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首を傾げざるをえないJPS福井理事長の「郵趣」巻頭言

日本郵趣協会の会員数減少率が下げ止まったことを数日前に書きました。その後昨日まで、とあるプロジェクトの為に時間が取れず、本日まとめてブログ、メール、郵便のチェックをする中で気付いたことを書きます。本件については、メールやネットでも色々とご意見をいただきましたので。


1.会員力増強運動をまずは見守りたい
池田健三郎さんのブログを拝見したところ、先日の私の投稿に対して2本の投稿がありました。

この2本の投稿の要旨は、池田さんなりに公表数値を分析された上で、「会員減少率は私の言う通りに下げ止まっていない」ということです。また、そこから彼の持論である「郵趣」の編集内容方針の変更提案につなげています。

「郵趣」の編集方針を支持するか否かについては、私と池田さんは180度異なる意見です。これはこの先も埋まらないでしょうし、埋める労力をかける必要もないと思うので、正会員以上でも異なる2種類の意見があることを理解した上で、日本郵趣協会の理事は組織を経営してくれればそれでいいと思います。(何度も書くように、嫌なら会員をやめればいいのですから)

その前段の池田さんの分析については、反論する気は私にはありません。
というのは下げ止まった下げ止まっていないの認定は、見出し以上には重視していないからです。
私が重視しているのは、現在JPSが進めている「会員力増強運動」がうまくいくかどうかです。これにより会員数減少を年200とか300に変化することができれば、池田さんが今から14年後の2030年前後に来ると予測しているJPS会員数3,000人割れを避けることにより、JPSの未来は大きく変わるわけです。この運動の中にいる人物を知っていることもあり、私は、この運動こそが最後の砦だと思いますし、そのためにも初動でまず昨年までの悪い傾向を払拭できたことは良いことで、また今年から発動したその他の施策( WEB会員もその一つ )を元に目標数値を達成し、上方修正して行って欲しいと書いた理由です。


2.JAPEX2016の準備スタート
郵趣ウィークリーを兼ねた正会員報が郵便で到着するとともに、JAPEX2016のホームページが立ち上がっているのを確認しました。明後日より始まる全日展と比べるとネット利用の上手さが際立っていて、デザインはもちろん掲載情報も幅広く深くあり、人材層の厚さを感じさせられました。
これに合わせて、高安紀彰 実行委員長の名で、JAPEX2016寄付金のお願いが始まり、正会員報には料金受取人払いの振込用紙も同封され、郵便の利用もうまく、マニュアル化されている部分の組織運営に関心させられました。

600名前後の人から360万円以上の寄付金が定期的に寄せられるJAPEX寄付金(以下推移)は、国内四大郵趣関連寄付の中でも、突出して支持されている、寄付制度です。

 2011年 624名 3,612,000-
 2012年 635名 3,874,000-
 2013年 644名 3,853,000-
 2014年 592名 3,709,000-
 2015年 566名 3,609,140-

関係者の頑張りでおそらく今年も例年規模の寄付が集まり、素晴らしいJAPEXになると思いますが、その裏には、実行委員会を運営される方のご努力も大きいと思います。
昨年末に指摘した表彰式の運営方法の改善、および審査員の平均水準のレベルアップを審査員を選任する側が図ることにより、二大競争展として全日展に負けない展覧会に将来成長することを私は期待を持って見ています。


3.首を傾げざるをえないJPS福井理事長の「郵趣」巻頭言
これら二つの前向きな郵趣活動をしている方々がいる一方で、それに冷水をかけるような人間がいるとしたら、当該運動の成果は決して最大値にはなりません。

私には、JPSの福井理事長が、「郵趣」の7月号と8月号に書いている内容は、上記の二つの運動を推し進めている理事や協力している会員にとって失礼な内容だなと感じました。

まず福井さんは7月号でNY2016が閑散とした盛り上がりにかけたという記事を書いておられます。これは会員をミスリーディングする誤認記事で、日本で仮にも二大競争展の一方を運営する立場として、他を批評するのであれば、反論が簡単には出てこないような綿密な取材をすべきだと思います。JAPEXの運営にかかる人々にとっても、悪意で他の切手展をけなしてまで、相対的に自分の切手展の水準を引き上げるような嘘を願う人はいないでしょう。

次に8月号では、切手展に訪れる時に、伝統行事や博物館、美術館巡りをすることを書かれています。そのように行動される方がいらっしゃることは知っていますし、夜の食事や遊びを満喫される方もいらっしゃるでしょう。日本国は個人の自由が確立された国ですし、現代は多様な価値観が認められている時代ですから、どの楽しみ方も、選択する個人の自由ですし、私もその一人です。

しかしながら、日本の郵趣を振興させる役割の公益財団法人が、わざわざ郵趣に割く時間を減退させるような提案をするのには違和感を感じます。私は維持会員として、そのような活動に金を出しているのではなく、むしろ多趣味な傾向にあるフィラテリストに対して、より多くの時間、金銭、気合を郵趣に割くように魅力をアピールする立場の団体だと考えて、維持会員になっています。

秋のJAPEXに行こうか考えている会員に対して、JAPEXは大したことないけれど、東京にはいろいろな博物館があるから是非おいでよ、と誘うのでしょうか。その方式がないとは言いませんが、それは正道ではありません。(フィラテリストでない奥様、彼女を誘う口実としての情報提供にはなりえます)巨額な寄付金を集めているわけですから、「あれもあるよ、これもあるよ、盛りだくさんだよJAPEX」と今は言うべきですし、実際にJAPEXの魅力を伝え切れれば、三日間でも足りないくらいのイベントだと思います。(これは全日展も一緒)そして、だからこそ寄付をするのではないのですか?

もちろん切手展の運営方法(展示フレームや展示スタイル)に改善が必要だというのは同感です。
しかし「だから切手展を見ないで他のミュージアムに行く」というのは、いちツーリストの立場であれば、合理的な判断ですが、日本の郵趣を振興させる団体であれば、「それらの博物館の運営方法を参考にして切手展の参観方法を改善する」というのが郵趣を振興させる団体の長の役割ではないかと思います。そしてJAPEXは、全日展と比べてこの点でまだまだ改善する点がたくさんあります。(もちろん逆もまた真なりですが。)

個人の時間、金銭、気合は全てゼロサムゲームです。人々に切手展よりもその他のミュージアムを勧める意思をお持ちならば、日本郵趣協会の理事長になるよりも、別の団体の責任者をされる方が適切です。

何より大事なのは、この巻頭言を読んで、会員力増強活動やJAPEX実行委員会で頑張っていらっしゃる方がディスモチベートされ、成果が最大化されないことです。なぜならば、この二つは、現在の日本の郵趣シーンで取り組まれている幾つかの重大な郵趣振興事業の中にカウントできるほど大事なポイントだからです。無価値な雑音に惑わされることなく、両プロジェクトが成功裏に進められることを祈念しています。







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[ 2016年07月20日 20:39 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)
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