Stampedia founder's blog

オンライン世界切手カタログ「スタンペディア」創始者のブログです。
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中華民国宛て航空葉書2通

最近相次いで入手した、中華民国宛ての戦前の航空葉書2通をややこしい形で並べて見ました。
中華民国は、第二次世界大戦前は大陸にあり、戦後は台湾に移動したことがややこしさのポイントです。


左の葉書は昭和13年の台湾宛て。
現在の台湾は中華民国ですが、当時の台湾は日本国内ですから、この航空葉書は内国郵便です。

試験飛行でない、内国航空郵便制度は、昭和4年4月1日に本土内及び本土・朝鮮間で始まり、昭和10年10月8日から本土・台湾間でも始まりました。本土内に比べると、本土と外地(朝鮮や台湾)の間の航空料金は当然高く、個別に設定されていますが、葉書においては15銭でした。

この時点で15銭切手は、菊切手を最後に発行されていませんでしたので、色々な貼り合わせが存在し、富士鹿も当然絡んできます。


一方、右の葉書は昭和15年の中華民国・上海宛て。
現在の上海は中華人民共和国ですが、当時の上海は中華民国です。いずれにせよ、この航空葉書は外国郵便です。

戦前における外国宛て航空郵便は複雑で、経路を楽しむことができる郵便史として極めて楽しい分野です。そんな中で、日本・満州間や日本・中国間の郵便は外国郵便であるにも関わらず、割安な内国扱いで送ることができましたが、航空料金は、日本・外地間よりも一段階高いレートに設定され、それは葉書においては18銭でした。

18銭切手は存在しませんので、色々な貼り合わせが存在します。

2017年08月28日23時05分47秒_0032017年08月28日23時05分47秒_002

2 Sen postalcard uprated by 1937 7, 8 Sen tied by c.d.s
NAKANO MIYAZONO DORI 13.11.21 to Taiwan
17 Sen correctly paid for internal airmail post card to Taiwan,
2 for post card, and 15 for internal airmail fee between Japan - Korea or Japan - Taiwan.

2 Sen postalcard uprated by 1937-40 8, 10 Sen tied by c.d.s
SHINBASHI 15.11.21 to Shanghai, China
20 Sen correctly paid for international airmail post card to China,
2 for post card, and 18 for international airmail fee to China or Manchuria.


[ 2017年09月14日 21:11 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

[告知]郵政博物館における「郵博特別切手コレクション展」2018年度 展示団体を募集

こちら、再掲になりますが、応募期限は、今月末(9/30)までとなりますので、参加希望団体の皆様は、お忘れにならないようお申し込みください。詳細は、特定非営利活動法人 郵趣振興協会の下記ページをご覧ください。

郵政博物館における「郵博特別切手コレクション展」2018年度 展示団体を募集



[ 2017年09月13日 19:20 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

欧文機械印・差し出し使用 戦後最初期使用例

マルコフィリーの欧文機械印においては、現時点では戦後ものは低く評価されがちです。しかしながら、競争展というものはゲームなのですから、低く評価される原因を審査員や競争展ルールのせいにして憂さ晴らしするのは建設的でないと私は考えているので、日本人らしく様々なテクニックを用いて「何故、展示するのか」「何故、珍しいのか」を、作品上はもちろん、英文の論文やシノプシスも活用して、訴求していく必要があると思っています。

そのためには、これまで以上にデータを揃えてそれぞれの消印の最初期と最後期を揃えると共に、消印の用途といった郵便史面にまで伸ばしていかなければならないと考えています。そんな観点から是非欲しかったのが、このカバー。8月のジャパンで一番欲しかったマテリアルで、フロアで決死の覚悟で落としましたが、まぁ他にそこまでこのカバーの価値に気づいている人がいるわけもなく、予想通り大変お安く入手することができました。

押されている欧文機械印は、五本波 OSAKA Type I です。「欧文機械印ハンドブック」(2016, 無料世界切手カタログ・スタンペディア株式会社)によれば、その使用期間は、1955.8.1から1959.12.28ですから決してそのどちらにも属しません。ところが戦後の欧文機械印について、通達も含めて調査していくと、導入理由は、海外から到着する航空便への到着印捺印でした。

1961年から使用開始した東京中央局という外信便差し出しへの抹消に欧文機械印を使用した例外はあるものの、それ以外の局(Osaka, Tokyo AP, Tokyo AMF)は到着印以外の使用例が少数です。中でも初期に当たる五本波では、Tokyo AMF、Tokyo APは1通も差し出し抹消を確認できておらず、次に少ないのがOsakaのType Iです。オフカバーでは、10- XI 1956を持っているのですが、オンカバーでは、手元には26-III 1959しか所有していませんでした。ですので、オフカバーに半月ほど敵わないものの一気に使用例の時期を3年も更新するこのカバーは何としても展示用に入手したかったのです。

このカバーはタイトル通り、差し出しに使用された欧文機械印としては、戦後最古のものです。

2017年08月28日23時05分47秒_005

1955 45 Yen aerogramme tied by r.l.m.c.
OSAKA 14-16 29-XI 1956 to Washington D.C. US
R.L.M.C. Five wavy lines in Osaka, the postwar earliest usage of R.L.M.C. on outgoing mails


[ 2017年09月11日 01:37 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

何倍の・・・・

四倍をfour timesと書く人もいますが、僕はquadrupleと書きます。
その表記を見た人から、一覧を教えて欲しいと言われたので、まとめました。お使いください。

Names for tuples of specific lengths
1 single
2 double
3 triple / treble
4 quadruple
5 quintuple / pentadruple
6 sextuple / hexatruple
7 septuple
8 octuple
9 nonuple
10 decuple
11 undecuple / hendecuple
12 duodecuple
13 tredecuple
100 centuple
[ 2017年09月10日 10:47 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

2018年5月のエルサレム国際切手展情報を掲載しました。

掲題について、特定非営利活動法人 郵趣振興協会のホームページ http://kitte.com/ (定期的に更新しております)にて取り上げましたので、ご覧下さい。

[ 2017年09月09日 18:58 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

「日本の記念特殊切手コレクション展」展示作品一覧が発表される。

掲題について、特定非営利活動法人 郵趣振興協会のホームページ http://kitte.com/ (定期的に更新しております)にて取り上げましたので、ご覧下さい。

[ 2017年09月04日 11:14 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

1966 夢殿7円葉書 往復葉書 返信 速達使用例

ヤフオクで予想通り競ってしまったマテリアルです。

ステーショナリーは全てを集めているわけではありませんが、ところどころに好きなシリーズがあります。特に葉書は、かつて「内国葉書の郵便史」という作品を作り、基礎を勉強しただけに思い入れが強く、紅枠葉書から今年の往復葉書まで広く集めています。

七円葉書は中でも好きな時代です。わずか5年ほどの間に、夢殿、夢殿発光、飛天1、飛天2、飛天3と五種類もの葉書が登場すると共に、自動化・機械化の郵便史も描けます。またこの後になると少なくなってしまう、往復葉書の外信返信利用も珍品として登場するのがこの時代のマテリアルの特徴です。

本使用例は、その中でも中級マテリアルになる、往復葉書の返信速達です。先日も書きましたが、往復葉書の速達において、返信の速達使用例は実に少ないと実感します。本使用例はその観点でまず所有したかったのですが、記念切手の使用例として珍しい1967年ユニバーシアード50円貼りだったため、そちらの筋の方と競るだろうなぁ、と思ったらやはり競りました。なんとか入手できて一安心です。

2017年08月08日12時48分02秒_005

1966 7 Yen reply postal card reply part uprated by 1967 50 Yen commemorative stamp, tied by c.d.s.
HIRAYU, Gifu to Ichinomiya, Aichi, 43.7.18 ( 1968 )
57 Yen correctly paid for express postcard.

[ 2017年08月27日 13:13 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

風景切手(穿孔)外信別配達 米国あて重量便書状

見つけた瞬間から狙っていたヤフオクのマテリアルです。

横浜局の書留ラベルが貼られており、サンフランシスコの到着印も押されているため、実逓であることに間違いはないのですが、切手は抹消されていないという不思議な使用例です。ただし差し出しは蘭印商業銀行であり、貼られた切手は同行の穿孔切手である「NIHB」が入っていますので、確実な実逓だと考えています。

表記も、「秩父丸ホノルル経由」と記載されており、美しいのですが、未抹消なので私の手元に安価で転がり込んできたのでしょう。急速郵便は、専門家の大家がいらっしゃいますので、私はこの程度のマテリアルでも入手できただけラッキーです。descriptionにそう書きましょう。ちなみに料金計算したところ、重量便でした。

2017年08月08日13時44分32秒


1926 10 Sen, a vertical pair franked with 2 Sen and 1929 50 Sen, un-cancelled
with arrival datestamp of SAN FRANCISCO in purple
YOKOHAMA to San Francisco, JUL 15 1931 as arrival date
72 Sen correctly paid for Special Delivery double weight letter to US, 10 for surface letter,
6 for additional fee per each 20g, 16 for registration fee and 40 for special delivery fee.
[ 2017年08月25日 14:17 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

1921年 欧文機械印YOKOHAMAの七本波=>六本波の切り替え日時

1920年12月21日に使用開始されたYOKOHAMAの七本波欧文機械印は、1921年7月に六本波欧文機械印に切り替えられたことが、昭和60年頃に行徳国宏氏の研究により明らかにされています。

当時の調査で1921.7.4とされていた七本波欧文機械印の最後期は、その後筆者の調査で1921.7.8とわずかに更新されていましたが、最新の調査では、1921.7.21となっています。

一方、六本波欧文機械印の最初期は、当時の調査ですでに、1921.7.22とされていますので、両消印が併用されなかったと仮定すると、この日が切り替わり日になります。

ただ、YOKOHAMAの六本波欧文機械印で、現物もしくは画像で確認できている最初期は、1921.8.4です。このため、私が発行する『欧文機械印ハンドブック(2016, 無料世界切手カタログ・スタンペディア株式会社)』では1921.7.22のデータには現物未確認の注釈も併記しています。今後の現物の発表が待たれます。


R.L.M.C. of YOKOHAMA (3 kinds)
Seven wavy lines        1920.12.21 - 1921.07.21
Six wavy lines JAPAN Type I 1921.07.22 - 1923.08.29
Six wavy lines JAPAN Type II 1924.01.25 - 1930.07.20


2017年08月21日10時50分09秒_002
2017年08月21日10時50分09秒_001

ところで、このマテリアル、ジャパンスタンプオークションから競売前に画像を入手して、確かビッドにも参加したと思うのですが、出てきません。ひょっとしたら落札できてなかったのかも。。。

1914 10 Sen tied by c.d.s
TIENTSIN 16.7.21 IJPO to St.Louise, US via Yokohama
R.L.M.C. Seven wavy lines as transit datestamp in Yokohama, 21 JUL 1921


stampedia006.jpg 
昨年米国で発行した『欧文機械印ハンドブック』日本でも20部ほど販売しましたが現在絶版です。
[ 2017年08月21日 10:54 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

2015年500円、インド宛てEMS

こちらもインドの友人からの里帰り品。

これは返してもらうことを前提に作った、田型二点貼り。切手の左側によくわからない数式?があります。切手の下には日本郵便による青い「国際郵便引受チェックシール」が貼られると共に、インド税関の「FREE」紫印が3個も押された賑やかなカバーです。EMS宛名状の下のビニール袋には、内容物の申告用紙が入っており、それは付属していませんが、EMSの実逓としてはなかなか良いものが手に入りました。

2017年08月08日11時19分13秒_002


2015 500 Yen block of four franked with 100 Yen block of four tied by roman letter roller cancellation
102 KAIJI BLDG to Patna, India, 4 VII 16
2,400 Yen correctly paid for EMS of the weight between 1 Kg and 1.25 Kg.
[ 2017年08月16日 12:36 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(1)
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