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明治16年1月1日の郵便条例

外国切手出品者の会で知り合った、長野の奥山さんは、日本クラシックへの造詣も深く、色々な事をおしえてくださるのですが、先日のブログで書いた、明治16年初期の暫定半銭使用についても、「日本切手名鑑 郵便史」のP.58-59にあると教えてくださいました。いつもありがとうございます。

それによりますと、郵便条例の制定後、施行まで半月をきった、明治15.12.18に「駅逓総官の梓調112号」なるものがでて、「利用者に周知されるまでの明治16.1.31までは、5厘はがきを不足扱いせずにそのまま配達するよう指示があったとのことです。

この解釈をするに、暫定市内便半銭という料金帯があったという解釈よりは、市内便含めて1銭に統一されたけど、運用上、5厘を「料金不足としない扱い」だったと考えた方がよいのかもしれません。(つまり黙認)

また、上記「梓調」の出た9日後の明治15.12.27には、期限を明治16.1.31から2.20に延期する通知がでています。これは一月の猶予では周知が十分徹底しないと考えたからと日本切手名鑑は推測しています。

また、30年も前の出版なので、その後の出現でどう変わったのかは分かりませんが、
・暫定期間中に5厘不足を取られた運用ミスの5厘葉書は見つかっていない。
・暫定期間を過ぎて5厘で差し出された事例は少なく、したがってそのような不足料をとられた葉書は少ない。
・5厘はがき+汚れた5厘切手で、後者を無効とした使用例は多い。
・料金値上げに対する世間の不満を抑えるため、配達回数を明治15年の一日10回から翌年には一日19回に増やした。(東京の場合:イ便〜ツ便)※但し不満は起きずむしろ利用は増えたため、明治17年には一日12回に減らした。
・明治16.1.1の使用例は5厘、1銭葉書とも存在する。
・暫定半銭使用は、決して多くない。
・暫定半銭期間終了後の、不足料を取られていない、5厘はがき使用例は存在する。

こう考えると、この暫定半銭だけで一段(=4リーフ)作る事も可能かもしれません。外国人審査員によく理解してもらえるような希少性のアピールできる英文説明をどう書くかもあわせて研究したいですね。

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[ 2013年07月01日 20:29 ] カテゴリ:日本通常切手 | TB(0) | CM(0)
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