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英国王室ロンドン郵趣協会の会員数はJPSの半分以下

日本郵趣協会は、会員数減少に歯止めがかからなくなった2016年度から、従来公表していた会員数の公表をとりやめましたが、公開情報である決算情報から推定される2017年度末の会員数は7495人と対前年500名減少しており、2019年3月31日現在では、6000人台に突入した可能性があります。

かつては38,000人もの会員を抱えていた事実があるため、同協会の経営を有償・無償で引き受けた人の中には、最大の使命を会員数の維持や回復に置いている人も多いようですが、それが現在の会員の第一の希望であると検証されたことは一度もありません。

だいたい一会員にとって、所属する大きな切手サークルの会員数など関心ない数字であって、維持会員として多めの寄付を毎年支払う私にとっても、毎年1億円近い会費収入があるのに、この程度のアウトプットかとがっかりしながら毎年の決算報告を読んでいます。

私が、理事に任命された人々に理解してもらいたい事は、私の寄付は『郵趣振興になんら資さない組織維持のための活動』の為に惰性で使われ続けているのではないかと、いつも疑惑を持って見ているということです。

フィラテリーには、社交的な趣味であるという側面がある一方で、普段の活動は一人でもできるという二面性があります。後者の特徴は、(1)インターネットの普及で情報の公開性が高くなり、(2)印刷コストが安価になり、blogともども情報発信コストが軽減された現在、さらに強化され、もはや昔のように、限られた郵趣団体の幹部のみが、情報を独占し甘い水を吸える時代ではなくなりました。このような時代に、郵趣振興=自らの団体の会員数の増大を唯一の目的と考えているようであれば、その団体は最早、郵趣振興に貢献する団体の役割は終えたと言わざるを得ません。

もちろん、会の維持のためにある程度の会員数は必要でしょう。正直、郵趣振興協会も100名程度は会員がいないと、私の持ち出しは多いままでしょう。しかしながら、38,000人も必要かというと甚だ疑問で、その会員数を正当化するには、毎年国際競争展を主催するくらいのアウトプットが必要ではないでしょうか(笑)。現在の郵趣協会が会員数6,000人台の集金力に見合ったアウトプットを出しているかについて、考えていた時に、先日スウェーデンでSTOCKHOLMIA 2019という展覧会を開催した英国王室ロンドン郵趣協会(ロイヤル)の会員数を会長スピーチで知り、唖然としました。わずか2,500人なのです。

これを聞いて『JPSはすごいな、ロイヤルの二倍以上も会員がいるんだ』と思うお花畑さんもいるでしょうが、少しでも洞察力のある人ならば、国際展大金賞レベルの作品が50点以上も展示される2,000フレーム規模の会員限定展覧会を開催できるだけの切手サークルが、この地球上に存在する事実に気づくでしょう。

ロイヤルも会員数増加は狙うところですし、これだけのアウトプットを出すのであればその必要性は十分理解できます。毎月定期刊行されている機関紙の水準もすばらしいのですが、会員数増加のみに目を向けて安易な消費行動を助長するような方針には一線を画しているので、新会員が劇的に増えているわけではありませんが、それこそが既存の会員がもとめていることだと思います。

日本では『郵趣』という言葉には共通の定義が存在しないので、言葉を未定義のまま、ボランティアで経営にタッチする人が、個人の恣意的な考えのもとに、『郵趣』の範囲を拡大しているように見えます。そしてそれが狭義の「郵趣」を楽しむフィラテリストからすると面白くないわけで、この点が解決しない限りは、JPSの会員数が再び増加に転じることはなく、水原明窓の成果を食いつぶしていくだけの歴史を辿ることになると思います。

ただ幸いなことに、すでに日本のフィラテリーの環境は、JPSがなくなっても問題なく継続できる状態に達していると思われる為、この現状はあまり悲観する必要もないのかもしれません。私としては、定期的にチェックしている、JPSがなくなったら困ることリストの弱点をスタンペディアプロジェクト(WEB、雑誌、単行本出版を行うスタンペディア社、オークションを開催するオークション社、郵博特別切手コレクション展を開催する郵趣振興協会など)を通じて、具現化・強化することに力を注いでいきたいと改めて認識いたしました。


お断り:これまで The Royal philatelic society Londonを王立と和訳してまいりましたが、Royalには、「国王の保護のある」「王権の下にある」「王立の」などの意味がありますが、必ずしも「「王立」とは限らず、歴史的経緯を見ても、わが国で言うところの「王立」とは言えない為「王室」を今回より使用することにします。
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[ 2019年08月08日 13:26 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)
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