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池田健三郎さんのブログへのコメント

本投稿は、池田健三郎さんのブログにおけるポスト「JAPEX最終日 クリティークについて」へのコメントとして書いたものですが、長文だったためか、アメーバブログのシステムからエラーが出てしまい投稿できなかったため、止むを得ず本ブログに掲載したもので原文です。是非上記リンクから元のブログポストをご覧いただいた上でお読みください。

(以下、コメント原文)


こんにちは。いつも興味深くブログを拝見しています。

百人一首や漫画はじめ最近は文科系の趣味も競技を行い活性化することが多いですね。
郵趣はその先鞭で、特に競争展については、世界統一のルールを元に為される競技であり、その点は体育会系の競技者にとっても非常に親しみやすい世界だと感じています。

体育会系の競技の中にも二種類あって、
(1)陸上競技の100メートル走のように誰でも勝ち負けが判断できるものと、
(2)フィギュアスケートのように初心者にはなかなか判断できない審査員競技
があると思いますが競争切手展は明らかに後者ですね。

従って競争切手展を開催するにあたり本質的に必要なのは審査員です。

審査員に対して支払われる経費類は彼らがサラリーマンとして、もしくは経営者として得られる報酬に比較して恐ろしく安価な時給(もしくはほとんどゼロ)だということが二大競争展の決算報告を見るとわかります。

十分な報酬を得ているプロ野球の審判でさえ「絶対」なのですから、ROIに合わない労力をさいてくださっている審査員に対して絶対性を認めるのは出品者の最低ルールであり、それをわきまえていない出品者は出品者の要件を満たしておらず、競争展への出品はまだ早いのではないかと私は思います。

プロ野球でも時々ひどい判定を下す審判がいます。ガルベスの暴投、大豊事件などテレビで生で見ていたこちらからすると激昂するのもわかりますし、外野の観客としてそれを見ていて面白いと感じこともありますが、そうであっても審判は絶対であり、その絶対性を認めない選手が罰されるのは当然のことです。

クリティークにおいて疑問に感じた指摘に対しては、あくまでFIPルールに則った質問をすることが大事なのではないか、その点では、池田さんがまず枝点を聞き、それに従いやりとりをするというのは、よい進め方だと感じました。




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次に審査員の質ですが、これは職業人であるプロ野球の審判に時々「?」と感じてしまう人がいるのと同様で、国際展審査員であっても必ずしも100%正確なジャッジを下せるわけではなく、実に様々であることが実際に国際展に参加するとわかります。

とはいえ最近の国際展審査員はある一定の基準を通過した人物のみに限定されており、そのような人物が審査の中核にいる競争切手展はどの国でもワンランク上の競争切手展として扱われています。競争展の定義は、国際展準拠を宣言する事ですので、それを宣言している日本の二大競争展において、これが今後JAPEXの課題になってくるのではないかと私は思いますし、逆にいえば全日展の強味だと思います。

一方でそのような資格の有無に関わらず国際展で現在揉まれている人々の中にもごく少数ですが正しい判断を下すことができる人がいると思います。というのも競争展の審査には流行(=ファッション)の要素もあり、それは実際の現場でないとわからないためです。従って国際展審査員資格を持っていても長らく審査も出品もしていないと、10年前の基準で審査をしてしまいがちです。

さて翻ってJAPEXの審査員を見ると、上記に該当しない人々が審査をしているのは確かに事実です。

しかし私はそれでも審査員の方々が労力を割いてくださっていることに敬意を表しますし、審査員は絶対だという考えが出発点だと思います。なぜなら彼らが審査員をやってくださらなければ代わりの人がおらず、競争展は成立しないからです。

池田さんが書かれている審査員の質をあげるポイントはどれも的をついたもので、私も大賛成です。JAPEXの審査チームの中にいらっしゃる山田廉一審査員は国際展審査員ですので、彼が今後他の審査員に対して質をあげる努力をしていただければご懸念は杞憂に終わると思いますし、また世界でも数少ないテーマティクのLGを獲得された大沼幸雄審査員や同じくテーマで難しいGを獲得された榎沢祐一審査員が在籍されるテーマティク部門は、ご両名が現在でも現役出品者であり、国際展でもまれているため、既にFIP基準と違わない審査が行われていると感じています。




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最後にお勧めすのはクリティークのセカンドオピニオンの獲得です。

私は真面目に出品している作品については、原則として運営団体のクリティークに参加することに加えて、運営団体以外の審査員にプライベートで作品を今後どのように改善していったらよいか?のアドバイスをお願いしています。

難しい医師国家試験を経た医者ですら、100%正しい判断をくだせるわけではなく、セカンドオピニオンを取る現状が多いことは現在常識です。同様のことを自分の作品へのアドバイスで貰えばよいのです。

そうすれば仮にある切手展の審査員の中に国際展審査員資格を持つ方や最近国際展で揉まれている方が含まれていなくても、正しい収集改善方法を知ることは可能です。

運営団体が努力すべき点であることは確かですが、出品者側も受け身一辺倒の人より、このように汗を書いた人の方がよりよい作品を作れるようになるわけで、そこが差になると思います。

このような努力をしておかないと、「唯一」と勝手に信じているクリティークで疑問に感じる意見をぶつけられた時に、感情的になってしまうのではないかと思います。

何度も書きましたが、どのような質であろうと、審査員は絶対であり、敬意を払う、これが出品者が最低限わきまえる事だと私は思います。
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[ 2015年11月02日 10:22 ] カテゴリ:opinion | TB(0) | CM(1)
私のブログへのコメントありがとうございました!
吉田さんのご意見に私も全面的に賛成です。
今後、主催団体がこうした意見に謙虚に耳を傾けて、日本の郵趣界のために真摯な検討を行うか、単なる雑音として受け流すのか、どちらを選択するのかによって、その真価が問われることになるのでしょう。
読者のみなさんと共に注視していきたいと思います。
[ 2015/11/02 15:20 ] [ 編集 ]
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