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郵趣3Weeksが無事に終了

昨日まで開催されたJAPEX2016が終了したことで、台湾国際展・第4回ヨーロッパ展から続く、秋の切手展3連チャン・ウイークが終わりました。いずれ劣らず楽しい切手展ですが、3週間続くとさすがに身体への負担も大きく、来年以降、スケジュールを決めるときはより慎重にせねばと反省している次第です。

この間、風邪をひきそうになったことも何度もあったのですが、一度でもひいたら多大なご迷惑を周囲にかけること必至で、ビクビクしていました。扁桃腺が腫れるとすぐに風邪を引いてしまう体質のため、喉の健康に気をつけていたところ、本年より発売開始された喉スプレー式のアズレンが有効ということがわかり、肌身離さず持ち歩いては喉の乾燥を防ぎ、なんとか乗り切りました。


ところでJAPEX2016の出品物は質・量ともに大変充実しており「フィラテリーの人気凋落は何処へやら」と改めて前向きな気持ちになれました。特に展示エリアに、まばらではない参観者が常時いたのは、自分が子供の頃にジュニア切手雑誌に書いてあった「日本の切手収集はまだまだ子供の趣味で大人の趣味になりきれていない」という批判を書いた方に対しても満額回答であり、21世紀にしてようやく到達した現在のフィラテリーこそがベストなのではないかと感じました。(むしろ過去の郵趣人気というのは、切手ビジネスを営む側としては簡単に儲けられるという意味で良かっただけで、自分の収集をし、他人の収集を鑑賞する上ではよほど現在が恵まれているということ。)

私は郵趣を振興したいという立場から、本年のJAPEXには次の三点で参加しました。
  1. 参観ガイドの発行
  2. ボランティアへの参加
  3. 企画展示への協力

このうち、参観ガイドについては、記事をご執筆された方はもちろん、ご覧下さった方にも広く好評で、来年以降も前向きに検討したいと思います。ただ全日本切手展の2倍半の規模のため、編集体制については再検討が必要かもしれません。

というのは、全日展の時と同様に直前まで原稿を受け付けていたのですが、全日展に比べて規模が格段に大きなJAPEXでは編集が完了したと思っても、また原稿が来てしまい、編集スタッフに過重な負担がかかってしまった反省があるためです。なるべく多くの方の記事を掲載し展覧会を盛り上げたいと考える編集者・発行者としては嬉しい悲鳴ではあるのですが、より円滑な編集体制を作りたいと思います。

ボランティアについては前日の展示ボランティアで参加しました。また企画展示は、「新動植物国宝50年」に参加しました。これらについては次項の「JAPEX2016の良かった点・改善点」で再度触れます。


JAPEX2016の良かった点
私はJPS維持会員としてお金の面で微力ながら寄付させていただいていますが、それだけでなくマンパワーも提供すべく、今回のJAPEXにはボランティアとして参加しました。過去の私の発言や、私も多く執筆している「郵趣研究」の記事もよくご覧になられている本ブログ読者の方なら既に周知の通りですが、私はJAPEX2015の運営を論理的にではありますが批判するとともにJPSの副理事長の玉木さんにもその旨をお伝えしております。

ただ私は評論家ではありませんので批判が目的ではありません。現状を知り、うまく回すマンパワーになることが、JAPEXを盛り上げよりよくする為に大事と考えてボランティアに参加したのです。

1)封筒に入った出品作品、数十人分を積んだ台車が、無人で10分以上エレベーターホールに放置されていた。
2)リーフの入ったフレームごとの袋が、フレームの下の絨毯敷き地面に置かれていた。
  (地面が濡れていないとも限らないので、椅子などの上に置くか、立てかけるかしてほしい)
3)2にも関連するが、袋を踏んでしまうボランティアもいた。

今回担当した前日の展示ボランティアでは、ここに書いたような事項は全く認められませんでした。
つまり出品物がエレベータホールで無人で放置されているような状態も認められず、また出品物の入った封筒も原則として地べたに寝かせず、展示パネルの足に立てかけて展示活動が行われておりました。このような指摘次項の改善が認められる様子は、いち出品者として大変安堵できる状態です。良かったと思っています。

またマナーの観点では、これまでに表彰式をきちんと運営できていないJAPEX、全日展を両方共批判してきましたが、昨日のJAPEXの表彰式は劇的に改善されており、大半の出品者に取り満足度の高い素晴らしい表彰式だったのではないかと思います。今年の春に玉木さんに直接お話しした折りには、ご自分で直接表彰式を指揮されると伺っておりましたが、本当にその通りとなり、素晴らしかったと思います。改善できる組織は投資に値する組織です。私は来年以降もJPSの維持会員を継続していきたいと思います。


JAPEX2016の改善点
ただ単に美辞麗句を並べるだけでは、より良い展覧会にすることは難しいので、2点ほど改善点を書きたいと思います。

私は参観者として初日・二日目の大半は展示を見て回りました。そこで気づいたのですが、展示順序を間違えた作品がかなりありました。私の気づいた範囲で5作品あり、1作品で最大32リーフが間違って展示されていました。

この原因の一つは前日のチェック不足にあることは否めません。昨年までに比べてJAPEX2016で展示順序のまちがった作品が多かった理由は展示者による直接展示がなかったことに原因があると私は推測します。

この変更は私が経営者であればしない方針変更です。何故なら切手展における展示はマンパワーを最も使い、セキュリティにも気を使う部分であるにもかかわらず、無料でそのパワーを得ることができるとともにセキュリティも担保できるからです。

おそらく感情的なところで決めてしまったのだと思いますが、そのような二流の経営判断をせずに昨年までの運用に戻すか、コストをかけて全展示終了後にある程度以上のゼネラリストによる目チェックを入れるかしないとおそらくJAPEX2017でも多くの展示順のまちがった作品が会期開始後に見つかってしまうと思います。

お金が余っているのであれば後者でも構いませんが、その場合はJAPEX寄付金の集金行為はやめるべきでしょう。現実的な解としては「元に戻す」+「眼チェック」の合わせ技なのではないでしょうか。いずれにしろ欲しいのは結果なので、来年の改善を期待しますし、可能な限り展示ボランティアとして来年もご協力を惜しみません。

ちなみに私は、ボランティアとして、出品者が展示に参加し、その時ご自分の作品の展示が終了した後に他の作品を見ても怒りを感じることは全くないな、と今回実感いたしました。従いまして、JPSが説明する、ボランティアの気持ちを配慮しての決定というのは、少なくとも私については当てはまりません。そもそも展示ボランティアはそのような暇のないくらい仕事に没頭しなければ仕事が終わりません。従って真面目な態度で参加する人の中にそのような狭量なボランティアなど、存在しないのではないでしょうか。

もう一つの問題点は企画展示です。
ゼネラリストということもあり、私はここ数年でJAPEX、全日展の双方に企画展示を多数協力してきています。私が協力してきた作品数はおそらく最多でしょう。多くの方が両切手展の企画展示で私の作品を目にされていると思います。実際、今年展示した1966issueは国際競争ルールに従って点を取りやすい展開だとこんな感じ、という観点から作ってみたのですが、これまでの作品と違って驚いたと好評でした。また私は参加していませんが、郷土のマルコフィリーも多くの友人が参加し、盛り上がったと思います。

しかしながら、舞台裏の問題はもう堪忍袋の緒が切れたところまできました。私は今後、当面の間、企画展には協力いたしません。もちろん来年以降の競争展示がたまたま企画展示になってしまうことはあるかもしれませんが、競争展示でない企画展示への協力依頼には応じません。

実は今年の企画展の内「南米切手展」については全日本切手展開催直後に出品依頼をいただき、即日OKの返事をするとともに文書での依頼をお願いしたにも関わらず、正規の依頼書が到着したのが、切手展まで30日ほどになった10月になってからで、作品制作を途中までしたにも関わらず、9月初めには断念していたという経緯があります。

「消しゴムを忘れたから貸してくれ」と小学生が隣の席の児童に頼むのと同じ感覚で、切手展の企画展示作品の賃借を考えているとしか私には映りません。私の中には「貸してやっている」などという意識は全くありませんが、その逆に「展示していただいている」という気持ちも一切ありません。お互いは対等だと思いますが、貸し出し側の準備の都合を一切考えずにいる姿勢がここ数年全く改善されないし、抗議書を提出してもJAPEX期間中、実行委員会の誰一人からも何も謝罪もなく、大変落胆いたしました。

全日展の企画展も貸し出し側として体制に問題を多く感じるためその点が改善されない限り協力しないことにしましたが、常勤の職員が何人もいるJAPEXにおいては、実行委員会の意思決定さえあれば、文書一枚を発送するのに数ヶ月要することはないはずです。根っこの問題点は全日展の企画展とは比べ物にならないほど大きく、同じフィラテリストである実行委員会が「消しゴムを忘れたから貸してくれ」感覚で展示依頼をすることを大変寂しく感じました。

競争展において企画展の位置付けが下位であることは当然だと思いますが、作品を貸与する人に対して最低限度の礼節さえ保つ余裕や意識を持ち合わせていないのであれば、併設企画展(無審査)は廃止するか、あくまでも競争出品物をくくる枠組みの一つとして設定されたら良いのではないかと思います。




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[ 2016年11月07日 09:24 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)
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