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世界初のQRコード付きリーフ展示

切手の収集を再開して3年半になりますが、この間最初の2年間は切手展に行っても一切展示を見ませんでした。自分が出品するようになって初めて見るようになりましたが、今でもちょっと億劫です。これは展示作品のせいではなくて、昔ながらの展示方法に原因があります。

  1. 1フレームが現在ほぼ4*4の16リーフであるため、ちゃんと見る為に動く視線や姿勢の量はかなりの量で、分量をみると相当疲れる。大作は嬉しいですが、歩き回る量は半端なものではありません。
  2. 照明が暗い。切手を守るため。そして節電のため。
  3. 一般的な美術展や博物館では当たり前となりつつある、音声ガイダンス等の補助解説手段がないため、事前に出品者なり作品なりに知識がないと、リーフの上で表現される内容だけでは楽しめない。

これが原因かどうかわかりませんが、小さくない切手展の参観者は大半がブースのみをみて帰っており、展示を見る人はわずかです。

郵政機関が国営で補助金が多く出る時代の切手展の姿としては、ブースが主体より展示が主体である事が体面上も必要でしたが、新興国を除けば補助金が期待できない今日の切手展においては、利益を生み出さないだけでなく、参加者の大多数が楽しみにしていないリーフの展示よりもブースが主体になる傾向が強いようです。その一つの例として、LONDON2010では、リーフ展示スペースを減らす為に期間中に展示作品を入れ替えるという苦渋の取り組みがなされました。旧来の切手展スタイルが好きな郵趣家の気持ちも理解できますが、今後そういった望みは贅沢な望みになると予想しています。

とはいえ、展示されている作品に魅力がないわけではありません。私が面白いと思い始めたのは、出品者やその分野に詳しい人の解説を一緒に聞けた時でした。よくよく考えてみると、美術館や博物館では、作品の前に解説する人がいたり、そもそも音声ガイダンスを多言語で提供していたりします。ということで、先日の全日本切手展にて、すばらしい改善が一つあったので紹介したいと思います。恐らく世界初の取り組みです。

 

 

ご覧の通り、作品にQRコードがついています。これは今回試験的に行われ、審査員が一人一作品のみ作品のポイントをテキストで解説したものです。質・量ともにまだまだ足りませんが、このアプローチを是非、フィラニッポンでもやってほしいと思います。そしてそのときに下記がポイントになると思います。

  1. 日本語だけでなく英語をせめて加えてほしい。
  2. ガラゲーだけでなく、スマートフォンユーザーが増えている事を想定してほしい。
  3. 審査員だけでなく、出品者のコメントも表示してほしい。
  4. テキストだけでなく、動画なども載せてほしい。
  5. 双方向になるよう、参観者が感想を書けるようにしてほしい。

4と5はまだ時期尚早でしょうが、1から3は是非とりくんで欲しいと思いますし、PHILANIPPON2011が世界で最初の改善された国際切手展になってほしいと思います。ともあれ、折角出品者の方が作ったリーフを退屈な展示から救う努力が始まった事を嬉しく思います。関係者の方に拍手です。

 

 

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[ 2011年05月06日 01:09 ] カテゴリ:競争切手展 | TB(0) | CM(0)
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