Stampedia founder's blog

オンライン世界切手カタログ「スタンペディア」創始者のブログです。
Stampedia founder's blog TOP  >  2016年11月

第2回製造面勉強会、残席わずかとなってまいりました。

2017年の最初のフィラテリーのイベントとして、来年1月7日に、第2回製造面勉強会を開催いたします。会場は綿商会館1階で、同日4階では切手市場も開催されています。

こちらの勉強会への参加者の募集を8月より行ってまいりましたが、おかげさまで参加者は40名を突破いたしました。残席もわずかとなってまいりましたので、改めてご検討中の方で参加を希望される方はお申し込みいただければ幸いです。


勉強会の概要
会名 第2回製造面勉強会
主催 無料世界切手カタログ・スタンペディア株式会社
日時 2017.1.7(土)10:00AM-18:00PM(開場09:30AM)
会場 綿商会館1階(東京都中央区日本橋富沢町8-10 ℡ 03-3662-2251)
会費 4,000円(昼食の弁当付き)
講演内容・講師(50音順)
 「昭和切手の版式別の版別研究----総論」新井紀元氏
 「グラビア普通切手の製造面収集(仮)」桑野博氏
 「手彫り切手と手彫り印紙の共通点や類似点に関しての勉強(仮)」長谷川純氏
 「文化人切手を通じて理解する戦後初期の凹版印刷(仮)」宮崎幸二氏
 *講師及び講演内容は変更の可能性がございます。
 *一講演は90分で、講演および質疑応答で構成されます。
 *講演の間には30分の休憩時間を設けます。(ランチ休憩のみ60分とします)
 *休憩時間のみ、切手商ブース(エージェントスタンプ等)が開設されます。


お申込 
本勉強会は、参加にあたり事前申込が必要です。 
ネットでの申込は以下にお願いします。

20161129_001.jpg 


関連記事
[ 2016年11月29日 15:01 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

NPO郵趣振興協会のホームページ、順調に更新されています。

昨日に続いて、ホームページの紹介です。十日ほど前に「NPO法人を作ろうと思います」という記事を書きましたが、その母体となるNPO郵趣振興協会は、地道に情報発信活動を行っており、ホームページも定期的に内容更新しています。

現在のところは、郵政博物館と共催する郵博特別切手コレクション展の公募に関わるご案内が中心ですが、活動は多岐にわたりますので、今後取り扱い内容も広がると思いますので、どうぞ定期的にご覧いただければ幸いです。


関連記事
[ 2016年11月22日 23:23 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

フィラテリストマガジンのホームページをリニューアルしました

2013年冬の創刊以来3年間変わらなかった、フィラテリストマガジンのホームページをリニューアルしました。今まではブログがメインでしたが、各種お知らせはあるものの、基本的には新たに購読を検討する方向けのページに、役割が変化しつつありますので、それ用の内容に変更しました。

なお現在はちょうど、2017年の新規購読者を募集中です。よろしければこの機会にどうぞご覧ください。(既存会員の方はマイスタンペディアより更新をお願いします)



関連記事
[ 2016年11月21日 10:52 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

首都圏における貸しホールの値段をWEBでちらっと見て回ってきました。

首都圏における大規模フィラテリックイベントに対して、貸しホールを営む業者の情報をWEBを回ってまとめました。

綿商会館
 4階    287平米 98,000/日(341/m2・日)
 4+5+6階 600平米 240,500/日(400/m2・日)

すみだ産業会館
 Aタイプ 1200平米 208,400/日(09:00-16:30)(173/m2・日)

都立産業貿易センター台東館
 6階  1479平米 309,400/日(209/m2・日)
 6+7階 2862平米 598,800/日(209/m2・日)

パシフィコ横浜
 ホールA 3300平米 1,188,000/日(360/m2・日)

実は製造面勉強会が開催される綿商会館は最も高いことがわかりました。
製造面勉強会はスペースをそこまで取らないイベントなので、利便性のためにここを使っています。同日に切手市場が開催されている集積のメリットも他には代えがたいです。

他にはローコスト経営を徹底している全日展は安い会場を使っていること、またJAPEXもさほど変わらないコストの会場で運営されており、二大競争展はいずれも会場を借りる費用は削減していることがわかります。

地方の情報をまとめたいのですが、大阪や博多で、どんな貸しホールがそもそも候補に上がるのかわからなかったので、スタンプショウ広島の開催される広島県立産業会館を調べてみたところ、西館第1展示場864平米が150,330円(173/m2)と東京の最安値と比べて決して安くありませんでした。

地方の貸しホール(新幹線沿い)でどこか安いところがあれば、どうぞおしえてください。


関連記事
[ 2016年11月20日 11:11 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

500フレーム規模の切手展覧会が開催されないと困る!【未解決】を改めて考察

今週末は楽しみにしていた、植物ミニペックス。午前中しか時間が取れなかったものの一時間半ほど滞在し、羽賀正雄代表世話人、石田徹さん、奥田重俊さん、宝田 嘉久雄さんに歓迎いただくとともに作品の解説をしていただき、楽しい時間を過ごすことができました。

私自身は植物には全く興味がありません。これは母が生物の高校教師ということもあり、小さい頃に逆に触れる機会が多いうちに興味を失ってしまったという逆パターンなのだと思います。しかしながら切手になると別で、有名なNova Scocia始め多くのクラシックを眺めたり、アーカイブや興味深いカバーなどをたくさん拝見することができました。また石田さん、奥田さんといった同分野トップクラスのフィラテリスト直々に解説をいただくことができたのも大変勉強になりました。

今となっては笑い話ですが、僕の中で、小判振舞処の奥田さんと植物部会の奥田さんが、最初一致していませんでした。奥田さんは植物切手の人というイメージが強く、長田さん@小判が、奥田さんの小判切手コレクションの素晴らしさを伝えられても「???」でした。トップフィラテリストが複数の全く異なる分野の収集をされているのを知ると、嬉しくなります。

さて前段が長くなりましたが、4日前にブログポストした「JPSがなくなったら困る事リスト」は思いがけぬ反響をいただきました。形あるものは全て壊れますし、お金のかかるものも全て壊れます、何もしなければ。。。「30年後の郵趣人口の確保」を掲げる当社としては、そうならないようにできることをやっていきたいと考えており、新設するNPO法人含めて、何をして何をしないかを選別しているところで、頭の整理としてあのブログポストは行いました。

その中で私が未解決と書いた件の中、「500フレーム規模の切手展覧会が開催されないと困る!」について、この土日に切手市場やミニペックスで色々な方と意見交換する機会がありました。私のブログポストの指摘に納得する方もいらっしゃる一方で、『そもそも500フレーム規模の切手展覧会が開催される意義は何?』という根本的な質問をされる方がいらっしゃいました。

それに対する僕の返答は、500フレーム規模の切手展を開催するとなると、全日展レベルのトップ作品だけでは成立が非常に難しく、メダルランクとしては下になるものの一般客が見ていて面白いと思われる広汎な作品(競争展ルールを守っていないものも多い)に展示スペースを与えることができるから、というものでした。

これには参観する側の「見る機会」が増える目的に加えて出品する側の「出す機会」が増えるという目的もあります。この観点は一見本末転倒ですが、展覧会に一度出すことでより深く郵趣に入る人がいるという点では、敷居の高い全日展よりはまずはJAPEXという人も多いのかもしれないと考えていました。

しかしながら昨今の全日展を見るとそこまで敷居が高いわけでもなく、一回出した後のことを考えると、むしろ国際展ルールを理解した審査員が多く適切なクリティークを受けることができ、初心者登竜門として機能し始めているのは事実です。レギュラー部門のワンフレームがないのはJAPEXより劣る点ですが、それ以外の点で普通の初心者にまずお勧めしたいのは全日展です。

話を元に戻し、500フレーム規模の展示は、出す側にとっての意義はある一方で、見る側にとっては、現実的なのかどうかという点に話を戻したい思います。JAPEX三日間をフルに楽しんでいる僕にとって、どうしても最後の方に展示されているテーマティクは関心があるにもかかわらず、流し見する程度しか時間が取れません。そもそもJAPEX三日間というものの3日目はジャパンスタンプオークションの下見と本番でほとんど会場に居ない人も多いと思います。となると実質二日間しかなく、その二日間にも部会ラウンジなどの仕事が入るため、実質的には1日しか作品を見る時間は取れません。しかし1日で500フレームを精査して見学するのはなかなか難しいとおもいます。1000フレームもあれば国際展(アジア展)が開催できてしまうので、その半分を集める国内展を常時持つというのは、もちろん幸せなことですが、一方で、そこまでのものを持ち続けないとフィラテリーは永続しないのか、というとそこまでコストがかかることでもないのではないか?というのが、その後思い始めたことです。

例えばドイツでは国内展を主要都市でもと周りで開催しています。そのような発想の競争展があったらどうなんだろう?

国内競争展を、東京に加えて、大阪、名古屋、博多で、いますぐやろうなどとは言いませんが、もし現状の500フレーム規模の国内競争展を東京で開催することが難しくなったら、代替するためのプランをいまから見積もってみてもいいんじゃないかな、と思います。

こういうのは、アイディアを口で言うだけなら誰にでもできることですので、実際に計算してみたいと思います。どなたか切手展を開催できるだけのハコをメチャクチャ安く借りれる地方のコンベンションホールがあれば教えて頂けませんでしょうか?
全日展は1200平米。JAPEXは1500平米*2Floorですので、間をとって2000平米程度で探してみたいと思います。







関連記事
[ 2016年11月15日 00:00 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

フィラテリストは必ずしも二大国内競争展に行く人ばかりではない

最初に書きますが、このブログポストには特に結論はありません。僕のブログには珍しいですが、感じたことをダラダラ書いただけです。
=====

毎年JAPEXや全日展が楽しくて仕方なく、それぞれ三日間の会期だけでは足りなく、ボランティアをしたり、いろいろな手段で少しでも切手展を楽しもうとしている今日この頃ですが、最近、日本のフィラテリーの大先輩数名とお話をして、これらに必ずしも行かないという人が少なからずいることに驚いています。

JAPEXと全日展で、人の入りが違うのをみると、それは、主催団体の好き嫌いや様々な感情がもたらすものなのだろうな、と思っていました。フレームの規模が単純に二倍強違うのも要因の一つでしょう。

しかしながら、最近知ったJAPEX不参加の方の理由は、そのようなものではありませんでした。しかも国際展にも行くようなトップクラスの積極性のある方でもあり、ただ単に「行っても期待通りの作品はなさそう」「そこまでしなくても収友との交流はできる」という点が原因のようでした。

僕はゼネラルコレクターで、トピカルやテーマにも興味があるので、どの作品を見ても楽しめますが、これは例外かもしれません。色々な作品を見て自分の作品を良くするという点では、日本人が作った作品よりは国際展で外国人が作った作品を見た方が勉強になるのはおっしゃる通りで、そうなると、国内の展覧会に行っても、、、という気になる人が出てくるのは仕方ないのかもしれません。

数年前までの自分を振り返ってみても、それなりの収集をしていたとしても、二大競争展に全部の日程参加したりはしていませんでした。平日が含まれることもありますし、実はそれが普通なのかもしれません。JAPEXも三日間の会期のうちの最終日は実はほとんど1日ジャパンスタンプにいるという人が多いのではないかと思います。

こう考えてくると、競争展は、お祭り的に楽しむ人ばかりでは永続しないかもしれません。つまりお祭り要素を作ることにより増加するコストに耐えられなくなるということです。

人と会うのは、別の交流会、切手の入手はオークションや即売会。企画展はミニペックス。こういう風に将来的には、単品化して、なんでも詰め込まれた今のJAPEXのような仕組みはどこかで分散されるのかもしれません。その時には、今の全日展のような競争展の部分だけが最後まで残るのかもしれません。

徒然。


関連記事
[ 2016年11月14日 00:00 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

NPO法人を作ろうと思います!

2007年12月に開始された、スタンペディアプロジェクトは「30年後の郵趣人口の確保」を旗印に、これまで9年間活動してまいりました。来年は10周年を迎える記念の年となりますが、この間の様々な試行錯誤を経て、私の活動にご協賛くださるフィラテリストの数も増えてまいりました。

その一端は、130名もの個人・法人が年に一度一口2,000円を拠出し、無料で2,3万部もの切手雑誌を発行するスタンプクラブの活動にあらわれています。この活動を通じて、無料の月刊電子メール切手新聞に登録している未成年フィラテリストの数は100名近くになってきており、今はむしろ彼らの道しるべとなるコンテンツをどんどん作っていく時期になったと思っています。

寄付をくださるサポーターが増え財政が豊かになってくると考えなければならないのは「法人は年に一度決算をして、利益に対して法人税を支払わなければならない。また株式会社において寄付の受け取りは認められない。」ということです。赤字の間は、法人であるスタンペディア社が差分を負担すればよかったのですが、黒字になってもそれは利益というよりは寄付に近い性格のものですから、税金で持っていかれるのは拠出者の気持ちを考えるとおかしい。

こういったことを考えていたので、スタンプクラブ事業については、万一サポーターが増え拠出金額が増えたら、発行母体をNPOに移管しようと考えていました。その「万一」が来たと言えますので、来年設立の方向で現在NPO法人を設立準備中です。(事業移管はNPO法人設立後を予定しています)

設立予定のNPOの母体は、NPO郵趣振興協会という任意団体で、実は今を遡ること4か月弱前の7月22日に、信頼できると私が思ったフィラテリストの方に理事や幹事になっていただきました。ホームページも立ち上がっておりますので、どうぞご覧ください。

NPO法人の設立を決意した副産物としては、万一私が何らかの理由でフィラテリーの活動が急にできなくなったとしても組織を作り仲間を作れば、誰かが継承してくれるということがあります。人はいつ死ぬかわかりませんから、万一に備えて事業継承を考慮しておくのが経営者としての責務かと思います。また一人よりも複数人でやったほうが知恵も膨らみます。

例えば当初は「スタンプクラブ」に代表される青少年育成事業だけを考えていたNPO郵趣振興協会ですが、仲間と話している内に様々なアイディアが湧いてきました。大人向けのフィラテリーの振興も当然やろうという話になり、現在は、郵政博物館と共催で開催する「郵博切手コレクション展」の出展コーディネートを行っております。11月15日まで募集しておりますので、ご関心のある方は是非ご応募いただければと思います。

新団体は、国内外のフィラテリー・サークル等と等距離でお付き合いいたします。またコストを考えた組織運営を行います。どうぞこれからにご期待ください。

関連記事
[ 2016年11月13日 08:49 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

スタンペディア日本版・2017年分会費更新の開始と「最近の情報」ダウンロード会員の募集

スタンペディア日本版の既存会員の方向けに、本日より、マイ・スタンペディアにて、2017年分の会費更新を承っております。(下図)

スクリーンショット 2016-11-11 163347いつも、フィラテリストマガジンをダウンロードしている、マイ・スタンペディアにログインすると、すぐに左図のような画面が表示されます。

冒頭の会員情報(ダミーです)、お知らせに続いて、「WEBから注文」というコーナーがありますが、この中で、会費更新をすることができます。

会費更新に加えて、紙版オプションやIZUMIなどのオプション、スタンプクラブのサポーター登録、その他書籍の注文も、本コーナーでご注文いただけますので、どうぞご活用ください。

http://my.stampedia.net


 

今回の目玉の一つは、「最近の情報」ダウンロード会員の募集(¥1,000-)です。

小判振舞処(静岡県、代表:長田伊玖雄氏)の機関紙である「最近の情報」は、平成16年4月10日(2004年)創刊の、小判切手とその時代のフィラテリーを扱う郵趣雑誌で、最新号は先月発行された第152号となっています。

これまで10年以上、紙代を取らず、私信の延長として発行されてきたため、購読したくてもなかなか購読できない「幻の郵趣雑誌」と呼ばれてきました。

しかしながら、使用面はもちろんのこと、製造面で日本の小判切手研究を牽引する数々の研究成果を発表されているため、その成果を広く共有するために、150号記念号の発行を契機に、発行者の長田氏が方針を大きく転換し、今回のダウンロード会員の募集につながりました。

当社代表の吉田敬は外国切手コレクターではありますが、製造面に関する勉強のため、2013年より小判振舞処に参加し、機関誌「最近の情報」を購読しております。会合は二大競争展の時しかありませんが、大変刺激の多い会で、日本切手や郵便史に関心を持たれておられる方であれば必ず得るところが大きいと思います。

以下に、マイ・スタンペディアを通じた「最近の情報」の購読申込(有償)方法について詳細を明記しましたので、ぜひフィラテリストマガジンとのご併読をご検討ください。

商品名 :「最近の情報」ダウンロード会員
販売価格:1000円
購読申込:スタンペディア日本版の年会費と共にお申し込み、お支払いください。
発行回数:年10-12回の予定

注意事項
(1)本商品を購入できるのは、スタンペディア日本版2017年分 年会費をお支払い済みの方もしくは同時に支払われる方のみです。
(2)会報「最近の情報」は年10-12回の発行を予定しています。しかしながら不定期発行であるため、発行回数は保証しておりません。このため、発行回数が3回を超えた場合については、返金はありませんことをご了承ください。

関連記事
[ 2016年11月11日 16:47 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

JPSがなくなったら困ることリスト

私は 公益財団法人 日本郵趣協会 を維持会員として支えています。
維持会員の年会費は26,000円(普通会員9,000円)です。あと19年以上生きてて、JPSがその時まで事業を継続するのならば、一括50万円支払いの終身維持会員よりも高くつくので、最も多く寄付する会員だとも言えます。

スタンペディアを始めとする様々な郵趣振興を自分で開始した一方で、このような高額会費を支払い、JPSを支えようとする理由はただ一つで「JPSが今すぐなくなったら困る」という一点に尽きます。

この論点は人によって様々に判断が分かれるところで、ある人は「今すぐなくなっても大丈夫だ」と言うし、別の人は「JPSがなくなったら終わりだ」と言います。ただ私が酒場で聞いているからだとは思いますが、回答者が広くフィラテリーを楽しむ人々を俯瞰して回答するよりも、自分にとってどうかという観点で述べていることが多く、基本的には、この判断については、私は自分で決めるしかないと思っており「JPSが今すぐなくなったら困る」という立場をここ数年とっています。

もっとも私の主収集範囲はドイツとスイスのクラシック。ヨーロッパのフィラテリー団体にも複数加盟しており、各国に友人やディーラーの知り合いがいますし、年に数度は彼らと出会っていますから、別に日本のフィラテリーがどうなろうが、主収集範囲にはほとんど影響がないと言えます。ただでさえ郵趣記事の少ない「郵趣」に僕以外の書いたドイツクラシックの参考になる記事が掲載されるとは思えませんし、国内最大手のジャパンスタンプだったとしても、僕の主収集範囲のドイツやスイスが僕の欲しいレベルで出品されることはないからです。

しかし、フィラテリーのおかげで、豊かな生活を送らせてもらっていると自覚している僕には、フィラテリーへの恩返しをしなければならないという意識も強く、それが郵趣振興(なかんずく日本の郵趣振興)に力を入れる原動力です。

一方で、先ほどの酒場の話に戻りますが、同じ「JPSが今すぐなくなったら困る」という意見の人と、同意できないのが「未来永劫JPSがなくなったら困る」という意見です。そんなにJPSさんにおんぶにだっこでいいのか?あなたは自分で何かしないのですか?と尋ねたくなります。

要望を出すだけなら誰でもできます。しかし一方でJPSは神様ではありませんし、予算にも限りがあります。JPSが郵趣界に提供してくれるサービスの内、一つでも多くのものを代替可能にしておかないと「JPSがなくなったら本当に終わり」という事態を招きかねません。

そこで私は数年前から「JPSがなくなったら困ることリスト」を掲げ、一つずつ潰すようにしてきています。これは一見JPSに競合するように見えるかもしれませんが、決して本意はそうではありませんし、また競合がお互いを強くする競争原理になり、受益者たるフィラテリストへのサービス向上につながると思っていますので、今日まで良くなったなぁ、と思う一方で、まだまだこれからもやらなければならないことがあるなぁ、と改めて思う次第です。


ではリスト公開です。
なお、私のターゲットとするフィラテリストは「郵趣」誌が想定する層と比べると、より昔からのフィラテリーに偏る層を想定しています。(=フィラテリスト・マガジンの想定読者層)

1 専門カタログが発行されなくなったら困る! 【解決の方向が見えてきた】
  手彫切手専門カタログ、日本切手専門カタログの発行が当面予定されていません。
  一国の初期の切手のカタログが発行されない状態はあまり良い状態とは言えません。
  ビジュアルや先日発売のJSCA普通カタログでない専門カタログはやはり欲しいですよね。

  つまりJPSが存在している現在でもこの状態はすでに問題となっています。
  しかし一方で、鳴美やスタンペディアが周辺カタログの発行を開始しており、
  すでにある程度の出版社であれば、誰でもカタログは発行できる状態になっていると言えます。
  このため、JPSがなくなっても、日本切手専門カタログに変わるカタログは発行できる状態が
  ほぼできつつあると言えます。あとは誰かが書くだけ?

2 国内で競争展がなくなると困る! 【解決】
  国際競争展ルールで行われる国内二大競争展の一方である全日展の主催から日本郵便が
  降りた2013年以降、この問題が顕在化しましたが、内藤陽介さんの孤軍奮闘で、2014
  年から全日展が毎年安定的に開催されてきています。
  全日展がなければJAPEXもなくなることは、競争展出品者にとって死活問題でしたが、
  この点は前者の安定により解決されました。
  もちろん競争展は二つ並存し、互いに切磋琢磨する方が良いのでJAPEXも是非続いてほ
  しいのは言うまでもありません。

3 500フレーム規模の切手展覧会が開催されないと困る! 【未解決】
  一方でJAPEXは全日展の2倍半の規模を誇るため、同程度の全国展としての役割を持っていた
  と思います。リーフを作るフィラテリストは必ずしも国際展を目指しているわけではありません
  ので、この需要は大きいにもかかわらず、大きな切手展としてのJAPEXの代替案はまだ見つか
  っておりません。

4 ミニペックスが開催できなくなったら困る! 【解決】
  JPSがなくなったら困る機能のうち、重要なものの一つがミニペックスです。
  首都圏限定ではありますが、月に1−2本、ミニ切手展が継続して開催されることは、参観者
  はもちろん、出品者にとってもモチベーションの維持につながるわけで、この機能が失われる
  ことは、フィラテリーの急激な後退につながると不安視していました。
  しかし、この点は来年から始まる郵政博物館の切手コレクション展により代替されたと言えま
  す。手前味噌ながら、これは大きな進歩かと思います。
  もちろん郵政博物館の展覧会とミニペックスは二つが並存し、互いに切磋琢磨すると同時に、
  各フィラテリー団体の展示機会が一つでも多い方が良いことは言うまでもありません。

5 付属品が提供されないと困る! 【解決】
  ヒンジやマウントを中心とする郵趣用品に加えて、バインダーやリーフの安定提供は、郵趣
  継続の前提条件です。これに対しては、二つの活動を続けてきました。
  (1)代替可能なものを見つけ、使い方を案内する。
     リーフをA4にし、百円ショップを活用するのは一つの方法です。
     ネットで依頼できる紙問屋を使えばA4リーフはもちろんボストークサイズも調達可能
     僕はもっぱらこのノウハウを共有するようにしました。
  (2)代替不可能なものの仕入販売を開始。
     ヒンジやマウントは仕入販売を即日発送のインターネット通販で行うことを開始。
     製品が外国製ということもあり、解決しました。

6 フィラテリーの研究を記事として投稿する場がなくなると困る!  【解決】
  「全日本郵趣」が一旦廃刊するかと思われた、2013年秋時点で「郵趣研究」は唯一無二の
  研究記事投稿雑誌でした。
  しかし、2013年冬に「フィラテリストマガジン」「全日本郵趣」「IZUMI」が創刊された
  ことにより、3つもの研究記事投稿雑誌が登場しました。
  これによりJPSがなくなったらゼロになってしまう可能性もあったフィラテリーの記事を
  投稿する場は代替案ができました。
  各雑誌は、競争によりそれぞれより良い方向に進化していると思います。

7 昔からのフィラテリストにとって必要な総合郵趣情報雑誌がなくなってしまう!【解決】
  雑誌「郵趣」の役割のうち、昔からのフィラテリストにとって必要な部分については、
  「フィラテリストマガジン」ですでに代替できました。
  今後はむしろ昔の「郵趣」にあった、総合郵趣情報誌としての部分をリバイバルしたり、
  インターネットとの融合をより進めていく新たな攻めの段階にすでに入っています。

8 外国切手の即売情報がなくなってしまう【未解決】
  外国切手の卸及びその「郵趣ウィークリー」によるその情報発信は、テーマティク/ト
  ピカルコレクターに取り重要で、なくなった場合の代替手段が見つけられていません。

9 フィラテリーの単行本が発行できなくなる/読めなくなると困る!  【解決】
  鳴美を筆頭に、スタンペディアもいるため、単行本の出版方法はすでに多様化しています。
  単行本については、執筆者次第ですが、代替手段は確保されています。

10 切手を処分するマーケットプレイスがないと安心して収集できない!【JPSに関しては解決】
  ジャパンスタンプオークションが国内No.1となったため、JPSオークションがなくとも
  切手を処分する場は確保されています。
  むしろ、問題はジャパンスタンプオークションの永続性にあり、JPSの存続とは無関係
  な次元に移りました。鯛さん、30年後まで続けてください!

以上10個ほど問題意識を挙げてみました。だいぶ色々やってきましたが、まだ3と8が未解決です。また1は今後の推移を見守る必要があるかと思います。また「解決」となったものの中でも本当に手放しで今後も大丈夫かと言えないものもあると思いますので、そちらのサポートもしなければなりません。
ですから私はまだまだJPSはなくなっては困る、と考えています。なので、引き続きJPSを維持会員として支えてまいりたいと考えております。

なお「他にこんな課題があるのではないか?」についてあればコメントをいただければ幸いです。





関連記事
[ 2016年11月11日 00:00 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(5)

スタンプクラブの編集開始とNPO郵趣振興協会の設立について

昨日書いた通り、無事Stampedia Philatelic Journal 2016が発行できたのを契機に、スタンペディア編集部は、今度は思いっきり初心者モードに変わり、スタンプクラブ2017の編集を開始することになりました。

紆余曲折ありましたが、スタンプクラブも2013年の創刊から次号で早5年目となります。「そんなことをしても意味がないよ」というヤジも当初はいくらかあったようですが、下馬評を覆す快進撃でここまで来ることができました。現在は、多くのサポーターのご支援(130個人・法人)に恵まれ、未成年のメール会員100名近くに毎月電子メールニュースを送り、コミュニケーションをとることができるまでになってきています。

来年春発行予定の「スタンプクラブ2017」については、本日編集開始し、コンセプトや内容の大枠を決めていきたいと考えています。また、昨年同様サポーター募集も開始しましたので、合わせてお願い申し上げます。

お陰様で同事業へのご支援は、スタンプクラブの発行費用や公立・私立図書館への献本発送費用、毎月のインターネット事業を賄うことができるところまできています。余剰費用については、積み立てて、2018年にジュニア切手展を開催するところまで持っていくことができないかと現在考えています。

このような事を考えますと、非営利事業であっても課税される株式会社という法人で事業を進めるよりも、税的優遇のあるNPO法人を設立して、事業を行った方が良いと今年の頭より考えるようになりました。すでに任意団体として設立したNPO郵趣振興協会のNPO法人化のめどが立った段階で事業移管をすることも含めて、今後の青少年育成事業をますます力を入れていきたいと考えておりますので、引き続きのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。




関連記事
[ 2016年11月10日 00:00 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(2)
このブログの筆者

スタンペディア

Author:スタンペディア
オンライン世界切手カタログを作っています。

スタンペディアの出版物
ブログ内検索