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やっぱり鳩が好き(5)

世界で最初に不足料切手を最初に発行したのはフランスで1859年の事と言われています。
それまでの間は、スタンプレスカバーがまだ大手を振って流通していた期間も長く、封筒の表面に受取人から徴収する金額を赤字で書いており、そういった使用例が多数残っています。

今回紹介するカバーは、フランスの不足料切手発明の十年以上も前の1848年(そもそもフランスは切手すら発行していない)に、「バーゼルの鳩」が不足料切手として使用された例です。

20140725_1.jpg

このカバーは、スイスの片田舎のWilという街で年に一回オークションを開催しているRappの出品物からの落札です。このオークションハウスは手数料も22%と立派なのですが、昼飯はケータリング、晩飯はフルコースがタダで食べられるオークションで、夫婦同伴での参加者が目立ち、欧州のフィラテリーの社交性を垣間みた気がしました。でもジャパンスタンプの手数料より6%も多く取ってるんだから、それくらいの事しても罰はあたりませんよね。

少々脱線しましたが、そのWilまで行って、フロアでどうしても入手したかったのがこのカバーでした。国際展を意識してコレクションを作り始めると、カントンの展示で、フレームを奇麗に分ける為には、どうしたらよいか常に悩みます。僕の結論というか戦略は、チューリッヒ:2、ジュネーブ:1.5、バーゼル:0.5でした。

この中で最初に悩んだのはバーゼルの半フレーム=8リーフでした。切手が何種類かあるジュネーブや、5タイプ分類がデフォルトのチューリッヒと異なり、普通に考えたら一種類の「バーゼルの鳩」で、8リーフを埋める為には、製造面の研究だけでなく、変わった使用例を揃える事が不可欠だったためです。

「不足料使用なんて初めて聞いた!」ということで競って落としたのはよいものの、後々考えると、少々説明しきれない点もあるなぁとは思いました。また、スイスの他の郵趣家からは、「本当に不足料切手としての使用って言えるのかなぁ?」とも疑問を投げかけられたりもしました。まぁルックスはいいのですが、この辺りの理論武装をする研究をしないと、この先は行けないなと思っています。



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[ 2014年07月25日 21:21 ] カテゴリ:スイス - やっぱり鳩が好き | TB(0) | CM(0)
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