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登録審査員による切手展2013

今週末は忙しく、本日土曜日の朝一の一時間、終了間際の一時間をなんとか確保し、参観してきました。やまれんさんや山口さんといった、日本切手の事をいつも優しく教えてくださる先輩に迎えられ、最初に目がいったのは即売コーナー。

第二次大戦中の中国発スイス宛てカバーを何通か衝動買いしてしまいました。切手の状態は決して良くないのと、フィラテリックカバーである点はマイナスですが、最近スイスをクラシックだけでなく、大戦中のincomingメールにまで広げて集める様になったものですから、それで買ってみました。料金とかは重山さんのご専門なので、いつか教えてもらおうと思っています。
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会場には朝から熱心な郵趣家が何名も訪れていましたが、中でもスタンプショウ=ヒロシマ2013でご挨拶させて頂いた、新潟の菊池様に再会できたのがたいへん嬉しかったです。ほぼ同時期の再開組として話す事は尽きる事がなく、時間が許せばもっとお話ししたかったと思います。今後の郵趣振興についても参考になるご意見をお聞かせ頂く事ができ、とても有意義な時間を過ごす事ができました。

夕方にも通って作品鑑賞を繰り返しましたが、私が朝夕と未時間時間で、何度も見なおしたものだけご紹介いたします。(取り上げていない作品は、既に他のミニペックスで拝見したり、個別に拝見しているため記載していないだけで、他意はございません)

・ 手彫切手の話題(テーマティクワンフレーム)高野さん
 手彫研でお世話になっている高野さんのご出品は事前に存じ上げていたのですが、まさかテーマティクとは思わず、いい意味で会場で口をあんぐりさせました。以前、Philatelic Journalで千葉晋一さんが、桜6銭はIonian islandsの切手を模倣している事を書いていらっしゃいましたが、さらに似ているスイスのホテル切手を展示されたり、切手の製版方法の歴史として、原板をコピーしたPenny Balck方式と、シートのすべての切手を掘った龍切手の様な外国切手を紹介(NSWでしたが、ちなみにZurichも同様です)し、その一例として桜切手のリコンストラクションを展示していました。競争展のテーマティクとしては正直難しいテーマだと思います。しかし、是非この作品が更に展開されるのを見たいなと思っています。

・ 日本ポスタル・ステーショナリー(ステーショナリー)古家さん
 名古屋コレクターズクラブの会報で石代さんの紐枠葉書のコレクションを見て以来、ますます興味を持っている初期の葉書。その内、1898-1908年に発行された物を2フレーム展開されたコレクションで使用例の大半は特殊取扱、製造面も恐らく版番号と思われる記述がされており、コレクションの作り方として参考になりました。

・価格表記-保険扱い-現金書留郵便(郵便史)天野さん
 日本の郵便史を料金から出発して勉強中の僕に取っては、現金書留の郵便料金通史である本作品はとても勉強になりましたし、身を以て理解する為にも同様のコレクションを自分の在庫から作ってみたいと思った次第です。

・米大統領シリーズ郵便史-不足料・手数料納付使用例(郵便史) 柏木さん
 JAPEXではいつもためになるアドバイスをくださる柏木さんが力を入れている不足料切手使用例。そのコレクションを拝見するのは初めての事でした。米国には不足料切手があるにも関わらず、日本みたいな、通常切手の不足税使用例が多数展示されており、勉強になりました。郵便史作品を台切手別にやることは競争展では難しい展開法でしょうが、今年のJAPEXの特別展示もにらみ作られた作品かと思います。たいへん勉強になったので、あわよくばもう一度JAPEXで拝見できればと思っています。

・二重丸印から丸一印(マルコフィリー)やまれんさん
 やまれんさんの新作です。たしか去年はハワイ王国の伝統郵趣作品をご出品されており、今年はその続きを期待してきたのですが、メイン領域の小判切手に近いとはいえ、マルコとは思いませんでした。
今まさに通史として学びたい知識が沢山つまった作品でした。いつもありがとうございます。

・戦後の欧文櫛型印(大阪局)(マルコ)石川さん
 石川さんは郵趣研究の連載で、クラシックステーショナリーの判別のご研究を筆頭に手彫切手を集めておられるイメージしかありませんでしたので、まさか戦後の欧文印のサブコレクションが拝見できるとは思っていませんでした。僕は欧文機械印を集めていますので、欧文印も興味があります。この作品も改めてゆっくり見たいのになー、という後ろ髪を引かれたまま会場を後にした作品の一つです。

・戦後の国内線FFC(エアロ)
 稲葉さんも戦前伝統郵趣のイメージが強く、戦後の国内FFCの大コレクション(5フレーム)を見る事ができるとは思ってもいませんでした。葉書料金の郵便史コレクターからすると、1951.10.24-10.31の間のみ使用された国内航空便葉書使用例が何通も展示されており、垂涎の作品でした。

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[ 2013年06月29日 20:04 ] カテゴリ:その他の切手展 | TB(0) | CM(2)
東京のいいところ 地方のいいところ
切手バザールと展示が頻繁にあるのは地方からするとうらやましい限りです。
郵政公社化のさいに地方切手展や子供向けの切手教室がだいぶ切捨てられて、これが10年たってボディブローのようにきいてきた感じです。

地方のいいところは中学受験がないので中学までジュニアの収集がつづく、というのがありましたが、いまではこれもなくなってきそうです。
[ 2013/07/01 17:49 ] [ 編集 ]
展覧会の展示が自宅で見れると本当はいいんですけどね。
ネット全盛の時代ですから、切手展の展示もネットでどこからでもいつでも見れる様にしたいんですが、まだ一部の作品しか対応していないですね。
[ 2013/07/01 20:35 ] [ 編集 ]
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