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欧文機械印・差し出し使用 戦後最初期使用例

マルコフィリーの欧文機械印においては、現時点では戦後ものは低く評価されがちです。しかしながら、競争展というものはゲームなのですから、低く評価される原因を審査員や競争展ルールのせいにして憂さ晴らしするのは建設的でないと私は考えているので、日本人らしく様々なテクニックを用いて「何故、展示するのか」「何故、珍しいのか」を、作品上はもちろん、英文の論文やシノプシスも活用して、訴求していく必要があると思っています。

そのためには、これまで以上にデータを揃えてそれぞれの消印の最初期と最後期を揃えると共に、消印の用途といった郵便史面にまで伸ばしていかなければならないと考えています。そんな観点から是非欲しかったのが、このカバー。8月のジャパンで一番欲しかったマテリアルで、フロアで決死の覚悟で落としましたが、まぁ他にそこまでこのカバーの価値に気づいている人がいるわけもなく、予想通り大変お安く入手することができました。

押されている欧文機械印は、五本波 OSAKA Type I です。「欧文機械印ハンドブック」(2016, 無料世界切手カタログ・スタンペディア株式会社)によれば、その使用期間は、1955.8.1から1959.12.28ですから決してそのどちらにも属しません。ところが戦後の欧文機械印について、通達も含めて調査していくと、導入理由は、海外から到着する航空便への到着印捺印でした。

1961年から使用開始した東京中央局という外信便差し出しへの抹消に欧文機械印を使用した例外はあるものの、それ以外の局(Osaka, Tokyo AP, Tokyo AMF)は到着印以外の使用例が少数です。中でも初期に当たる五本波では、Tokyo AMF、Tokyo APは1通も差し出し抹消を確認できておらず、次に少ないのがOsakaのType Iです。オフカバーでは、10- XI 1956を持っているのですが、オンカバーでは、手元には26-III 1959しか所有していませんでした。ですので、オフカバーに半月ほど敵わないものの一気に使用例の時期を3年も更新するこのカバーは何としても展示用に入手したかったのです。

このカバーはタイトル通り、差し出しに使用された欧文機械印としては、戦後最古のものです。

2017年08月28日23時05分47秒_005

1955 45 Yen aerogramme tied by r.l.m.c.
OSAKA 14-16 29-XI 1956 to Washington D.C. US
R.L.M.C. Five wavy lines in Osaka, the postwar earliest usage of R.L.M.C. on outgoing mails


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[ 2017年09月11日 01:37 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)
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