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Stampedia founder's blog

オンライン世界切手カタログ「スタンペディア」創始者のブログです。
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スタンペディアが発行する書籍の価格

雑誌を除くと、スタンペディアは今年既に3冊の単行本を発行するとともに、1冊の新刊を5/15に予定しています。

多摩の郵便の歴史 近辻喜一コレクション「多摩の郵便印」
日本の郵便の歴史 前島密の時代の逓信事業 1874-1915
南方占領地マライ切手カタログ 1942-1945
スタンペディア 英国クラシック切手カタログ 改定版 1840-1951

郵趣書籍に限らず、小部数出版の場合、書籍価格の決定は、印刷部数に左右されるところが大変大きく、赤字を絶対に出さないと言う前提で価格を設定すると、A4 160ページカラーの書籍が一冊8,000円にもなってしまい現実的ではありません。きょうび、そのような割高な書籍の販売力があるのは、郵趣出版くらいですが、それでも販売できる冊数は年々減っているのではないかと思います。

ましてや新興の出版社である当社の場合、No.1の鳴美、No.2の郵趣出版とはかなり差があるわけで、書籍の価格設定はむしろ、『いくらなら50-100人くらいの方に買っていただけそうか?』と言う線から考えるようにしています。こうすると『価格*100人』が当面の売上計上となりますが、この積で印刷コストを全て回収できることは稀です。当面の間、100部くらいしか売れないにせよ、200部程度製造し、長期的にそれらが全部販売できたことにより、単行本ごとのマイナスを回収することを目指すことになります。

長期的な販売というのは、在庫管理の煩わしさはあるものの、郵趣振興の観点からは悪いことではなく、新たにその分野に興味を持った方にすぐに郵趣書籍を提供できるという点はたいへん良いことだと思いますが、数年経って多くの在庫が残るケースも少なくはなく、そのような場合には倉庫費圧縮の為に書籍の廃棄を行うこともあります。

このように当社の場合、単行本は出版すればするほど赤字になるのですが、それでも継続して発行しているのは、単行本の発行並びにその優先的な供給(時期や配送料も含めて)が『スタンペディア日本版』の会員特典になると考えている為です。

実際、外国切手カタログは非常に要望の強い書籍でありながら、現在では中国切手以外の日本語カタログは、当社以外に発行しているところがないのは損益分岐条件を満たすことが難しいからだと思います。しかしながら当社が掲げる『30年後の郵趣人口の確保』の観点から言えば、必要な書籍であると考えていますので、そのような書籍はこれからもお求めやすい価格で提供していきたいと考えています。

なお、過去に発行された『欧文機械印ハンドブック』や『和欧文機械印』のように、想定以上の需要により「スタンペディア日本版」会員への優先配布だけで販売を終了してしまう書籍もありますので、単行本の発行情報を優先的に得る為に、是非「スタンペディア日本版」の会員になることをお勧めします(入会はこちら)。

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[ 2020年04月29日 00:00 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

スタンペディア日本版 会員のお住まいの都道府県別フィラテリスト参加度合

数年前に分析して発表したことがあるのですが、「スタンペディア日本版」の会員数が本日ギネス更新(621人)したので、お住まいの都道府県の集計をしてみました。ただ単に会員数の集計だと人口の多い東京、神奈川が上位に来るのは当たり前なので、人口百万人あたりの会員数で並び替えたものが下表です。

これを見ると、よく訪問する地域(東京・千葉・大阪やその周辺、並びに東海・東北地方)の会員の割合が高いことがわかりますが、私があまり馴染みのない北海道、高知、島根で会員が多かったのは嬉しい誤算でした。

逆に九州はどの都道府県にも浸透していないのだな、と感じた次第です。定期的な展覧会や催事の開催のある郵趣王国ですので、きちんとアピールしていかねばと感じた次第です。

順位都道府県名会員数指数(*1)
1東京都1289.3
2長野県167.7
3三重県137.2
4高知県57.0
5静岡県256.8
6兵庫県376.7
7奈良県96.7
8千葉県386.1
9山形県65.4
10愛知県395.2
11群馬県105.1
12大阪府455.1
13神奈川県465.0
14茨城県144.8
15北海道244.5
16島根県34.4
17石川県54.4
18宮城県104.3
19福島県84.3
20岡山県84.2
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[ 2020年04月28日 00:00 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(3)

ヨーロッパ切手研究会、日本初?のZOOM例会を開催(公益財団法人 日本郵趣協会 アルプス・ヨーロッパ切手研究会)

4/9にご案内の通り、JPSのアルプス・ヨーロッパ切手研究会は、今年度いっぱい活動を休止しています。JPSの研究会の大半は、例会活動よりも会報発行を重視している(ように見える)のですが、当会は真逆で例会活動が活発です。至近の2月例会には14名もの参加者が集まりました。

JPSの研究会になったメリットは会場を安く貸していただける事で、もちろんそれには感謝しています。しかしながら前提条件として10名以上の会員が集まることは想定されていないのかもしれません。参加者が増えるにつれ、既にJPSの会議室一室では狭く感じていた上に、COVID-19の状況で、当分の間(たとえ、少人数の会議の開催ができるようになったとしても)最悪2、3年間、例会再開が難しいのではないかと感じていました。

ただし、日頃隔月で会っていた仲間同士ですので、こうした中、ビジネスでも活用されている、ZOOMを利用したオンライン例会のアイディアが先週提案され、2日間の事前告知でしたが、以下のようにZOOM例会を開催しました。

開催日時:2020/4/26(日) 14:40-15:20
参加者:7名
内容:最近の一品(5名より発表あり)
20200427_1.png
プライバシーもあるので画像はぼかしていますが、画像も音声もクリアで聞き取りやすく、正直使えるなと感じました。同様のサービスは他にもいくつかありますので、ZOOMにこだわる必要はありませんが、ビジネスでの活用度合、RPSLやAPSにおける導入実績もあり、ZOOMを採用しました。

私自身は初めての利用でしたので多少心配もしていたのですが、正しい使い方をしたので、話題のZOOM爆撃も受けず、便利に使うことができました。

ところで、参加者7名の内、2名は大阪からの参加でした。また残念ながらうまく接続できなかったものの新潟からの参加希望者もおられました。これで感じたのですが、withコロナ時代は、結局東京でもリアルの例会の開催が難しくなる為、より地方のフィラテリストの立場に立って様々な企画を考えることができるようになるのではないかと思っています。もちろんこれまでも会議をustreamで流したりしてみましたが、今回のZOOM例会の方が参加者の満足度が高かったのは確かです

とりあえず、今回の7名の参加者の満足度も高く、第2回例会を早速6日後に開催することが決まりました。JPSの例会では切手の博物館の営業時間や会議室の空き時間に左右されますが、ZOOM例会なら日程も自由自在に決定できます。第1回参加者7名の意向で、週末の夜にしたら皆参加しやすいかもと言うことで下記のようにしてみました。

例会名:ヨーロッパ切手研究会 第2回 ZOOM 例会
日 時:5/2(土)20:00-20:40
方 法:ZOOM(オンライン会議アプリケーション)
参加費:0円
内 容:最近の一品

なお、この活動は、JPSの内図組織である、アルプス・ヨーロッパ切手研究会の予算を使わずに開催しますので、JPSアルプス・ヨーロッパ切手研究会員以外の参加も歓迎します。話題は外国のフィラテリー限定ですが、参加希望のは、ご連絡いただければ、招待します。私のメールを知っている方はメールで、知らない方は当ブログポストのコメント欄で連絡してください

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[ 2020年04月27日 13:29 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

明治15年に、下練馬局近隣村から差し出された書留書状

タカハシスタンプの競売落札品は、毎回銀座に行くついでに取りに行っているのですが、3月は郵趣振興協会の業務でバタバタしている内に忘却の彼方へ。4月の落札の案内をもらった時に取りに行くのが難しいと思ったため、折り返し同梱送付をお願いして、昨日レタパが到着しました。落札品を見て思い出したのですが、下見で急に欲しいと思ったロットが無事落ちていました。

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手彫と旧小判の混貼りで、9銭 不便地宛て書留書状、明治15.5.6(1882)東京→越生郡龍ヶ谷村宛てですが、僕のポイントは差出人住所で、北豊多摩郡西臺村というのは、現在の板橋区西台にあたります。Googleマップで見れば分かる通り、同地は練馬区北東部に接しますが、この練馬区北東部はかつての川越街道下練馬宿であり、つまり下練馬郵便局のあった村ですので、西臺村は(たとえ現在の行政区が板橋区であろうが)下練馬郵便局の管轄の下にあった地域であり、地元郵便史の観点では重視している地域です。

管轄の下にあったことが明確になるのは、不便地配達便の時です。西臺村あての不便地宛て郵便物で下練馬の捺印があったものは残念ながら未入手ですが、四葉村(現在の板橋区四葉)宛ての不便地宛て郵便物には、下練馬局の中継印が押捺されており、同村が下練馬郵便局の管轄の下にあった地域であることがマテリアルにより示せています。(下図。郵政博物館で開催された第3回いずみ展で展示したマテリアル)

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ところで、元の書留書状に戻りますが、あの書留書状には、東京ボタが押されていて、少なくとも表面上は、下練馬局の捺印が見当たりません。ではあの郵便物は、どこで差し出されたか?という疑問が沸きますが、私の推測は、『至近の郵便局である下練馬局で差し出されており、本局まで持ち込んでいない」です。

そう思う理由は、現在の鉄道路線でいえば、東武練馬→越生(東武東上線)と西に行く郵便物なのに、一般民間人が、書留郵便物の取り扱いの内部区分を理解して、わざわざ東武練馬から宛先と反対の東側の東京駅の方まで持っていくだろうか?と考えたからです。そして、下練馬で抹消されなかった理由は、書留郵便物の抹消権限が当時の下練馬郵便局になかった為ではないだろうか、と考えております。

このあたりまで下見の時にタカハシスタンプで盛り上がったのですが、そのまま解決せず今日に至ります。どなたかアドバイスの程よろしくお願いいたします。



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[ 2020年04月24日 20:40 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(6)

『国際郵趣連盟登録審査員による作品改善指導』の納品について

郵趣振興協会のホームページでご案内しておりますが、『国際郵趣連盟登録審査員による作品改善指導』(4/15締切)について、本日4/23に第一弾の10作品分の指導書が納品されました。詳細は協会HPをご覧ください。




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[ 2020年04月23日 16:33 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

ヨーロピアン・フィラテリー第12号の発行

アルプス・ヨーロッパ切手の会(公益財団法人日本郵趣協会 ALPSヨーロッパ切手研究会)の会報「ヨーロピアン・フィラテリー」は、年4回発行される外国切手専門雑誌です。最新第12号を本日発行し、会員に送付しましたので、ご案内させていただきます。
今号も多くの会員の皆さんによる、話題提供で、A4判フルカラー16ページの誌面が埋まりました。

なお、当会の例会には15名ほどが参加し、目白の切手の博物館の会議室での開催は、COVID-19の煩わしさが完全になくなるまで再開は難しいと考えております。

そこで2020年度の活動は、オンラインでのコミュニケーション以外は全て中止(例会内容の紹介が中心の会報発行も中止)し、これに伴い年会費は会報の受け取り方に関わらず無料としました。合わせてご案内差し上げます。
ヨーロピアンフィラテリー12
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[ 2020年04月09日 19:05 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

昔探していた切手 - Mariana islands -

毎日の様にセールカタログが世界中から届くような日々がなくなってはや数週間。
Philasearchで定期的に重点テーマ(プロイセンとスイス)はチェックしているので、紙のカタログを見ることは滅多になかったので、来なくなっても困ることはないのですが、暇つぶしと部屋掃除を兼ねて、今年5月のCherrystoneを見ていたら、昔探していた切手が出品されていました。

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マリアナ諸島は、小笠原とミクロネシアに挟まれた地域にあります。サイパン、グアム、テニアンを含む島々だといえば日本人にも馴染の深い地域だと分かるでしょう。

地理や地学への興味から伊豆七島・小笠原・マリアナ諸島に関連する伝統、郵便史収集にサブテーマとして取り組んでいますが、日本統治以前のドイツ統治の更なる前にスペイン領であり切手を発行されていたことは意外と知られていません。

それもそのはず、一番切手6種の発行は、ドイツ帝国への領土売却直前の1899年9 月。メインナンバー6種類は使用済やカバーも存在し、実際に使用された事が確認されていますが、いかんせん需要が少なく、しかも数ヶ月では切手の発行数も使用数もわずかなのは頷けるところです。

スペイン領フィリピン切手に手押印で『Marianas / Espanoles』と押捺しただけの加刷切手の単片なので、購入には鑑定書を求めるのが正解でしょう。

ゼネラル収集に取り組んでいた時の難関の一つがこの切手の未使用で、手元にないのでどれだったか忘れてしまいましたが、私も一種類しか持っていません。5年くらい前のモナコフィルの時の、三日目あたりの晩飯だったと思うのですが、この切手の話を場の人々にふったら、前から知っていたドイツの友人が、このスペイン領マリアナ諸島の切手の熱心なコレクターで、未使用はもちろん使用例も何点か所有しているという話を聞き、驚いたのを覚えています。

Cherrystoneの説明にもある様に、一番珍しい切手は50点しか製造されていないそうです。まぁこれを逃したら入手機会も10年単位でこない気もするのですが、カタログ作りの為以上の目的にならない未使用切手はもう数年間やめているのでご縁がありませんでした。でも本物を見る良い機会でした。使用例も将来出てきたら見てみたいし、そちらは購入意欲がありますね。
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[ 2020年04月09日 10:21 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

PHILANIPPON 2021 公式サイト OPEN

特定非営利活動法人 郵趣振興協会は、活動の一環として、国際切手展情報の充実に注力しています。

国際展情報につきましては、ホームページに随時掲載していますので、是非ご覧ください。

なお、掲題にあります通り、PHILANIPPON 2021の公式サイトが本日4月1日よりオープンしました。
(エイプリルフールではありません)


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[ 2020年04月01日 10:24 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)
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Author:スタンペディア
オンライン世界切手カタログを作っています。

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