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チューリッヒ州・「切手空白の5ヶ月弱」のスタンプレスカバー

1843年3月1日に、ヨーロッパ大陸初の切手を発行したチューリッヒ州では、スイス連邦の成立に伴う国内郵便料金改定で対応する額面の切手がなく、再び切手のない時代に逆戻りします。

この期間1849年10月1日ー1850年2月24日のカバーを先頃一通入手しました。Zurich郵便局 1850年1月24日 午後の引受印と共に、封筒左下に「Franco」の印が見えます。これは到着地までの郵便料金が完納されている場合に押される印で、この郵便物はバーデン大公国(現在のドイツの南部)のEschbach 宛ての国際書状ですが、その金額は6クロイツァーになります。

チューリッヒ・バーデン大公国間は他の外国に比べれば近い方ですので、郵便料金がいくら掛かるかはチューリッヒ郵便局でも計算がすぐに出たのでしょう。往事の国際郵便では到着地までの郵便料金を示せない事も多く、その場合は、決して「Franco」の印は押されず、受取人が不足料を支払うのが常でした。

ところで、先日のミッヘルのスタンプレスカバーのガイドによれば、差出人の支払った金額は封筒裏面に現地通貨で記されるとのことでした。この封筒をひっくり返してみると、やはり、赤い「6」という数字が認められます。

このカバーは先日約8,000円で入手したのですが、国際書状でかつ、赤いFranco印は珍しいそうです。同時代の切手貼りのカバーとは桁が一つ以上違うのですが、調べることが多くて楽しくてやめられません。実は未だにこの人の筆記体は良く読めないので文面も解読できないし、また裏に捺印されている角の丸い長方形で囲まれた消印の意味も(多分到着印だとは思うのですが)良く分かっていません。

実はもっと簡単に入手できる国内宛郵便の方が未入手で、むしろコレクションにはそちらを加えたいのですが、珍しい国際書状で8,000円程度ということは、僕の望むものはそれよりもはるかに安いでしょう。解読の量をこなしていくことでかなり色々と見えてくるのでは?と思っていますので、これからも量をこなそうかなと思います。スイスクラシックもやり方次第では安く楽しめるのです!

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[ 2012年07月23日 21:28 ] カテゴリ:スイス | TB(0) | CM(0)
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