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細分化した作業工程から構成されるスケジュール管理と実際の作業における必要手順の明確化

「こちら葛飾区亀有公園前派出所」という漫画があります。「少年ジャンプ」の看板作品の一つでしたのでご愛読されていた方も多いと思うのですが、私の好きなタッチの作品でなかったため、私はほとんど読むことがありませんでした。

作者の秋本治さんという方のインタビューをたまたま見る機会がありました。
40年間に渡る連載を書くにあたり、「午前9時から午後7時の定時勤務で睡眠もしっかりとり、アシスタントはタイムカードで出退勤を記録し」残業させない、という記述を読み、締め切りにおわれて24時間血眼で漫画を描く漫画家のイメージと違い面白い方だなと思い、じっくり読んでみました。

このインタビューは、漫画家による仕事術の書籍の出版に関する企画でしたが、事業開始直後は仕方ないが「スポ根」仕事は続かないので、スケジュール管理の徹底、作業工程の把握による無駄の排除などで仕事のスピードの効率を上げるという考え方には強い共感を持ちました。
また同氏が『少年ジャンプのスポ根マンガのような、「あきらめるな。最後の最後にどんでん返しだ」というかんじでしょうか。ただ、なかなか現実には起こらない。』と語る件は笑わずにはいられませんでした。その通りですね。

大勢での共同作業を効率的に進めるにあたり「いい感じで」という感覚的な指示しかせず、問題が発生してから、発注主が反省せずに、発注先の責任のみを追求すると言うことはフィラテリーの世界でも垣間見るのですが、このような無能な指示が通じるのは
(1)時間の余裕があり
(2)才能があり
(3)気心の知れた人に対してだけ
トラブルを避けるためにも指示には工夫が必要だと書いてありましたが、インタビュー全編を通して秋本氏は当たり前のことしか書いておらず、結局は「やるかやらんか」の違いだなと思った次第です。

私の郵趣活動は、多くのプロジェクトが並行して進んでいるのですが、3ヶ月に一度ペースのものが結構あります。年がら年中おなじことをやっているならともかく、この年4回と言うのは絶妙に忘れがちなタイミングです。そこで、いくつかの分野では手順書を充実させ、それを見ながら必要な手順の実行を忘れて失敗しないように進めています。またスケジューリングについても、向こう1年分を日にち単位で細分化してGoogleカレンダーにあらかじめ登録することにより、漏れがこないようにしています。

細分化した作業工程から構成されるスケジュール管理と実際の作業における必要手順の明確化の両輪が揃えば、作業量がある程度まで増えても怖くないわけで、結局は仕事の進め方の優劣によりアウトプットは決まるという至極まっとうな話です。

クリエイティブな仕事にスケジュール管理が向かないのではないかと言う考え方に対しても秋本氏は疑問を呈しており、見切り発車で「まず形にし 後から修正」すればよいと言っています。この点も私は同感で、例えば展覧会向けの個人の作品作りなどはまさにこの通りです。私は作品作りについては1 リーフを平均20分で作るスケジュールでうごいています。どうせ最初からベストな作品など完成しないことがわかっているので、まずはアウトプットを優先させたいからです。それに、リーフデータはMACに入っているので完成度を上げたければ、完成後に時間が取れたら作り直せばよいだけのことだからです。

一方で手順書をまとめる能力は誰でもが持つものでない技術であり、日本人でリーダー層の人にもかけがちです。「この仕事はマニュアル化できるものではない」といっている場合は、大抵このケースに当てはまります。しかし、さまざまなビジネスを通じて思いますがゲームの開発であろうとプロ野球球団の経営であろうと、能力ある経営者がきちんと管理してそこそこの経営ができないものなど滅多になく、少なくとも私がこの10年間にみてきた日本のフィラテリーにおけるビジネスやプロジェクトの規模や程度で、マニュアル化できないほど高度なものは一つもないというのが私の感想です。JPSが特にインターネット分野でここ数年非常にoutputの質を上げてきている背景には、マニュアル化の技術の活用があるのではないかと私は推測していますが、誰が旗振り役なのでしょうかね。

このように本インタビューは、わたし自身の仕事を再確認するよい企画でした。もっとも、このインタビューで秋本氏に共感はしましたが、「こち亀」を今から読もうとは思わないなぁ。「美味しんぼ」の初期なら何度でも読みたいけど。。。
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[ 2019年11月14日 09:45 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(1)
「秋本治の仕事術」というご本人が書いた書籍にも同様の記載があります。規則正しい生活、自分で決めたルールを繰り返す。というのが40年間、こち亀の連載を続けられた理由だと書いてあります。「両さんと歩く下町」という秋本治ご本人が書いた書籍には、子どもの頃よく切手屋に行ったという記載もありました。
[ 2019/11/21 21:53 ] [ 編集 ]
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