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JAPEXの新しい試みに拍手

土日に開催された、登録審査員切手展は二日間通い、楽しく作品を拝見させて頂きました。
そしてこの展覧会にあわせて、今年の秋に開催されるJAPEX2014のルールブックも配布が開始され、それを頂いてきました。

今回から採用される運用で私が6月初旬に耳にして以来着目していた点は、伝統郵趣・郵便史・ステーショナリー・航空郵趣・テーマティク及びその他の各部門(ユース、ワンフレーム、オープンを除く全部門と言った方が分かりやすいかもしれません。)に出品できるフレーム数として1フレームが認められた事です。郵趣を振興する仕組みとして、この取り組みは初心者の参加に門戸を開く物で、非常に評価できます。エキスパート委員会で決定されたと聞いていますが英断だと思います。

JAPEXと全日本切手展は、世界のどこでも通用する共通のルールとして認識されているFIPルールに準拠して審査する事を明言している、日本に二つしかない競争切手展です。準拠をうたった上でそれぞれ独自の仕組みを入れており、各切手展ともこれまで出品できるフレーム数の加減として3フレームを認めてきていました。

しかし私はこの3フレームというのは中途半端な数値だとも思っています。というのは3フレームから5フレームに作品を伸長させるのは、伝統郵趣であれ他の部門であれ、難易度が高い事だからです。一方で初心者が取り組む最低フレーム数としては3フレームはあまりに大きい。そこでJAPEXでは近年、初出品者のみ2フレームでもOKという事を提示したわけですが、それも中途半端。どうして1フレームにしないのだろうと僕はずっと思っていました。

「ワンフレーム部門があるじゃないか!」という質問に対しては、完成度やtreatmentに関して高度に問われる、ワンフレーム部門がどれほど難しいのかについて理解してもらう必要があると思います。JAPEX、全日展ともに審査委員長講評で繰り返し、ワンフレーム部門に出品されている作品の内、本当にワンフレーム部門に出品するのに適している作品が少ない旨が何度も繰り返されています。実際、私もワンフレーム部門への出品では成功した事も大失敗した事も両方ありますが、色々と考えなければならない事が多く、初心者にはとても進められないし、無理して出品すると、相当にショッキングな評価を受ける(少なくとも国際展規則に準拠した審査を審査員が行う事ができれば)と感じます。

一方でリーフ作成に慣れていない初心者に、最初から2フレーム、3フレーム、そして5フレーム作ることを強いるのは高いハードルだと私は思います。その結果ワンフレーム部門に出品し返り討ちにあって切手展嫌いになる人がいるくらいであれば、通常の部門の最低出品フレーム数を1フレームにするというのはたいへん意味があることだと思います。

今後、二大競争展の運営事務局に要望する事としては、
JAPEXは是非初出品者に限定せず、1フレームを認めるよう改善策の拡大をして欲しいということ(例えば過去5年間JAPEXに出品していない人とか、初出品から3年間とかでどうでしょう?)と、
全日展については、最低出品フレーム数を3から1に下げる事の検討を是非お願いしたいということです。


郵趣振興の成功は過去の施策の延長上は存在しないと思うので、こういったパラダイム転換した施策を実施する団体は、他社であれどんどん支持して行きたいと思います。
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[ 2014年07月01日 20:26 ] カテゴリ:競争切手展 | TB(0) | CM(0)
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