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ミニ切手展見学記

切手の博物館のミニペックスが中心となりますが、今年は競争展以外の切手展もなるべく時間を見つけて見る様にしています。これまでにも見学記を書いてきましたが、JAPEX以降、三つ程参観しましたので感想を。


第5回世界の植物切手展 11/20−22
トピカルコレクションで近年のスタンプショウのグランプリを総なめしている石田さんから、上京されるとの連絡をメールで頂いたので、出張の合間に時間を作り訪問してきました。

スタンプショウの時期は海外の重要な郵趣イベントと重なる事が多く、数年に一度しか参観できておらず、私自身がお城のトピカル作品を展示した本年についても残念ながら参観叶いませんでした。

そんなわけで石田さんの作品をじっくり展示するのもこれが初めてでしたが、伝統郵趣的な記述が多く、かつクラシックの展示も多く、時間を書けて素晴らしいコレクションを作られているなと関心した次第です。

近代の日本の城の天守閣を扱った私のトピカル作品は、日本切手の割合が多い事もあり、郵便使用例を展示し、郵便史的な記述を多く設けています。石田さんの作品は使用例の展示はあまり多くなく、その代わりに私の作品にはほとんど出て来ないプルーフやエッセイ等製造面の展示が多いと感じました。

トピカルコレクションの作り方についてはほとんど論じられる事が無いため、異なるアプローチによる上位作品を出品者の解説付きで拝見できるのはありがたい事で、展示の背景の考え方についても充分理解する事ができました。作品集のCD-ROMを購入し、来年のスタンプショウに向けて色々と考えてみたいと思います。


第10回変わり種切手展 11/28−30
参観する迄は、変型切手の展覧会かと思っていたのですが、会場に入ったら品川仁さんがいらっしゃり、ご主催のミニペックスなのだということでした。動植物国宝以降の通常切手をジュニア時代に一所懸命に収集していた私としては、日比さんの「印字切手」コレクションの展示6フレームがたいへん勉強になりました。丁度私が収集を中断していた期間に収集されたコレクションで製造面の観点からもたいへん貴重な考察がされているコレクションで、ご出品者の日比茂春さん直々に解説をして頂く事ができました。

印字切手は、国際切手展における現代郵趣のテーマとして面白いかなと思った時期がかつてあります。しかしながら、どうやら昨今、現代郵趣は原則として21世紀発行の切手に限る傾向があるため、1997年から十年間にわたり使用された同切手への関心は薄れていました。でも来春の台湾展の様に時々1980年代以降に限定する現代展もまだ開催されるようなので、そのような展覧会に3−5フレームの伝統郵趣として出品するには非常に面白いと再認識しました。


世界の農産物切手展 12/1−12(全農ビル4階@大手町)
都心の郵趣関連の施設外での切手展ということで珍しく思い見学に行ってきました。こんな機会でなければJAなんぞのビルに行くこともないので大手町のJAビルに初めて入館しました。4階のギャラリーはいわば社食機能があり、入口の展示とパンフレット置き場と常駐されている説明員の方を除くと、切手展とはかけ離れた雰囲気でした。展示も植物切手部会の有志によるトピカルを中心とした10フレームの展示で郵趣的には正直物足りない点がありましたが、それでも私はこの試みには拍手を送りたいと思います。

郵趣振興にあたり、マーケティングの様々な段階でのテコ入れが必要ですが、少なくともファーストコンタクトの観点においては、二大競争展やスタンプショウ、ミニペックスの果たしている割合はゼロとはいいませんが、かなり限定的だと私は考えています。つまりそれらの会場を訪れる時点で、対象者は切手や郵趣にそれなりの意識を持った人になる為です。ジュニア向けの郵趣振興をしていて実感するのは、切手の博物館だけでなく、郵政博物館ですら入場料の値上げにより小中学生の訪問が激減し、最早ファーストコンタクトの場としては適さないということです。

変わるファーストコンタクトの場の模索を早急にしたほうが良いとぼんやりと考えていたのですが、盛り場であればあるほど接触人間の量は増えるわけですから、ビルの4階とはいえ一日の降車人口の多い大手町駅でのトライに意義を感じました。また開催にあたりJAに主催をしてもらいフレーム運搬費等の費用負担をしてもらう試みも斬新ですし、この切手展はベンチャーだと思いました。

ちなみに参観者としての限られた視点からの感想ですが、改善できる課題が沢山あると感じました。
でもそれはこの切手展を開催した成果だと思います。
つまり開催しなければ見えず、参観すらしない人には全く見えて来ない課題が明確になった時点で大きな第一歩だと思います。だから開催にご努力された関係者に皆様に敬意を表します。

このようなイベントの挑戦がこれからも多くの方によってされれば、私はそこから何かを学びたいと思いますし、また、自分もそのようなチャレンジをする機会を今以上に多く設けなければ、と思いました。




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[ 2014年12月02日 20:09 ] カテゴリ:その他の切手展 | TB(0) | CM(0)
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