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売る能力

本日は月に一度楽しみにしている切手市場の開催日。今回も10以上のブースを周り、様々な郵趣マテリアルを入手することができ、充実した一日を送ることができました。最近、切手市場からの帰り道に痛切に感じるのは、郵趣を進める能力の一つである「売る能力」が自分には決定的に欠けているということです。

金銭的に余裕のあるフィラテリストが自分を納得させるために語りがちな言い訳の例として「お金に困っていないからコレクションを処分しない」という言い方があります。しかし私はその彼は、仮にお金に困っていたとしてもうまく売ることはできないだろうな、と思います。つまり処分しない要因は売る能力の欠如によるものであることが大半なのではないかと、自戒を込めて思うからです。

もっとも「売る能力」が備わっていない郵趣家は、金銭的に余裕のあるフィラテリストに限った話ではありません。徳川家康の士農工商のマインドコントロールは、四百年経過した21世紀でも健在で、郵趣家たるもの切手を売ったり、それで利潤を得たりしてはならない、と信じている人はまだまだいらっしゃいます。

金銭的に余裕のないフィラテリストがこのマインドコントロールにかかってしまうと、メインコレクション作りに支障をきたします。金銭的に余裕がある場合はそのような支障はきたしませんが、それに変わって不要な物がスペースを占めたり、バーチャルに経理を考えてみると帳簿上不要な数字が積み上がる等の問題が見えてきます。

そう考えて有名な過去のフィラテリストを見てみると、実は切手を売る能力にたけていたのだということに気づきます。そしてそれは儲けたかどうかではなく、いかに不要な物を自分の手元に置かないか、ということなのだとわかります。

ここで「売る能力の欠如」について冷静に分析すると、三つの段階があると思います。

第1段階 ある郵趣マテリアルについて、自分のコレクションに必要か否かの判断がつかない。
 私は、収集範囲を広くすることは個人の力量の範囲でやればなんら問題ないと思います。
 自分の中で範囲が明確になっていないと、そりゃー一つも郵趣マテリアルを売ることができないのは当然です。

第2段階 自分のコレクションに不要なマテリアルが決まった際に、その値付けができない。
 第一段階がクリアできたとして、次は売値の設定ができなければ販売が始まりません。
 ただ、この問題は競売を利用すれば、市場=マーケットに価格決定を委ねることができる点で、
 欠けてても良い能力なのかもしれません。(ヤフオクやジャパンスタンプオークションなど)

第3段階 自分のコレクションに不要なマテリアルについて、入手価格を下回る販売ができない。
 入手価格よりも安く処分したい人は、いないとは言いませんが少数派です。
 そしてその場合、赤字になって良い範囲が狭い人ほど販売機会を逸失します。


翻って自分について考えてみると、まだ第一段階すらクリアできていないと気づきます。そりゃー「売る能力がない」という結果になるはずです。
広い収集範囲を持ってはいますが、それでも要らないもの、重複しているものはたくさんあるはずですので、今一度範囲を明確にして、目利きできるようにならねば、と切手市場の帰り道には、ここ半年ほど毎回(笑)思うのでした。

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[ 2015年03月07日 19:13 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)
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