方で、発行部数を三倍に増やした事で、発行コストは三倍にはなりませんが、二倍近くに増大しました。個人でのCSRとしての活動だけでなく、同様のお気持ちを持ってくださる先輩フィラテリストの皆様のCSRの場にしていただけたらと考え、本年より、一口2,000円のサポーター制度を始めました。制度の告知が遅く、限られた方法でしか案内ができなかったものの、最終的に49口 98,000円ものご支援を頂けた事は、嬉しいサプライズとなりました。

あわせて、読者プレゼントに賞品を提供くださった、ユキオスタンプさん、ジャパンスタンプさん、株式会社鳴美さんや、各種ご支援をくださった切手市場さんのおかげで、2013年以上の紙面が完成したのではないかと自負しております。

また年初より、メールやホームページと言ったインターネット版のスタンプクラブの構築を進めてきましたので、3万部のフリーペーパーから興味を持ってくれたジュニア収集家の受け皿となってもらえるよう、ネットコンテンツをこれからも毎週一つずつでもよいので充実させて行ければと思います。

今年実現できなかった事が唯一あるとすれば、スタンプショウ入場口での無料配布が今年はできないことです。スタンプショウ2013では協賛金の支払いをすれば配付を認めていただけたので、プロジェクトの予算より35,000円をお支払いし、実施させていただきましたが、スタンプショウ2014についてはやらせていただけない事が正式に決まりました。

スタンプショウは会期中の重複を除く入場者数がのべ3,500人と多く、ジュニアの来場割合が低いとはいえ、シニアからジュニアに行き渡る可能性も高いので、ここで配付できない事は残念で仕方ありません。しかし、郵趣協会には郵趣協会なりのジュニア振興策があると思いますし、私としては、結果としてジュニアへの郵趣の振興がうまく行ってくれれば、それでよいと考えておりますので、今年の彼らの策がうまく行ってくれればいいなと祈念していますし、個人として恨めしい思いはありません。

ギリギリまで昨年の様な配付ができないかご調整くださったJPS理事の方もおられ、本当に感謝しております。
来年2015年版でまたスタンプショウ入場口での無料配布ができるために何をしたらよいか?という観点で、これからの一年間考えて行きたいと思います。
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[ 2014年03月14日 13:30 ] カテゴリ:stamp club | TB(0) | CM(0)

The Philatelist Magazine のホームページを開設しました。

昨年12月15日に創刊した、The Philatelist Magazine ですが、試験発行2号を目前に、ホームページを開設致しました。

これまで購読申込は Stampedia Founder's Blog 内でのみ紹介していましたが、当誌は紹介で購読が始まる事が多く、きちんとしたホームページを作った方がよいと判断しました。また、Acrobat Readerの読み方等のサポートの観点からも同様の考えに至りました。

ということで、http://tpm.stampedia.net/ が The Philatelist Magazine の公式ホームページとなりますので、皆様どうぞ拡散の程よろしくお願い申し上げます。
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[ 2014年03月07日 01:48 ] カテゴリ:フィラテリスト・マガジン | TB(0) | CM(0)

大正と昭和の区別

東京の菊田沢切手部会には、JAPEX2012の時に入会したのですが、土曜日は朝から行事が入っている事が多く、夕方には疲れてしまって、一度も参加できずにいましたが、先日、久々に参加する事ができました。知り合いが多い事もあるのかもしれませんが、とても刺激的で楽しい会でした。小判切手や昭和切手に触れられる、広島の蒐郵会と同じくらい楽しかったです!

菊・田沢時代に素人の僕からすると見るもの聞くもの新鮮で、金子入り書状の話や、物品価格表記の話、封皮の話等どれも刺激的でした。色々と質問もできたので、最近気になっている、1年-15年の使用例が、大正1-15年なのか、昭和1-15年なのかをどう判断するのかについて聞いてみました。

自分で導きだしたのでは、
1)風景切手
  ほとんど昭和時代の使用例で、15.7.4以前の消印であれば確実に昭和時代。
  大正時代の使用例は、T15.7.5に発売された第1次平面版の三種のみに見られ、しかもT15.12.25までの半年しかない。
2)新高額切手
  毛紙の発行はT13.12.1であり、大正時代の使用は、13,14,15に存在する。13.11.30以前の消印は確実に昭和時代
  ちなみに白紙(S12.11.1)であれば確実に昭和時代
3)震災切手
  T13.9月末に売りさばき停止、T14.4月末には回収となったため、大半の使用例は大正時代。
  昭和初期の使用例は残存するかもしれないが、12-15の使用は、原則として大正時代と考えてOK
4)富士鹿切手
  第1次旧版の3種のみT11.1.1に発行。大正時代の使用例は、11-15に存在する。1-10年の使用例は確実に昭和時代
  ちなみに第1次改色以降の発行はすべて昭和時代。
5)旧高額切手
  関東大震災迄は製造されていた為、新高額切手の発行に関わらず、昭和初期の使用例はありえる。
  さすがに白紙は残っていないと思うので、白紙であれば、原則として明治・大正時代の使用例。
  T3.5.20に毛紙が発行されたので、3年以降の使用済みの場合は、基本的には大正時代の使用例だが、一応昭和も疑う必要はあるかもしれない。
6)田沢切手
  最も難解。切手の製造面でまずは分けざるを得ない。(これが苦手・・・)
  毛紙以外(大正白紙、昭和白紙)やコイル切手については迷わずそれぞれ大正時代・昭和時代の使用例。
  旧大正毛紙(T3-14)と新大正毛紙3銭(T15.5月)については、大正・昭和時代にまたがる可能性はある。
  もっとも通常切手なので切り替わりは早いため、旧大正毛紙については基本的には大正時代の使用。新大正毛紙の15年の使用例は大正時代という判断で良いとは思いますが。
でした。


ちなみに、そのとき、僕は切手市場帰りだったので、そこで買った安いカバーを見せて、これが大正14年か昭和14年か判断を田沢の専門家の方はどう判断するのか聞いてみました。
20140302_2.jpeg
そうしたら、会長の山口さん、そして、大阪でもご一緒するとど氏揃って、これは昭和14年だよ、と即答。
「ふえっ、どこで判断したの?」
「紙が明らかに白紙だもん」
そうか。ルーペやスケールがなくてもそれが分かるのか、と僕は感心してしまいました。大正白紙の可能性は?と思ったりもしましたが、大正白紙は大正2-3年で終わっているので、それは当然ないわけですもんね。

まずは白紙の切手が一目瞭然で分かる様になる様、単片を見慣れないとな、と思った次第です。



では次のカバーはどうでしょうか?
20140302_1.jpeg

「うーん、これはちょっと紙は分からないなー」
「消印も読みずらいね」
「薄いけど、名古屋・14・?30って読めるんです。」
「これは大正14年じゃないかな」
「えっ?なんで?どこでわかるんですか?」
「ローラー印の線の太さが全然違って、昭和時代に比べて大正時代は繊細」

このローラー印の繊細さはすぐには分からなかったのですが、確かに台切手は旧大正毛紙でしか発行されていない2銭であり、大正15年に風景2銭に切り替わった事を考えると、大正14年の使用であるはずですよね。
僕の様なゼネラルコレクターにとって、伝統郵趣である範囲を専門的に収集している方の視点はいつも勉強になります。菊田沢切手部会にはこれからも時間の許す限り参加できればと考えています。
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[ 2014年03月02日 11:05 ] カテゴリ:日本その他 | TB(0) | CM(0)
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