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内国葉書料金の変遷(1)不統一料金時代

マルコフィリーを除けばJAPEXの日本・郵便史部門には初挑戦となりますが、今年の秋は「内国葉書の郵便史」を展示予定です。

以前のブログでも紹介しましたが、同作品は、JAPEXにいずれ出そうと思っていたのを半年早めて全日展2013に出した作品です。嬉しい誤算で国際展出品資格を得られたものの、出発点は最初から現在までのすべての料金を展開したいという想いでしたので、8フレーム展示が許される唯一の国内競争展であるJAPEXへの出品はようやく願いが叶ったことになります。

この展示を最後に国際競争展での5フレーム展示に向けた準備に入ります。特に新しいところは国際展には連れて行けないと思うので、一度きりの展示になってしまうわけですが、日々作品の構成を「ああでもない、こうでもない」と楽しみながらいじっています。葉書料金というべたなテーマでありながら庶民の生活に密接していた郵便制度を通史で追う事により語る事ができる郵便史の深さをうまく表現したいと思います。

出品テーマについてブログで記事を連載する事で、切手展でよく見てもらう事ができるのは全日展のスイスで経験済みですので、今回は同様の事を内国葉書の郵便史でやってみたいと思います。


不統一料金(明治6.12.1〜明治15.12.31)
展示作品は日本の国内郵便史のかなりの割合を包含する物ですので、全容の展示は難しいので、本作品の骨格である、基本料金の初期・後期使用例に絞って紹介する事にしました。初回は市内便と市外便の区別があった郵便条例制定前の時代です。


市内便(半銭)

20140901_1.jpg
初期使用例:明治6.12.7 朝 本郷発 下谷宛 市内便 (本郷仮役所印)
* 記録される最古の半銭葉書の使用例です。郵便史収集にのめり込む契機となったマテリアルです。

20140901_4.jpg
後期使用例:明治15.12.29 東京 市内便(愛宕は不便地)
* 12/31にいつか会える事を願い、切手市場に通う日々。。12.29まできました。そしてそれは不便地割増料金付きでした。

市外便(1銭)

20140901_3.jpg
初期使用例:明治6.12.11 朝 東京発 大阪宛 市外便
* 「日専」によれば最古は12/6とのことですが、残念ながらご縁がありません。

20140901_5.jpg
後期使用例:明治15.12.7 高崎発 川越宛 市外便(大袋新田は不便地)
* これは300円均一の束から拾ったおぼえがあります。不便地割増の方がもちろん珍しいのですが、珍しいからこそむしろ残存率は高いのかもしれません。

不便地割増料金(+1銭)
半銭の後期使用例が不便地割増料金の後期使用例も兼ねているので、初期使用例のみ紹介します。
20140901_2.jpg
初期使用例:明治7.6.9
* 不便地割増料金の最初期使用例がいつまで遡れているのか知らないのですが、僕の持っている中では最古の使用例です。もっと遡りたいなーと思っています。


しばらくの間、こんな感じで初期使用例/後期使用例をご紹介して行きます。
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[ 2014年09月01日 21:44 ] カテゴリ:内国葉書の郵便史 | TB(0) | CM(0)
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