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郵趣マテリアルの選定

FIPルールに基づく競争切手展に展示する作品を作るとき、郵趣マテリアルの選択と説明をどのようにするかを色々と考えるのは僕にとっては楽しい時間です。

例えばスイスの一番切手4ラッペンの展示にあたっては、マルチプルが極端に少ない切手でありますから、そのマルチプルはとても珍しいわけですし、また赤線の方向により印刷時期を二つに分けた時の前期について未使用で5タイプ全てを揃えるというのはとても意義がある事だと思います。それ以上に使用例については、この切手がヨーロッパ大陸で発行された最初の切手だということを理解すると、その初日便はヨーロッパ大陸で使用された最初の切手貼りカバーだということになり、恐らく一国の最初期カバー以上の普遍的な価値があると考えています。このように製造面、使用面のどこをとってもどの郵趣マテリアルを選択して展示するかについては、勉強すればするほど、見えてくると感じています。

また郵趣マテリアルの選定は、伝統郵趣に限られた話ではなく、郵便史やテーマティクにもあてはまります。もっといってしまえば、FIPルールに基づく競争切手展ではありませんが、日本のスタンプショウローカルのトピカル切手展においても、その思想の一部は継承されていると感じます。今度のスタンプショウには、「日本の城」というトピカル作品を展示するのですが、古くから郵趣家に人気の同テーマで今回僕が心がけた事が二つあって、
(1)トピカルであっても(テーマティクでいうところの)プランをきっちり作る
(2)郵趣マテリアルの選定をきっちりする
ということでした。

姫路城で言えば、単片切手と葉書を展示して終わりにする事もできるわけですが、赤姫路のそれなりの郵趣マテリアルであれば、未使用に加えて展示しても別にスペースフィラーとは言われないでしょうし、rarity点も獲得できるでしょう。同様の事は外信はがきの姫路城についても言えるでしょうから、戦前や戦後初期の切手については、色々ある収集物の選択肢の中から、これを展示しようと決めて今回は展示をしてみました。

この結果、「名古屋城」については、展示マテリアルが、風景切手の赤い名古屋城と青い名古屋城だけになってしまい、戦後に発行された記念切手や葉書類は除外される形になってしまいました。ここについては僕はページバランスと勘案すれば問題ないと審査してもらえるのではないかと考えているのですが、結果をジュリークリティークでお聞きしたいと考えています。

今月末にスウェーデンで開催される郵趣サミットのテーマはまさにこの「郵趣マテリアルの選定」なので、より理解を深めてきたいと思います。






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[ 2014年04月22日 09:41 ] カテゴリ:競争切手展 | TB(0) | CM(0)
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