Stampedia founder's blog

オンライン世界切手カタログ「スタンペディア」創始者のブログです。
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1921年 欧文機械印YOKOHAMAの七本波=>六本波の切り替え日時

1920年12月21日に使用開始されたYOKOHAMAの七本波欧文機械印は、1921年7月に六本波欧文機械印に切り替えられたことが、昭和60年頃に行徳国宏氏の研究により明らかにされています。

当時の調査で1921.7.4とされていた七本波欧文機械印の最後期は、その後筆者の調査で1921.7.8とわずかに更新されていましたが、最新の調査では、1921.7.21となっています。

一方、六本波欧文機械印の最初期は、当時の調査ですでに、1921.7.22とされていますので、両消印が併用されなかったと仮定すると、この日が切り替わり日になります。

ただ、YOKOHAMAの六本波欧文機械印で、現物もしくは画像で確認できている最初期は、1921.8.4です。このため、私が発行する『欧文機械印ハンドブック(2016, 無料世界切手カタログ・スタンペディア株式会社)』では1921.7.22のデータには現物未確認の注釈も併記しています。今後の現物の発表が待たれます。


R.L.M.C. of YOKOHAMA (3 kinds)
Seven wavy lines        1920.12.21 - 1921.07.21
Six wavy lines JAPAN Type I 1921.07.22 - 1923.08.29
Six wavy lines JAPAN Type II 1924.01.25 - 1930.07.20


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ところで、このマテリアル、ジャパンスタンプオークションから競売前に画像を入手して、確かビッドにも参加したと思うのですが、出てきません。ひょっとしたら落札できてなかったのかも。。。

1914 10 Sen tied by c.d.s
TIENTSIN 16.7.21 IJPO to St.Louise, US via Yokohama
R.L.M.C. Seven wavy lines as transit datestamp in Yokohama, 21 JUL 1921


stampedia006.jpg 
昨年米国で発行した『欧文機械印ハンドブック』日本でも20部ほど販売しましたが現在絶版です。
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[ 2017年08月21日 10:54 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

風景2銭50枚貼り 英国宛て航空書状 昭和10年

風景切手の大先輩からお譲りいただいたカバーです。

風景2銭は大好きな切手なのですが、ここまでの多数はりは持っていなかったので、大変嬉しく思っています。往時の航空書状料金は計算が難しく、本使用例もちょっとわからないところが多いのです。例えば英国宛て航空書状の夏季料金は20gごとに60銭なのですが、それだけでは料金が合いませんし、HSINKING(新京=長春)の欧文櫛型印(紫)も気になります。このあたりの計算は日専の後ろにある料金表だけでやると失敗するので、事例の掲載されたハンドブックも合わせて読み解いて見たいと思います。

いずれにせよ、このマテリアルの展示は、フレーム数の制限が5のうちは難しいと思います。私の「富士鹿・風景」は海外で8フレームで展示したいと考えていますので、その時までに解明できればと思います。

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1926 2 Sen DIE II, 50 times franked with nenuple 6 Sen and a vertilcal pair of 1 Yen tied by c.d.s.
OSAKA-NISHI to London via HSINKING, 10.7.5 ( 1935 )
3 Yen 54 Sen franked for airmail letter to England of the weight between 45g and 60g,
10 + 6 x2 for triple weight surface letter (40-60g),
35 x4 for airmail fee between Japan and Manchuria of 45-60g
and 60 x3 for airmail fee to England of 40-60g.


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[ 2017年08月20日 13:45 ] カテゴリ:富士鹿・風景 | TB(0) | CM(2)

30 C貼り 配達証明書状

インドネシアで買ったマテリアルです。

敗戦直後の1945.8.18に使用された上に、受取拒否(Refused)されている点が何となくフィラテリックっぽく感じますが、見た目はさほど悪くはありません。3セント切手の左上が欠けていることもあり安価で入手しましたが、この使用例のポイントは、中額面である 30 C の使用例であるということです。マライの正刷10額面の中で、中額面以上の30, 50, 70セントの使用例の入手には苦労させられます。配達証明書状が35 Cになるので、その使用例はどうしても多くなってしまうのですが、各額面で一段作るためには、とりあえずおさえておかなければなりません。

ちなみにIPOHはPERAK州の州都ですので、それなりに大きな街です。フィラテリストも多くいたことでしょう。

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1943 30 C franked with 2 C and 3 C, tied by double ring c.d.s. with censorship mark beside
IPOH to Ipoh, 8 18 2605 (1945 ), which were returned to the sender.
35 C correctly paid for AR letter, 8 for letter, 15 for registration fee and 12 for AR fee.
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[ 2017年08月18日 12:14 ] カテゴリ:マライ | TB(0) | CM(0)

2015年500円、インド宛てEMS

こちらもインドの友人からの里帰り品。

これは返してもらうことを前提に作った、田型二点貼り。切手の左側によくわからない数式?があります。切手の下には日本郵便による青い「国際郵便引受チェックシール」が貼られると共に、インド税関の「FREE」紫印が3個も押された賑やかなカバーです。EMS宛名状の下のビニール袋には、内容物の申告用紙が入っており、それは付属していませんが、EMSの実逓としてはなかなか良いものが手に入りました。

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2015 500 Yen block of four franked with 100 Yen block of four tied by roman letter roller cancellation
102 KAIJI BLDG to Patna, India, 4 VII 16
2,400 Yen correctly paid for EMS of the weight between 1 Kg and 1.25 Kg.
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[ 2017年08月16日 12:36 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(1)

風景2銭 戒厳令依開緘

2017年08月08日12時48分02秒_0022017年08月17日09時19分43秒


風景切手の大コレクターである杉山幸比古さんの作品で、美しい「二・二六事件戒厳令査閲便」を見てから長らく探していた同様の使用例をヤフオクでついに入手できました。

同事件にともなうスタンプは大小二種類が使用されたらしいのですが、2/27から3月にかけては主に大型の印が使用されたため、小さい印の使用時期としては初期にあたります。

とはいうものの、杉山さんご所蔵のカバーに比べると、消印が薄く、引受局がそもそもよくわからない。また切手がフレッシュでなく、シェードを判定できない点が大きなマイナスで、さして競ることもなく私の手元にやってきました。

ちなみに査閲便が最もよく見られるのは、田沢3銭切手の貼られた内国書状で、印刷物(2銭)や外信書状(10銭)は少ないながらも存在します。査閲印の押捺箇所は、大型印は表が多く、小型印は封筒の裏が多いと感じます。



1926 2 Sen DIE II tied by c.d.s.
(SHIBUYA ? ) to Omori, 11.3.15 ( 1936 )
2 Sen correctly paid for unsealed envelope

その後、美封堂さんのご指摘により差し出し局はASAKUSAと判明!
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[ 2017年08月15日 13:20 ] カテゴリ:富士鹿・風景 | TB(0) | CM(2)

練馬局 昭和21年 櫛型印

毎年8月1日は練馬独立の記念日(板橋からの)です。

練馬区北町で生まれた私は、地元印として「練馬」を集めています。以前は地元印集めはバカにしていたところもなかったといえば嘘になりますが、RDPの佐藤浩一さんですら「地元の消印集めはフィラテリストのマナーです」とおっしゃっているのを見て、それ以降欧州のフィラテリストを注意して見たところ、やはり地元印を集めている人が多いことに気づき、練馬の収集を始めました。

今年は海外出張の準備もあり、練馬独立記念日は、バタバタしている間にすぎましたが、この時期の前後に毎年一つは、練馬に関わるマテリアルが増えれば良いなと思った矢先に、ヤフオクで350円で入手したマテリアルです。

消印は櫛型印でC欄「東京都」裏面の住所が「板橋区豊玉上」になっていますが、豊玉といえば、現在の西武池袋線練馬駅のあたりで、練馬区役所の存在するところです。当時の人々は役所に行くのに半日から1日仕事になってしまい、練馬独立は悲願であったと聞いています。

独立70周年の今年には間に合いませんでしたが、独立75年の2022年までには、まともな練馬の地元郵便史を作りたいと考えています。

2017年08月08日13時45分52秒_0012017年08月08日14時10分51秒

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[ 2017年08月14日 14:06 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

2012年500円切手貼り、インド宛て航空印刷物

インドの友人から回収した超現行マテリアルです。

切手偽造事件を受けて、2012.7.2に発行された500円切手は、2015.2.2に現在郵便局で発行されているものに変わるまでの2年半しか発行されていないので、使用例が入手難です。

本使用例は回収を前提とせずに作ったものが回収できてしまったので、差出人も宛名人もフィラテリストであるにもかかわらず、一般便の様子を示しています。切手脇にインド税関の無税印が押されているのもおしゃれです。まぁ欲を言えば、次の500円切手発行後の使用例なのですが、それでも良いものが入手できました。

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2012 500 Yen block of five franked with e.t.c. tied by roman letter roller cancellation with Indian double ring PASSED BY CUSTOMS FREE in purple.
100 GINZA to Patna, India, 29 XII 16
2675 Yen correctly paid for airmail printed matter of the weight between 2500 and 2750g.

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[ 2017年08月12日 12:22 ] カテゴリ:超現行 | TB(0) | CM(2)

1922年シリーズ3種貼り、初年度3月の使用例。もちろん 1st Impression

友人のT情報に基づき、Ebayで必死の覚悟で落とした(実際は、数千円程度)オンピースです。

1922年シリーズ3種貼りの初年度使用例です。だいぶ古い情報になりますが、郵趣研究47号(JPS,)によれば、3種貼りには、1922.1.27、1922.5.1、1922.5.8が古い使用例として報告されています(内、図版のあるのは5.1のみ)ので、1922.3.21は情報上は最古ではないのですが、初期の使用例といえます。オンピースである点が残念ですが、私としてはどうしても入手したかった理由です。

ちなみにこのマテリアル含めて、郵趣研究に報告されている1922年シリーズ初期の3種完貼りは、全て、芝高輪北町局で抹消されているようです。この郵便局を頻繁に利用していた著名郵趣家の一人が木村梅次郎です。そう考えてわずかに残る筆跡を見ると、確かに木村梅次郎の筆跡に見えます。同時期に彼がドイツの収友に差し出したカバーを何通かチェックすれば、案外宛名人もわかるのではないかと期待しています。

2017年08月08日12時48分02秒_001


1922 issue all three stamps franked, and tied by c.d.s. with roman letter c.d.s. in purple
SHIBA-TAKANAWA-KITAMACHI, 11.3.21 (1922 )
60 Sen in total could be for triple weight registered letter to Germany
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[ 2017年08月11日 12:48 ] カテゴリ:富士鹿・風景 | TB(0) | CM(0)

NPO法人 郵趣振興協会が所有する、切手コレクション展示パネルの詳細

20170606_01.jpg郵政博物館で本年度8回開催する、郵博特別切手コレクション展では、特定非営利活動法人 郵趣振興協会が保有する「切手コレクション展示パネル」を使用します。

同協会自慢のこの「切手コレクション展示パネル」について、先日、第3回展の撤収時に詳細を写真に収めて参りましたので、ご紹介します。なお同協会以外では、この「切手コレクション展示パネル」を「フレーム」とか「展示フレーム」と呼ぶことが多いのですが、同一のものを指しています。

まずはその概要についてですが、左の写真を見てください。この人物の身長は177cmですので、それよりも高い高さのポール二本に挟まれる形で銀色の枠(フレーム)があることがわかります。

そしてこの写真に写っている一対の切手コレクション展示パネルは3種類の部品から構成されています。
(1)パネル本体 1個
(2)ポール 2本
(3)円形土台 2個

では一つずつ見ていきましょう。


(1)パネル本体
20170606_02.jpg「銀色の枠」に見える「パネル本体」は、(A)土台・(B)アクリルパネル・(C)ビスの3つで構成されています。。

(A)土台の平たい面は、両面とも柔らかいマットになっています。寸法は、高さ123cm 幅98cmです。マットの上にはマジックテープをつけたプラスチック樋を任意の位置に設置できます。

一つのフレームにつき、デフォルトで、4本のプラスチック樋が等間隔で設置されていて、A4サイズのリーフを16枚展示できます(冒頭の写真)

(B)アクリルパネルの外寸・内寸は未計測ですが、土台とほとんど変わらないサイズではないかと思います。

(C)ビス。土台の上部には、溝(凹)があります。一方、アクリルパネルは、この溝に合わせるべく、凸の部分があります(写真)。そこで、土台を挟み、二枚のアクリルパネルを溝に入れた上で、ビスでネジを締め、固定します。20170810_01.jpg

この仕様は、世界切手展フィラニッポン2001で採用された仕様で、重い金属を使用するため設営は簡単ではありませんが、郵政博物館はナショナルミュージアムですので、館内で開催する切手コレクション展では、最近流行っている軽量ブラスチックパネルやビニールパネルは認められないため、郵博特別切手コレクション展では、このパネルを使用しています。


(2)ポール
一本のポールにはパネル本体を挟む金属取っ手が2つ付いています。(可動)
したがって、一台のパネルを2本のポールで挟むわけですが、同時に各ポールは別のパネルを支えることもできます。
例えば5フレームのパネルを展示するとしたら、6本のポールが必要に成ります。
なお金属取っ手は可動ですので、その調節により、パネルを展示する高さを変えることも可能です。


(3)円形土台
円形土台は、ポールの本数と同数が必要になります。




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[ 2017年08月10日 19:22 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

8セント記念切手 スマトラ宛て使用例

今回インドネシアで買ったものの中で最も高かったものの一つがこれ。

1943年発行の8セント記念切手の単貼り書状で、普通は5000円。日本宛でも10000円程度だと思うのですが、これはスマトラ宛です。マライの郵便料金は、マライ半島内宛ての書状が8セントですが、これはは、日本及び南方占領地宛てにも適用されました。このため、伝統郵趣で同じ単貼りを貼るなら少しでもプラスアルファのあるマテリアルを選択したいと考えていましたので、ためらわずに入手した次第です。

ちなみに宛先のKisaranはこんなところ。一生行くことはないでしょうね。。
スクリーンショット 2017-08-08 120624


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1943 8 C tied by double ring c.d.s. with censorship mark 33 in Shonan post office.
SYONAN to Kisaran, Sumatra, 12 11 1943
8 C correctly paid for letter, which was applied to mails to Malaya, Japan and the other occupying areas.

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[ 2017年08月10日 12:04 ] カテゴリ:マライ | TB(0) | CM(0)
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