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Stampedia founder's blog

オンライン世界切手カタログ「スタンペディア」創始者のブログです。
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絵入り年賀印が二局で押された年賀はがき

2017年12月28日13時31分23秒_001初期の年賀葉書は、様々な試行錯誤が垣間見れて、ステーショナリーとして大変魅力的だと思います。

昭和27年11月に発売された28年用年賀はがきは、最初の4円年賀はがきであると共に、お年玉くじがついていない年賀葉書です。

翌年になると、表面下部に一般信として差し出す場合は5円料金になる旨の記載が入りますが、その必要性を疑うくらい最初に発売された昭和28年用年賀はがきの不足料追徴一般信は見かけません。

本状は、それとは違って、普通の年賀使用例なのですが、宛先人転居の付箋も含めて、二つの年賀印が異なる局で押されているお得な使用例でしたので、入手してみました。(スターオークション 41-512, 1200円最低値)



1951 4 Yen New Year Greeting postalcard, tied by new year greeting special c.d.s.
GUMNA KUSATSU to Aoki, Nagano, then forwarded to Kawasaki, 28 1 1 ( 1953 )
4 Yen correctly paid for new year greeting post card
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[ 2017年12月30日 03:14 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

最近の欧文機械印収集(マルコフィリー)

2017年12月17日16時32分24秒

2015年以来競争展には出品していませんが、欧文機械印のマルコフィリーコレクションは、常時改善を図っています。国際展に準拠したマルコフィリーの本格的コレクションを国内で見ることはなかなかないので、もっぱら国際展で海外の方の作る作品を見て、そこから生じた疑問を解決し、自分のコレクションにフィードバックしています。

最近、気づいた自分の勘違いは、マルコフィリーでは、各消印について「どんなに退屈になろうが、最初期・最後期を揃えた方が良い」などということはないという事実です。

これまでは各消印の最初期・最後期を揃えたコレクションが高く評価されると考え、どんなに汚かろうが脱落していようが、それを展示していたのですが、いくつかの特別な最初期・最後期(例えば全ての欧文機械院の最初期など)を除けば、データとして記載したり、スタディとして分析を述べることは評価されるが、マテリアルを揃えて見せる必要はなく、むしろ、(1)当該消印が綺麗に見え、(2)次にカバーの全体も綺麗に見え、(3)さらに郵便史的にも面白い使い方をされているカバーを示した方が良いということを、国際展審査の経験豊富な方に教えていただきました。

このカバーはその観点から入手したカバーです。紀元2600年記念の2銭切手の欧文機械印は戦前の記念切手の中でももっとも欧文機械印抹消例の多い切手ですが、10銭になると、存在点数はぐっと少なくなります。また書状は葉書や印刷物よりも到着印が押されるケースが多く、本例では、30 4 40 [19400430]のボリビアの日付を確認できます。

私は欧文機械印については、展示者であると同時に研究者でもあるので、最初期・最後期の日付のマテリアルの入手努力を中止する気はさらさらありませんが、次回作品を作るにあたっては、かなりの量を魅力的な見た目の使用例に変更しようと考えています。

A vertical pair of 1940 10 Sen commemorative stamps, tied by roman letter machine cancellation
TOKIO to La Paz, Bolivia, 22 MAR (1940)
20 Sen correctly paid for surface letter



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[ 2017年12月25日 16:56 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

地方郵趣雑誌

2017年12月22日13時25分50秒12月下旬になり、ほぼ同時に2冊の郵趣雑誌が届きました。一冊は名前を伏せますが、もう一冊は「IZUMI」です。

両方とも地域郵趣雑誌に分類される雑誌です。まず前者を読んでみたのですが、その読後感はどんよりした気分でした。理事長による新年の挨拶から始まるのですが、高齢化や例会・会自体の運営の厳しさが切々と述べられた上で、改善の打つ手が具体的にないことがあげられており、正直な心境を吐露すると、購読会員として代金を支払っているにも関わらず、有料で暗澹たる気分にさせられるのはたまったものではないな、と感じました。

次に「IZUMI」を見ました。カラー32ページだての第370号には、会員名簿がついています。その数116人。これにはマイスタンペディアでダウンロード権を購入している98人は含みませんから、実質的な有料購読者数は214人に上ることがわかります。

機関紙「IZUMI」の再創刊は2013年12月15日。実はフィラテリストマガジンと同日です。
地域郵趣会の発行する雑誌でありながら、この四年間で雑誌の訴求力を0人から200人を超えるところまで伸ばした事実を見ると、先ほどの雑誌の巻頭言にあった地域郵趣会が立ち行かなくなる様が、東京都とはいえ都心から一時間近い練馬区の奥地(失礼、176,178の地域から見るとそう見えるのだ!)では全く当たらないことから、どちらが正しいのだろう?と思わせられます。

私はフィラテリーの例会や雑誌のうちで、ダメになるものには、ダメになるだけの理由があると考えています。そして、IZUMIがうまく行くのは、第一には編集者である山田克興さんが当たり前のことを当たりまえにやっているその遂行力だと思います。面白くない雑誌の典型は、記事の大半が発行者の記事で、投稿者が少ないことです。32ページだての、IZUMI370号を数えて見たところ、山田克興さんの署名記事はわずか1ページ。山田さんご自身はいくらでも書ける引き出しをお持ちの方ですが、これは如何に投稿が多く、編集者に徹していかということだと思います。

実際読んでみると面白いです。上遠野さんの丸一印の局名部分を使用した書留票の記事と篠田さんの事故証示印の記事は大変勉強になりました。小代式を集めたのは意味がないのでは、と思っていましたが、センサスに使えるし、実はいいのではと思いました。このあたりの企画力と突破力こそが編集者の腕の見せ所で、山田さんならではだと思います。

私の話になりますが、私は2011年以来、Stampedia Philatelic Journal を発行してきており、10月のブラジリアでの国際展では金賞をいただきましたが、評価ポイントとして、記事の水準を一定以上に保ちながらも、一部の執筆者に固定されない、広い範囲の執筆者(日本だけでなく)が登場していることをあげていただきました。「IZUMI」も同様だと思った次第です。

さて、IZUMIが伸びた第二のポイントは、同会のフラットな姿勢と、それを維持する努力をしている現会長の近辻さんや幹部の皆さんのおかげだと私は考えています。いくら編集者が優秀でも、その上に優秀でない会長が立つと、編集者の作業に無意味な枠をはめがちです。山田さんと近辻さんの信頼関係は、私のような新参者が知る以上の長いものがあるからだとは思いますが、山田さんがそのようなストレスを感じているとは全く思えず、それが、「IZUMI」が生き生きとした紙面を会員に提供できている理由なのだろうな、と思います。

近辻会長は平素から、例会と会報が同研究会の両輪であり、これに切手展を加えたい旨を話していらっしゃいます。郵趣界で言う所の若手が最近、多数、いずみ切手研究会に入会しているのは、よく知られているところですが、フラットな運営、新入会者を大事にする姿勢が、全てがうまくいく決定打だということが、いずみ切手研究会の運営を見ていると痛切に感じます。

私はアルプスヨーロッパ切手研究会を主催していますが、同会を外国切手のいずみ切手研究会のようにしたいなぁ、といつも思っており、少しでも良いところがあれば、近辻さんや渡会さん、山田さんの活動から盗みたいと思う次第です。

さて、IZUMIを最後まで読みましたが、別の雑誌では面積の大半を閉めていた悲観的な文章が一行もないことに気づきました。「日本記念切手の発行が多いから子供が切手を集めない」等といった責任転嫁の記事もありません。(ちなみにそういう記事を書いている雑誌はかなりの割合で廃刊を免れないというのが私の感覚です)そう。そんなくだらない迷言で紙面を埋めるほど、編集者は暇ではないのです。限られた紙面に、集まった投稿を効果的に掲載したい、という編集者の気概が伝わってきます。

日本という国は、楽観的な発言をするよりも悲観的な発言をする方が賢いと思われる雰囲気があるため、脳みその使用が不足している時の発言としては、安易に悲観的な発言をすることが、私も以前はありましたが、経営者になって以降は、そのようなステレオタイプの発言は、従業員や顧客のモチベーションを下げこそすれども経営課題の解決になんら繋がらないことを肌身で感じるようになりました。全く同様の姿勢のIZUMIの紙面は実に読んでいて楽しいです。

私は、いずみ切手研究会の一会員でしかありませんが、機関紙「IZUMI」、例会、そして切手展と、全てを盛り上げるお手伝いが少しでもできたらいいな、と改めて感じた次第です。


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[ 2017年12月22日 12:41 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

郵便創始50年 3銭、欧文機械印

2017年12月17日16時32分38秒
郵便創始50年 3銭の欧文機械印は、なかなか珍しいです。
というのも適合する料金がないからです。1921年発行ですが、書状・葉書・印刷物は10,4,2銭。翌年1月1日の外信料金値上げでは、書状・葉書・印刷物は20,8,4銭です。見事に3銭はスルーされています。
なのでこのカバーは印刷物の料金過貼。フィラテリックな可能性も高いのですが、それでもルックスはいいので、どうしても入手したかったものです。ジャパンスタンプのロットの中には、このようなマテリアルが紛れているので、「下見で吉」を時々経験します。ちなみに最低値で落札できました。ラッキー。
1921 3 Sen commemorative stamp, tied by c.d.s and roman letter machine cancellation
YOKOHAMA to Mannheim, Germany, 17 SEP 1921
3 Sen overpaid by 1 Sen for surface post card
The post card was again cancelled by r.l.m.c. on the 19th as transit datestamp maybe for a ship departure
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[ 2017年12月21日 16:47 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

欧州のオークションハウスについて

このブログでも何回か書いているRAPPオークション。

僕が参加したのは一度だけですが、その驚きの様子を口で言ってもなかなか理解してもらえないので、彼らが作ったプロモーションビデオが送られてきたので、紹介します。

3分近くでドイツ語ですが、要所要所に英語の字幕が入るので、国際展経験のある人ならなんとなくわかると思います。


RAPPは、一年半に一回しかオークションをやらないので、最近は、良いマテリアルは他社(特にCorinphila)に流れてしまっていると、スイスのど真ん中を収集しているコレクターとしては感じます。しかしながら、シャンパンを無料で飲ませてからの時間帯に開始されるスイスのロットものオークションは、嘘か誠か噂されている、皆がいい気になって高い値段になるとかならないとか・・・。

確かに先日のRAPPのスイスのロットものは、コレクターの僕ですら、業者に勝てない金額で次々と成約していきました。日本の酔っ払いオークションとは仕掛けも値段も桁違いに大きいことを改めて感じた次第です。

RAPPの手数料は22%ですから、日本のオークションハウスのそれ(16-20%)と比べるとやや高めです。しかし欧州では20-22%が主流ですが、ここまでパーティーをしたり、タダメシを出すのは、RAPP以外には経験したことがありません。せいぜいクッキー、スープ、パン、コーヒー程度でした。

今は、スタンペディアの各プロジェクトや郵趣振興協会の仕事に忙殺されていて、欧州をなかなかゆっくりできませんが、2、3年後には暇な時間を作って、欧州のオークションハウスをまたぶらつきたいと願っています。
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[ 2017年12月20日 00:12 ] カテゴリ:スイス | TB(0) | CM(0)

関東大震災後に製造された切手

2017年12月17日16時33分50秒

田沢切手や富士鹿切手の白耳は、関東大震災で印刷版が失われた為、残った原版を元に改めて作成された印刷版で、100面シートの周囲に罫線が配置されなかったことから、生まれたものです。

フィラテリックなものを除けば、耳紙をつけたままの切手を貼り付けることは少ない為、写真のような余り物切手を必要な郵便料金分貼りました、みたいなカバーでも、なかなか見つけることはできません。その為、このような使用例は現時点では決して高くありませんが、珍しいものです。

A left marginal 1922 4 Sen and e.t.c., tied by roman letter c.d.s. in purple
TOKIO to Glarus, Switzerland, 12 1 25 ( Taisho 14 )
1 Yen 60 Sen correctly paid for surface registered letter of the 13th weight step,
20 + 10 *12 for letter and 20 for registration fee.
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[ 2017年12月17日 16:47 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

第5回ヨーロッパ切手展

この土日に郵政博物館で開催されている「第5回ヨーロッパ切手展」について、特定非営利活動法人 郵趣振興協会のホームページ http://kitte.com/ (定期的に更新しております)にて取り上げましたので、ご覧下さい。

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[ 2017年12月10日 00:01 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

100円鵜飼のチェコスロバキア宛て葉書

2017年09月02日23時30分56秒_002先日に続いて、綺麗なカバーシリーズです。

国際展経験豊富な方から、国際展でモダンな切手のコレクションが採点されるにあたり、使用例の美観は、より以前の年代の主題よりも、求められるのではないかというご指摘を受けて、頭の中で反芻し、納得した上で、最近は茶封筒より白封筒、そしてなるべくフレッシュなカバーをまずは探しています。

消印や郵便種別は、上記を満たした上で、珍しければさらによし、という考え方です。

実はこの考え方って、BIFUDOさんがずっと実践していたんだよな。改めて美封堂さんのブログをみて、センスを磨かねばと思った次第です。

さて本日ご紹介するカバーは、誰が見ても綺麗なカバーで、確か前回のジャパンで一目惚れで買ったんだと思います。切手の刷色と「AIR MAIL」スタンプの色も同一で、万年筆の文字が綺麗で気に入りました。

宛先も米国ではなくチェコスロバキア。観光ビルディング内は確か東京中央の分室。葉書なのにサイズが大きすぎて、書状料金適用など、郵便制度の観点からも面白いマテリアルで、一軍になりそうです。

1953 100 Yen, tied by roman letter c.d.s.
KANKO building (annex of Tokyo CPO) to Praha, Czechoslovakia 15 X 62 (Showa 37)
This postcard exceeds the regular size and thus letter rate was charged
100 Yen correctly paid for airmail third zone letter



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[ 2017年12月03日 17:16 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

有名な七円葉書

発行後すぐに料金改定されてしまう切手やステーショナリーの適正使用例は、どの時代も入手難です。
7円時代の代表選手の一つが、1972.1.6に発行された第27回国体記念葉書で、その適正期間は同月末までの1ヶ月弱です。

この葉書の使用例は、100円の束から探しだす人も多く「いつかは・・・」と狙っていましたが、その思い叶うまでもなく、オークションで見つけてしまい、買ってしまいました。本当は金任せにせずに掘り出す楽しみを追いかけたかったのですが、物欲がそれにまさった感じでしょうか。

2017年09月02日23時30分56秒_005

1972 7 Yen postal card, tied by machine cancellation
SUGINAMI to Setagaya 47 1 12 (1972)
7 Yen correctly paid for post card, which was only valid for a month until 1972.1.31
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[ 2017年12月01日 11:31 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(2)
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