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欧文櫛型印NAGASAKI、金属印とゴム印が一通の書状に押された使用例

第二次世界大戦の始まりとされる、昭和14年9月1日からほどなくして、日本から英国宛の郵便物はシベリア経由で送付できなくなり、米国周りの経路を取らざるを得なくなりました。

シベリア経由よりも日数がかかってしまうこのルートで、時間短縮を図る方法として、北米大陸横断を飛行機に頼る方法があり、その為の航空料金を支払った使用例が今回派手めなカバーを入手できましたので、ご紹介します。

結論から言うと第二次世界大戦開戦直後の9/11差出にも関わらず、ほぼ一月で英国に到着しており、高い航空料金を余分に支払った甲斐があった郵便物です。(本来なら36銭の書留書状で済んだのではありますが)

書状表面左上のVia Americaの文字、その下のSan Pedro - New Yrokと言う米国内航空ルートを示す赤文字、これらの上にPer Avionと赤鉛筆で書いた上で、線で目立たせていて、なかなか賑やかなカバーです。それに加えて、書留を示す十字の線を青鉛筆で、封筒の表と裏に記しており、更には英国到着後、ノッティンガムのアーノルド市内における転送もあり、多数の海外中継印とも合間って、私好みの派手なカバーになっています。

20180928_01.jpg

これに加えて日本人的に言えば、NAGASAKIの欧文櫛型印の金属印とゴム印が同時に一通のカバーに押捺されている点に興味が行くでしょうが、僕はむしろ封筒裏面のフラップに見える紋章が気になります。どう見てもこれは英国王室の紋章なのです。ノッティンガムと言えば、ロビンフッドですが、王室はあまり関係なさそうだし、これは一体どう言うことなんでしょうか。書留郵便物であるにも関わらず差出人の名前が書いておらず手がかりがありません。英国に詳しい方教えてくださいませ。

20180928_02.png

1938 10 Sen and 1937 50 Sen franked on the front, tied by metallic roman letter c.d.s.
and 1938 10 Sen and 1937 6 Sen franked on the back, tied by rubber roman letter c.d.s.

NAGASAKI to Arnold, Nottingham / GB via USA, 11 9 39 ( 1939, Showa 14 )
Arrived at San Pedro, California, 9/30 and was carried to N.Y. by plane, 10/2.
Arrival datestamp for registered mails of Brimingham and Nottingham, 10/12
It was forwarded in Arnold, no payment for which were charged to the recipient.

76 Sen correctly paid for registered letter to GB, carried by airmail in USA
20 for a letter, 16 for registration fee, and 40 for airmail fee in USA
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[ 2018年09月28日 19:40 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(1)
政府紋章ではないでしょうか。
盾の上に、冠をかぶったライオンがいないことから、紋章は国章ではなく政府紋章のように見えます。

柘植久慶 著『奇妙な書簡』『戦場を駆け抜けた郵便』のいずれかに、差出地(私邸の所在地)の消印、筆跡から推定される当時のフランス大統領の私信とおもわれる図版とともに、抜き取り等のおそれから、差出人を書かないことがありうるとの記述があったことをおぼえています。
[ 2018/10/16 19:36 ] [ 編集 ]
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