Stampedia founder's blog

オンライン世界切手カタログ「スタンペディア」創始者のブログです。
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郵趣界四大寄付金の推移を調べてみた

日本のフィラテリー関連のイベントやプロモーションにおいて寄付金の果たす役割は大きいです。
当社のスタンプクラブも2016年は100名近いフィラテリストのご好意に支えられています。
これら寄付金ですが、全容がなかなかわかりにくいので、数年分をまとめてみました。

スタンプクラブサポーター
 2014年 一口2,000円 23名 98,000-
 2015年 一口2,000円 79名 306,000-

JAPEX寄付金
 2011年 624名 3,612,000-
 2012年 635名 3,874,000-
 2013年 644名 3,853,000-
 2014年 592名 3,709,000-
 2015年 566名 3,609,140-

全日本切手展基金
 2015年 98名 1,076,000-
 2014年 59名 963,000-

スタンプショウ基金
 2013年 281名 1,514,000-
 2014年 247名 1,632,000-
 2015年 309名 1,924,160-

これを分析すると、次のようなことがわかりました。
(1)JAPEX寄付金は万全
 4年連続して毎年5%の会員が減少しているJPSですが、競争展を支持するクラスのフィラテリストの支持は、人数的にも金額的にも全く衰えていないことがわかります。この寄付金額が仮に将来減少したとしても、JAPEXは黒字が大きく出ている事業なので、金銭面からの事業継続に問題はありません。

(2)少数の寄付により成り立つ全日展
4つの寄付の内、3つの寄付における一人当たり寄付金額は、3500円から5500円ですが、全日展だけは、10000円を軽く超える金額になっており、「広く浅く集める」のではなく「狭く深く集金する」様子がわかります。拠出してくださっている名簿を見ても、JIPPや連合役員が多くの金額を拠出しており、主催者が手間隙だけでなく自腹を切って、全日展を成功させようとしている努力の跡が見られます。
同展覧会の新体制による運営が二年目ということもありますが、今後より広く浅く寄付を受け付ける体制作りが求められます。寄付開始が遅くその方法がこなれていないことも一因でしょうからこの点の改善も大事かと思います。

(3)意外と多かったスタンプショウへの寄付
世界統一のルールに従って運営される競争展ではないスタンプショウに、これだけの寄付が集まっているのは正直驚きました。2013年から始まり3年目にして定着した感があります。拠出者名簿を見比べるとJAPEX寄付とは異なる名簿のお名前も観るため、これはこれで支持を得ているのだな、と感じます。

(4)検討しているスタンプクラブサポーター
最後にスタンプクラブのサポーターです。金額こそまだまだ少ないですが、サポーター人数はすでに100人の大台に近くなっており、金額も右肩上がりになっています。「30年後の郵趣人口の確保」という旗印にご賛同いただく方が年々増えており、体制を磐石なものとし、成果をアピールすることで、より多くのサポートを得られるようにしたいと考えています。

*2016年のスタンプクラブサポーターになってくださる方はこちらをご覧ください。(これが言いたかった。。)
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[ 2015年12月31日 16:02 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

「郵趣」1月号が届く

20151225_01.jpg毎月末のお楽しみ「郵趣」が今月も到着しました。

今号の楽しみは、「JAPEX2015」の振り返りです。竹上審査員長の審査総評は、ここで手短にコメントするには足りないほど、重要なメッセージがたくさん入っていました。これは改めて別のブログポストをしたいと思います。

小林さん、有吉さんの作品に加えて大金賞を取った手嶋さん、内藤さんの作品が掲載されたカラーページは眼福です。また企画展「年賀郵便」の誌上再現もいいですね。企画出版は買いだと思います!

ありがたかったのは、書評に掲載された、長野行洋さんの「Stampedia Philatelic Journal 2015」。当誌は毎年かなりの部数を郵趣サービス社経由で販売しています。本書評のおかげでまた本書が普及することと思いますし、それが「30年後の郵趣人口の確保」に大いに役立つと思います。


ところで先月、今日と同様のブログをアップしたところ「褒め殺しでしょ?」との心外なコメントをいただきました。また「吉田さんは連合派でしょ」という、「あなた頭悪いでしょ?」と聞き返したくなるような質問をいただくこともあります。

「何をおっしゃる、うさぎさん」という気分です。

(1)「郵趣」は業界で数少ない月刊カラー雑誌です。これを楽しみにするのは僕にとっては当然です。小さな囲み記事や広告一つとっても得るところは大きいと思います。

(2)「郵趣は郵趣研究やフィラテリストマガジンと違い、読むに値する記事がない」というのはマーケティング戦略の違いです。すべての郵趣雑誌がトップフィラテリストのためである必要はないと先日のブログでも書きました。

(3)金井氏、水原氏 両名が死んでだいぶ経つわけですから、ごく少数の人間が未だにやっているくだらない争いはもうやめてもらえないですかね。特に何年も前の怨念を当人でなく現在の担当者に言う輩は弊害でしかありません。立場の弱い者いじめも甚だしいと思います。我が国の郵趣振興を真に考えていないから、そのような個人的な怨念のみで活動できるんであって、エセ郵趣活動家も甚だしいと思います。

(4)そもそも連合派、JPS派って分類が頭悪いですよね。僕は何度も立場を書いていますが、国内外のすべての郵趣団体と等距離にお付き合いします。もちろんスタンペディアプロジェクトも同様のスタンスです。そして、お付き合いのポイントはうちの目指す「30年後の郵趣人口の確保」に合致するかどうかです。

(5)僕はJPSの維持会員ですし、郵趣や郵趣研究に過去数年間何本もの寄稿をしています。たくさんの部会に入っていますし、JAPEXやスタンプショウを盛り上げるために多くの出品をしています。一方、連合は2015年及び2017年以降は賛助会員ですが、全日本郵趣は寄稿依頼がないので特に何も書いていません。これでも僕は「連合派」なんですかね?(まぁそもそもどちらにも分類されたくないですけどね)

(6)「郵趣」の編集方針が、旧来のフィラテリーに寄りすぎていないことは、競合雑誌を発行する立場からすると助かります。フィラテリストマガジンは、「郵趣研究」や「全日本郵趣」や「たんぶるぽすと」のようなフィールドを目指しているのではなく、「1980年代の郵趣」のような総合郵趣情報誌を目指していますので。一方で、当社の編集チームは女性が多いですが、それでも今の郵趣が展開しているような紙面を作ることは難しいです。またそもそも切手女子やお金を持ったライト郵趣家に絞ったマーケティングは戦略として採用していませんので、そのような雑誌を作ることも当面ないでしょう。だとしたら、ここはそれが得意な郵趣出版さんにお任せすれば良いのであって、わざわざマーケットの小さなレッドオーシャンで二誌が競う必要も意義もないと思います。



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[ 2015年12月25日 18:30 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(1)

The Philatelist Magazine 連動動画 マーチン石膏像



アンソニー・ウォーカーさんの記事に出てきたやつです!
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[ 2015年12月25日 00:00 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

100円ショップの活用

郵便制度史研究会の忘年会で熊谷に。
待ち時間にふらっと入った100円ショップで、A3ブリーフケースを発見。キャンドゥ熊谷駅店です。
自分のジュニア時代を考えると、ボストークバインダーで、千円。ハガキファイルで千円。プレスターで二千円。とお金が飛んでいき、切手自体にまでたどり着けなかったことを思うと、今郵趣を始めるには、大好機だと思います。
このような環境で、郵趣を振興できないというのはありえないので、頑張ろうと決意を新たにした次第。
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[ 2015年12月24日 11:35 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

The Philatelist Magazine連動動画「英領ギアナ 1セント」



ガラ隙きで見れました。NYではこうはいかないかも。
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[ 2015年12月22日 14:41 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

[絶賛募集中!]スタンプクラブ2016 郵趣サポーター になってください!

[こちらは本年10月28日掲載記事の再掲になります]

ユース層に向けた郵趣普及の為に「誌代無料のフリーペーパー」である「stamp club」を2013年に創刊し、すでに三年間発行して参りました。まったく誰もやったことのないアプローチでのプロジェクトですので全てがうまくいった等とまでいう気はありませんが、三年間を総括すると、予想以上に効果がでてきたのではないか、と感じています。

これは当プロジェクトの目的が「30年後の郵趣人口の確保」にあると明確にしているから成果が感じられるのだろうと思います。スタンプクラブの発行部数や発行回数、配布数を伸ばす事自体はさほど難しい事ではありません。極端な話、切手展の展示数を増やすことも可能でしょう。しかしそれは大人の自己満足でしかないこともまた事実であり、私どもはそのような昔ながらのジュニア育成方法は、効果がないことがわかっているので、とらないことにしています。

正確な結果は30年後にしかわかりません。しかし、実際にジュニア、ユース収集家とやりとりをすると、30年後に彼らが郵趣活動をしてくれるためのロジック作りが見えてきます。そして、その手法として私どものプロジェクトでは、インターネット、なかでも電子メールに軸足をおき、なるべくお金をかけさせずに、切手集めの魅力を深掘りすることを第一のポリシーとしています。また第二の矢として、ユースが収集を中断することを前提にした復活の契機作りをこれまたインターネット上に整備することにしています。これは復活組のコレクターに対する導入としても成果をあげられる点で一石二鳥です。

この一年は特に電子メールによるジュニア、ユースとのやり取りが軌道に乗り、彼らのニーズがダイレクトに伝わってくるようになりました。それによりどのようなコンテンツを提供してあげればよいのかが見えてきた一年となりました。
またパイロットケースとして、岩手県、宮城県、福島県、千葉県、埼玉県の5県の公立・私立図書館300強を選択して、スタンプクラブの献本を実施しました。これはユースやジュニアの新規来場がほとんど見込めなくなった切手展や郵趣博物館での配布が分母拡大につながらない事からフィラテリーと接点のないジュニアへのアプローチ方法として設定したもので、来年はより多くの図書館に対しての配布を実施したいと考えています。


さて、ここで来年の話です。
スタンプクラブは四年目となる2016年ももちろん刊行致します。そして発行は4月をめどに考えています。
先ほども書きましたが、4年目となる来年はいかに多くの公立・私立図書館に献本できるかにあると考えています。そしてそのためには、発行部数3万部を減らしてでも郵送料(10冊送れるスマートレターで@180円)を確保し、今年の300館に対して500館以上は送付したいと考えております。

そこで、皆様にお願いです。
2013年より全国のフィラテリスト及び収集団体の皆様に一口2,000円でサポーターになっていただくお願いを開始させて頂きました。初年の2013年は50口 100,000円の、そして2014年は156口 312,000円ものご支援を頂戴する事ができました。この強力なサポーターの皆様のご支援により当初予算ではせいぜい100館に献本できればよい程度で組んでいましたが、結果として300館に献本ができたわけです。

2015年はこれにもましての、サポーターのご支援を賜りたいと考えております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。


stamp club 2016 サポーター ご協力のお願い

一口2,000円で募集しています。

ご送金方法
(1)郵便振替:00100−6−323638 加入者名:吉田敬
(2)PayPal:kaimono@kitte.com 宛てにご送金下さい。

ご支援賜った方のご芳名(団体名、ニックネームも可)を2016年号等に掲載すると共に、次号発行と共に見本紙を10部贈呈いたします。(それ以上の数量の配布をご希望の場合も最優先で対応します。)
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[ 2015年12月21日 11:43 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(1)

どうして水原コレクションをJPSオークションが取り扱わないのだろう?

Monacophilaで体験したあまり愉快でない会話に、SPINKのオークショニアだと名乗る人物から1月に香港で水原コレクションを売り建てるから遊びに来いよ、と言われたことがあります。
会話自体はどうということはない内容ですが、言い方が高飛車だったのでカチンときて「I'm only interested in stamps issued in the classical period, those items are too new for me.」と返してやったことがありました。あちらもむすっとしていたようですので、まぁおあいこですね。

実際、中国切手は、父の影響で高校生の時に少し集めていたこともありますが、最大の理由は安かったからで、高いお金を払って集めるんだったらヨーロッパだろう、という趣向が今の僕にはあります。(ま。もっとも現行切手やエコーハガキも好きなのではありますが)だから、そのオークションの価値がいかほどかは正直知らなかったのですが、日本に帰ってきてその話を友人にすると、その1月のSPINKのセールは、水原コレクションの中でも最も重要なパートで、総額4−5億円するとの予想もあるのだそうです。

ここで僕が思ったのは、どうしてそれをJPSオークションが取り扱い、JPSの収益にしないのだろう、ということです。一回のセールでJPSオークションの年間セール額の4−5倍にも相当します。
オークションにかかる手数料は売りと買いを合わせれば、セール総額の25%にもなります。

聞けば、水原コレクションのセールは過去にも香港のSPINKで何回も行われてきたとか。
ということは、本来JPSに入るべきセール総額の25%が、全部英国のオークションハウスに持って行かれてしまったということではないですか。もったいないし、なんという損失なんだろう、と思います。

SPINKは世界の国際展に自社広告入りのフレームを提供するスポンサーになったりしています。一方でJPSはフレーム確保に苦しんでいる。なんという対照的な姿だろう、と思います。



もちろん大前提として個人の収蔵品をどこで売却しようがそれは自由です。
ただ私がこのブログを書いたのは、第500回JPSオークションの冒頭において主催団体から次のような依頼がJPS会員にあったと聞いたからです。以下は引用です。

セールの冒頭、担当役員の方からご挨拶があり、「JPSオークションの収益なしには、JPS自体の財政維持は非常にきびしい」旨の発言とともに、参加者への協力依頼もありましたが、これを2006年度に彼から担当委員長を引き継いだ際の記憶を蘇らせながらきいておりました。当時、それまでに担当役員らが招来させた慢性的な赤字体質やお客様からの不信任を一刻も早く払拭すべく、同年4月から私が責任者となって改革に取り組んだ結果、赤字体質は比較的早期に黒字転換させることができました。以降は今日まで黒字体制を継続できているようです。ただ、現状をみていてハラハラさせられることも少なくないだけに、一度経営に失敗したという教訓に謙虚に向き合いつつ今後も同じ過ちを繰り返すことなく進んでいってほしいと願うばかりです。[池田健三郎ブログ:JAPEX2日目]

私は正直申し上げると、JIPP設立やそれに先立つ若い理事3名の退任に至る改革と衝突についてリアルタイムに情報を知りません。なぜならその時期は20年近い収集中断の最後期にあたり、日本の郵趣団体の内情などとても知る由もなかったためです。なので、池田さんがブログで書いておられる内容についても、池田さんの立場からすれば確かにそうなのだろうな、と思いつつも、逆にJPS側の意見や裏打ちされ数字があるのであれば、それも聞くことが公平かなと感じていました。



ただ今回のSPINKの話をきっかけに私の脳裏に浮かんできた疑問は、主催者自身が「任せても高くならない」と考えて出品しないようなJPSオークションに、会員だけが何故協力しなければならないのか?同じく経済合理性に基づいて、例えば日本のマテリアルであれば「高く売れるジャパンオークションに出そう」と考えて協力しなくても仕方ないのではないか、ということです。

JPS自体の財政維持が厳しく会員に協力を依頼するのは一つのやり方ですからよくわかります。しかし、そのような依頼をするのであればまず主催者側が売り場としてJPSオークションを選んで出品すべきです。それができないのであれば、会員だけに、財政維持が厳しいからという理由で依頼をすべきではないと私は思います。







なおこのまま投稿すると、JPSオークションでは海外からのビッドが入らない(顧客ネットワークもシステムも)からという単純な反論もあるかと思うので、世界の潮流について説明します。水原氏の中国と同じくらい大規模なコレクションの近年の売却方法として、カナダのブリガムコレクションの売却を例示します。

同氏はこの売却にあたり、ブリガムオークションを設立し、その上で国際ネットワークを持つクリストフガートナーらと提携しています。ある程度以上の規模のコレクションであれば、それのみを販売する新法人を(日本ないし外国に)作って、海外と提携するなどの技も簡単に取れる時代です。JPSオークションは、会員に経済合理性を無視してでも協力するよう依頼するよりも、経済合理性を損なわない提案をご遺族にこそし、不安を取り除いてさしあげるべきだったと思います。


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[ 2015年12月19日 00:30 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(2)

大名刺2016 The Philatelist Magazine 新春号外企画

大名刺2016への参加のお誘い(無料)

「スタンペディア日本版」機関紙である「The Philatelist Magazine」は 2015 年に引き続き、 2016 年も元旦に号外を発行いたします。
そして、2016 年元旦号外では会員の皆様の交流促進のため「大名刺 2016」を行います。ぜひご参加ください。

事業名称 大名刺2016
募集締切 2015年12月25日(到着分まで)
参加資格 2016年の年会費2000円を完納している会員
発表 「ザ・フィラテリストマガジン」2016年元旦号など

お送りいただくものはアルバムリーフの画像一枚のみです。画像を電子メールでお送り頂 いても構いませんし、カラーコピーしてご郵送頂いても構いません。
お送り先:tpm@stampedia.net もしくは 102-0083 海事ビル内郵便局留置 吉田敬


この企画はまさに昔流行った「大名刺交換会」の再現です。
アルバムリーフ1ページを大きな名刺と見立てて、参加者が展示し正月を祝う郵趣の取り組みは、子供の頃に「いつか大人になったらやってみたいなぁ」と思ったイベントです。しかし近年正月の郵趣の催しとしてはあまり目にすることもなくなりました。背景には、参加者の減少以外に、お酒が入りほろ酔い気分になるイベントに、切手のリーフを持参し、 紛失するリスクが嫌がられている面もあると思います。

そこで「ザ・フィラテリストマガジン 2016 号外」では、これをバーチャルで実現したいと思います。 元旦に配信される(PDF 版のみ。紙版の配送は 1/8 頃)ので、年賀状の代替としてご活用いただけます。

なお、どんなリーフならいいのかよくわからない、という声も聞きました。初年度ですので、サンプルを4つほど作ってみました。あくまでサンプルです(しかも内容は嘘)ので、これにかかわらず自由な感覚でご参加ください。


[サンプル1:新年の抱負を書くパターン]

20151213_1.jpg


[サンプル2:旧年中の入手マテリアルを披露するパターン]

20151213_2.jpg


[サンプル3:自己紹介パターン]

20151213_3.jpg


[サンプル4:年賀マテリアル紹介パターン]

20151213_4.jpg


注1 リーフ上部には、氏名をご記入ください。(漏れている場合は主催者で記載します)
注2 大名刺の掲載は、12月15日を起点とした到着順に掲載させていただきます。
注3 リーフサイズは自由ですが、A4 に収まるように編集されますので、ご了解ください。
注4 本企画の掲載は、スタンペディア日本版2016年分の会費納入者に限らせていただきます。
注5 内容により掲載をお断りする場合がございます。 この場合、発行者は一切の理由を開示いたしません。


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[ 2015年12月15日 12:00 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

World stamp show New York 2016 アクセプトリスト

World stamp show New York 2016 は、2016/5/28から6/4まで米国ニューヨークで開催される国際切手展です。

私吉田は同展覧会の日本コミッショナーに選任され、本年頭より活動してきており、順次報告を本ブログ並びに国内各団体へ電子メールでお送りしております。

さて、先般報告の通り、同展覧会での展示アクセプトは文献を含み32点となりました。
その後、展覧会実行委員会から各国コミッショナーに対して出品申込後の出品キャンセルの有無の調査指示及び、タイトルページ・シノプシスの提出の依頼があったため、その調整をしておりましたが、こちらが完全にフィクスいたしましたので、アクセプト作品一覧を公開いたします。


ACCEPTED EXHIBITS

Class 1
1. L.V. Beethoven-his life in a historical context and his legacy. Yukio Onuma, 8 frames
2. Japanese Post and Foreign Postal Activities in Korea 1876-1909. Kazuyuki Inoue, 8 frames

Class 2A
3. The Flat Plat Printings of the Fourth Bureau Issue 1922-38. Kunihiko Tamura, 5 frames

Class 2C
4.Classic Germany. Takashi Yoshida, 8 frames
5. Austria & Lombardy-Venetia the 1850 Issues. Tamaki Saito, 8 frames

Class 2D
6. Japan 1871-1876 Hand Engraved Issues. Yuji Yamada, 5 frames
7. Australia – Kangaroo and Map design postage stamps. Hironobu Nagashima, 8 frames
8. Private Printing Period in Victoria. Masayasu Nagai, 8 frames
9. Japan Earthquake Emergency Issue 1923-1924. Tatsutoshi Kamakura, 8 frames
10.Japanese Occupation of the Philippines 1942-1945. Akira Kaburaki, 5 frames
11.RYUKYUS 1945-52. Tsukasa Ishizawa, 8 frames

Class 3A
12.Post Office Forms, Including Envelopes created for Conducting the Registered Mail Process 1842-1929.
Fumiaki Wada, 8 frames
13.U.S. Army Mail and G.H.Q. Postal censorship in Japan. Gensei Ando, 5 frames

Class 3D
14.The Japan Couriers 1601-1873. Yoshiyuki Yamazaki, 8 frames
15.Prompt Delivery in Japan from Pre-adhesive Period to 1937. Kenzaburo Ikeda, 8 frames

Class 4
16.U.P.U. Post Card of Japan 1877-1940. Masaki Sugihara, 8 frames

Class 7B
17.The History of Cartography-Mapping the World and Regions-. Takao Nishiumi, 8 frames
18.A History of Hong Kong. Yosuke Naito, 8 frames
19.The History of Artist’s Portraits – The Transition of Western Art over 600 years-. Kiyoshi Emura, 8 frames

Class 7C
20.A History of the Telephone-Telegraph to Digitalization-. Akinori Katsui, 8 frames

Class 9
21.The Hand Etched Documentary Revenue Stamps of Japan, 1873-1874. (Stephen) Jun Hasegawa, 8 frames

Class 11A
22.120th Anniversary of Japanese Commemorative Stamps. Japan Philatelic Society Foundation, Author
23.International Exhibition History 1865-2004. Yukihiro Shoda, Author
24.General Collection of Japanese Definitives, Bilingual, Full-Color. Stampedia, Inc, Author
25.Handbook of the Roman Letter Machine Datestamps of Japan. Stampedia, Inc., Author
26.Postal History of the Japanese Military Mail 1894-1921. Jun-Ichi Tamaki, Author
27.Hiroyuki Kanai: “Classic Japan 1871-1876”. The Philatelic Culture Museum, Author

Class 11B
28.Stampedia Philatelic Journal. Stampedia, Inc, Author
29.Stamp Club. Stampedia, Inc, Author

Class 11C
30.Visual Japanese Stamp Catalog Vol. 1, Vol 2, Vol 3, Vol 4. Japan Philatelic Society Foundation, Author

Class 12
31.Who is Liberty? What is She?. Masaru Kawabe, 1 frame

Class 14
32.Tonga Tin Can Mail History 1882-1947. Kazuyuki Inoue, 5 frames
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[ 2015年12月14日 16:00 ] カテゴリ:WSS NY2016 | TB(0) | CM(0)

JAPEXの審査票が届きました

帰国日に受け取った留置郵便物の中に、今話題のJAPEX審査票が入っていました。
2作品を出品しましたので、まずはご覧にいれます。

「Great Britain QV+4Kings」
20151207171552-0002.jpg
まず最初に申し上げたいことは、私はこの審査には納得できない点は一つもありません。
本作品は「ワンランク上のゼネラル収集」を目指したものでありますが、このため競争展の伝統郵趣のtreatmentから大きく乖離しています。TR&IMが21/30は恐ろしく低い評価ですが、さもありなん。自分の事前評価でも22/30と低く評価していました。

このようなTreatmentの低い作品を出した背景はただ一つ「本年の企画がペニーブラック175周年だったから」です。英国切手カタログも発行しましたし、盛り上げたかったのです。そして7フレームも展示させてもらうのに「競争出品にしないと無料になってしまうから」です。主催者の懐具合を知る身としては申し訳なさすぎたのです。

とはいえ、自分のメインとして収集しているジャーマンステイツや世界クラシックに比べると、そこまで思い入れがある分野でもないため、Treatmenの低得点を他のポイントで補うことができず、Studyが26/35、Condition&Rarityは23/30に留まりました。

審査員と出品者が知り合いである場合、出品者はどうゴマかしていくか、そして審査員は出品者のそれをどう見破っていくかという知的なゲームになります。しかし今回のゲームは有名な英国ということもあり、審査員にとって見破るのは簡単だったのではないかと思いますし、僕の分が悪かったと思います。

僕の事前予想は、Studyが24/35、Condition&Rarityは22/30でしたから総得点も含めて大きく外れていないと思います。本作品(英国)は、全切手を単片以上で揃え、かつその大半を未使用とした点でアピールはできたのですが、いかんせんマルチプルが少なすぎ、見た目が非常にシンプルな作品になっていました。より安価なマテリアルに関しては、きちんと収集していれば当然ブロックを持っていてしかりですので減点ポイントであることは納得できます。

低いTreatmentの作品を競争展に出品して良いスコアを取るためには、Treatmentのマイナスを跳ね返すだけの強烈なStudyやRarity&Conditionがなければなりません。そうしないと「ワンランク上のゼネラル」を目指したはずが「ワンランク下の専門収集の寄せ集め」になってしまいます。

比較までに僕が香港に出品した世界クラシックの作品は、これまたTreatmentの低い作品なのですが、とは言え主力収集範囲で時間をかけてマテリアルを収集し、研究しているため、Studyが30/35、Condition&Rarityが26/30と、それぞれ3-4点ずつ高い評価を国際展でいただけていますので、本作も極めればそこまで行く可能性はあります。

伝統郵趣ですので、珍しいキーマテリアルを頑張って収集し、価格の高くないものはコンディションに留意しマルチプルも揃え、その上でプレーティングや郵便料金について細かくリサーチしないといけないんですが、まぁ英国ゼネラルに、そこまで思い入れはないので、これが最初で最期になるでしょう。とにかく「ペニーブラック誕生175周年」企画を少しでも盛り上げられていたら嬉しいです。



「年賀郵便の歴史」
20151207171552-0001.jpg
こちらの審査票についても、実はほぼ納得しています。

ただ、そもそも論として「年賀郵便」というのは競争展の郵便史部門への出品として適切か否か、未だに私は否定的です。

「年賀特別取扱」の歴史であれば、プレも含めて郵便史として成立しますが、それは年賀郵便のごく一部に過ぎないと私は考えており、広義の年賀郵便を捉えるには裏面が不可欠。実際、年賀状として使用されたことが分かる紅枠ハガキ、脇付きハガキ、手彫切手カバーなどは希少なマテリアルです。しかしこれらの珍品は皆、競争展の郵便史部門におけるマテリアルとしては不適切であると私はルール上解釈しています。

これは同様なことを「暑中見舞郵便の歴史」や「寒中見舞郵便の歴史」「喪中郵便の歴史」と言ったように、文面コンテンツに絞った作品を作った場合、確かに知的で素晴らしい作品が出来上がると思うのですが、一方で競争展の郵便史部門の作品として適切かどうか、海外にアピールできるか、というと大いに疑問があると感じたからです。

本作品は僕の予想のワンランク上の金銀賞を今回取ってしまいました。僕が本作品を出した理由は「英国ゼネラル」同様に、年賀郵便が企画展示になっており盛り上げたかったのと、8フレーム出してただは申し訳無いだろうと思ったからにすぎません。しかし金銀賞の受賞により国際展にエントリーできる資格を持ってしまったのもまた事実です。

審査競技である競争展の賞というのは、人による審査である以上、誤差が生じるのは仕方ないことだと私は考えています。もちろんひどい誤審もあるでしょうが、誤審はマイナスに働くこともあればプラスに働くこともあります。そして誤審のマイナスを声高に主張する人の中には、誤審のプラスについて語らない人がほとんどです。

しかし今回の「年賀郵便の歴史」作品は、自分の専門収集範囲でないこともあり、冷静に考えることができます。
やはり金銀賞以上を出すべきではなかったのでは無いかと感じました。国内展における金賞と大金賞の違いなどは国際展を目指す人からするとあまり大きな違いではなく、より高かれば良い程度でしかありません。ただ、大銀賞と金銀賞との間には世界に出せる資格を与えるか否かという大きな差があります。JAPEXは国際展ルールに準拠することを宣言した切手展ですから、それを返上しない限りは金銀賞以上の授賞にあたり、この点は考慮しなければなりません。ですからこの点は違和感を感じました。もちろん高い方に評価していただいた場合はラッキーと思わなければなりません。

本作品を出品したもう一つの理由は、JAPEX85記念出版の「年賀」という書籍(「New Years Mail 1847-1985」という副題のついた赤色の書籍)を見て、その展開が郵便史とかいう次元以前の、単調な経年式の毎年数通ずつ展示する形態を取っていたことに編集者魂が反発して、年賀郵便ってもっとダイナミックに描けるんだぞ!と考えて数年前からマテリアルを収集していたことにあります。(たまたまそれにJAPEXの企画展示がぶつかった。)

会場での反応は見事に二つに分かれていて、
(1)明治16年はあったけど明治17年はなかったね、といったような経年式を取らないことをマイナスに捉えた感想と
(2)年賀郵便の歴史は、単調に年で並べるしかないと思っていたが、全く違うダイナミックなストーリーを楽しめた、という真逆の感想
があり、(1)の方が若干多かった気がします。

赤色の「年賀」本は、田辺猛著で読み物としては軽快で、実際今回の展示でも同様の展示をしている方を散見しました。ただしタイトルリーフにも書いた通り、年賀郵便は日本の郵便事業のドル箱でこれをもとに様々な経営判断がされていることを考えると、単なる羅列ではなく、ストーリーをつけてメリハリをつけた競争展でも通用する郵便史の展示が可能です。マテリアルの点でのマイナスが大きくとも、単調でない作品を実現したかったので、ご参観いただいた方から(2)のような意見を半分近くいただけたことは嬉しく思っています。

田辺猛著の「年賀」本が単調であるにも関わらず、30年も経た現在に影響を及ぼしているのが、年賀郵便を取りまとめた良著、特に作品集があまり世の中に出回っていないことが一因ではないかと考えています。ですので4割ほどの方にご評価いただいたことに意を強くし、私の作品「年賀郵便の歴史」を来年早々に部数限定で作品集化することにいたしました。もう一度ご覧になられたい方はもちろん、見逃された方も是非ご覧ください。田辺猛式・経年式の年賀郵便の羅列に飽きた方にはオススメの内容に仕上がっていると思います。



最後になりますがここ最近、主にクリティークを中心にJAPEX2015を非難する記事を見かけることが続きました。しかし私の場合は、本ブログポストに記載した通り、同展覧会への大きな不満はありませんし、むしろその通りだなとうなづくことが多かったです。

まぁ企画展示しかしておらずクリティークにも参加しないほどで、不満のブログを書かれた方々とは真剣度合いが違うからの余裕なのかもしれませんが、審査員・出品者ともに国際展ルールの勉強を不断に行い、日本の郵趣の水準を上げることが国際競争展関係者である審査員・出品者に必要なことは言うまでもありません。粘着質な個人批判などはご法度ですが自由闊達な論議を行い、改善すべき点は改善し、海外の流れを勉強することが双方に求められているのではないかと私は考えます。


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[ 2015年12月09日 09:00 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)
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