Stampedia founder's blog

オンライン世界切手カタログ「スタンペディア」創始者のブログです。
Stampedia founder's blog TOP  >  他者の郵趣文献・寄稿 >  日本郵趣史 明治初期から終戦まで 天野 安治 著

日本郵趣史 明治初期から終戦まで 天野 安治 著

日本郵趣協会から昨年出版された、日本郵趣史の本。なかなか手に取る時間が無かったのですが、ヨーロッパ展も終わり、ようやく目を通すことができました。

古今東西、歴史書は勝者の史観で書かれるため事実を必ずしも表していません。フィラテリーの世界においては、そもそも誰でも歴史書を刊行できるので、発行が少部数でも書いた者勝ちという側面もあり、若干懸念していたのですが、副題にあるとおり取扱期間が「明治初期から終戦まで」で、余り興味のない戦後のドタバタが一切描かれておらず、客観的に書かれた論文で、たいへん参考になりました。

単に団体や書籍や収集家を記録するだけでなく、彼らの活動を通じて、初期の日本切手が伝統郵趣の側面から研究されていった歴史が分かる部分は、これまで断片的に知っていた様々な知識が線となりつながったうれしさがあります。日本の郵趣界について語るにあたり、手彫切手についての理解とどのように研究されていったかという部分の理解をすることは大事なのだと改めて思った次第です。

たいへん良著なのですが、心配なのは刊行部数です。なかなか重版できない書籍ですし、あと追加で二部ほど買っておこう、と思った次第です。良著はそうするようにしています。

20130130.jpg

関連記事
[ 2013年01月30日 10:12 ] カテゴリ:他者の郵趣文献・寄稿 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

このブログの筆者

スタンペディア

Author:スタンペディア
オンライン世界切手カタログを作っています。

スタンペディアの出版物
ブログ内検索