Stampedia founder's blog

オンライン世界切手カタログ「スタンペディア」創始者のブログです。
Stampedia founder's blog TOP  >  未分類 >  FINLANDIA 2017 の FEPA グランプリは、JEAN VORUZ のジュネーブ郵便史に!

FINLANDIA 2017 の FEPA グランプリは、JEAN VORUZ のジュネーブ郵便史に!

finlandia-lordag-170528-pb-palmares-49-grand-prix_0.jpg
(FEPAサイトより )


先週火曜日から日曜日まで、フィンランド・大阪に出張していました。大阪はジャパンスタンプオークションですが、フィンランドは、今年最大の欧州展との触れ込みで開催された、FINLANDIA2017の参観でした。

スイスとドイツを集めている関係で私の交友関係は欧州が多く、今回も旧知の友人に多く会うことを最大の目的としての参観でしたが、あわせて日本人の収集家が少しでも多く欧州のフィラテリーに馴染んで欲しいという願いがあり、お声がけした方々の中から何名かの訪問者があったのはとても嬉しいことでした。日本では、逆にゆっくり話すこともできない日本各地からの参観者の皆さんとの交流は、楽しいものになりました。皆様に御礼申し上げます。

内外問わず競争展では、新しい友人ができることも楽しみの一つです。今回も多くのフィラテリストやプロフィラテリストの方と新たに知り合うことができました。ヘルシンキからタンペレに移動する飛行機は、乗員60人の半分が切手展関係者で、私の隣に座ったドイツ人のおじいさんもそうでした。30分というショートフライトの最中、バンドン展コレクションを印刷したものを蛇腹にして見ていたところ、国際展審査員でもある方で、声をかけられてびっくりしました。

そんな中でもプロシアの世界的な収集家であり、同コレクションでFIPグランプリを獲得された、Rolf D. Jaretzky氏に最終日に挨拶ができたことは、嬉しいことこの上ないことでした。その時には同時にモルダビアの牛の研究をされたHeimbüchler氏とも交流することができました。もう少し時間があればもっと多くの方と知り合いになれたと思うと、それが最終日のフライト直前だったことが残念です。

さて、冒頭の写真は、私の友人のスイスのJean Voruz氏が彼の『コレクション「ジュネーブ郵便史」で、今回の切手展のグランプリを獲得した』というニュースから拝借したものです。2014年にソウルで開催された国際展でグランプリ・インターナショナルを獲得した郵便史作品といえば、思い出す方も多いのではないでしょうか。この切手展のグランプリ・インターナショナルの最右翼は私はGoggelのスイスクラシックだったのではないかと個人的には思っています。しかし同作品がコミッショナーの手配違いで128リーフ全て揃わなかったために、グランプリ・インターナショナル候補になることはありませんでした。この為、伝統郵趣に比べるとグランプリを取りにくいと言われている郵便史作品に脚光が当たる形となり、ダブルジュネーブの綺麗なカバーなどの大珍品を第一フレームに配したVoruz氏の作品がグランプリ・インターナショナルに輝きました。彼の作品には、伝統をやっている私でも垂涎の的となるようなマテリアルが散りばめられており、FIPグランプリ・インターナショナルの受賞はもちろん素晴らしいことなのですが、今回、FEPA展で、並み居る欧州の伝統を押しのけて、グランプリを獲得したというのは、正直驚きました。展示の中には、ハッカメイの新作のルーマニア(モルダビアの牛=一番シリーズだけで1フレームを構成)等の、明らかにVoruz氏よりもお金のかかっている作品が多数あったのですが、Voruz氏の作品は、一定のRarityを確保した上で、その趣旨や展開が優れていたと、欧州の審査員が評価したという結果なのだと思います。彼はある意味普通のサラリーマンなので、それでも適切な収集テーマを見つけ(これが難しいのではありますが。。。)、しっかりしたプランに基づいて収集と研究を続ければ、国際展グランプリも可能なのだということを示してくれている良いお手本だと思います。おめでとうございます。

最後に今後の欧州の展覧会を抜粋してご案内いたします。
いずれも私は出品者として全日程参加予定です。
欧州のフィラテリーに触れたいが、初めてでご心配な方もいらっしゃると思います。皆初めはそうだと思いますので、ご相談いただければ時間の許す限りお返事差し上げます。

2017/11/30-12/3 Monacophil 2017 (モナコ)
2018/5/17-20 LUGANO 2018(スイス)
2018/8/15-18 PRAGA2018(チェコ)
2019/05/29-6/2 STOCKHOLMIA 2019(スウェーデン)


(5/30 14:20 追記)
FINLANDIAのグランプリが3つあることがわかりました。(下記)

Grand Prix FINLANDIA2017 “Geneva Postal Services 1839–1862”(Jean Voruz)*Grand Prix Class
Grand Prix International “Classic Romania” (Joseph Hackmey)
Grand Prix National "Finland 1856–1875"(Erkki Toivakka)

従いまして、Voruz氏がハッカメイを抑えてグランプリを獲ったのではなく、グランプリクラス(世界展やアジア展のチャンピオンクラスのようなもの?)のグランプリ(世界展やアジア展ではグランプリ・ド・ヌールと呼称)を獲得し、ハッカメイのルーマニアはグランプリ・インターナショナルを獲得したということがわかりました。

両者に上下はないのですが、FEPAのホームページで、Grand Prix FINLANDIA2017がフィーチャーされていたので勘違いしていました。訂正します。

関連記事
[ 2017年05月30日 11:20 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(1)
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2017/05/30 13:59 ] [ 編集 ]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

このブログの筆者

スタンペディア

Author:スタンペディア
オンライン世界切手カタログを作っています。

スタンペディアの出版物
ブログ内検索